チューブラットプルダウンのやり方|広背筋の逆三角形つくりゴムバンド筋トレ
逆三角形体型を目指す場合に重要な筋肉が広背筋ですが、その基本的な種目とも言えるチューブラットプルダウンのやり方を解説します。あわせて、目的別に最適な負荷回数設定についてもご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.myfit.ca
チューブラットプルダウンが効果のある筋肉部位
広背筋中心に僧坊筋や脊柱起立筋にも効果がある
チューブラットプルダウンは、広背筋を中心として僧坊筋など表層の背筋群に効果があるだけでなく、二次的に脊柱沿いのインナーマッスルである長背筋群(最長筋・多裂筋・脊柱起立筋など)にも効果的です。
特に広背筋のなかでも側部に効果のある数少ないトレーニング種目で、逆三角形の身体つくりには欠かせない自宅筋トレと言えます。
読みかた:こうはいきん
英語名称:latissimus dorsi muscle
部位詳細:上部|下部
起始:下位第6胸椎~第5腰椎の棘突起・肩甲骨下角第9~12肋骨|正中仙骨稜・腸骨稜後方
停止:上腕骨小結節稜
読みかた:そうぼうきん
英語名称:trapezius muscle
部位詳細:上部|中部|下部
起始:後頭骨上項線・外後頭隆起・頚椎棘突起|第7頚椎・第1~3胸椎棘突起|第4~12胸椎棘突起
停止:肩甲棘・肩峰
なお、詳しい筋肉名称と作用に関しては下記の筋肉名称図鑑をご参照ください。
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チューブラットプルダウンのやり方
チューブラットプルダウンでもっとも大切なポイントは、腕を引いたポジションで肩甲骨をしっかりと寄せて背筋群(広背筋・僧坊筋)を完全収縮させることです。肩甲骨の寄せ方が不完全だと、腕の筋肉・上腕二頭筋に負荷が逃げてしまいますので注意してください。
■チューブラットプルダウンの正しいやり方
1.上からテンションがかかるようにトレーニングチューブをセットして構える
2.肩甲骨を寄せながら腕を引き寄せていく
3.腕を引き寄せたら、肩甲骨を寄せ、顎をやや上げて背筋群を完全収縮させる
4.ゆっくりと筋肉に負荷をかけながら元に戻る
背筋群を完全に収縮させるためには、肩甲骨を寄せるだけでなく、顎をやや上げて首の後ろもしっかりと収縮させることが大切です。
合わせて行いたい種目
チューブラットプルダウンは背筋群のなかでも側部に効果がある種目ですので、合わせて背筋中央に効果的なケーブルローイングを行うことをおすすめします。
チューブトレーニングで筋肥大は可能?
チューブトレーニングで筋肥大は可能か?
ということはよく議論されることですが、結論を言えば可能です。ただし、チューブトレーニングだけでは負荷不足ですので、予備疲労として自重トレーニングである程度ターゲットの筋肉を追い込んでおくことが重要になります。
なお、下記の記事はジムトレーナーである筆者の率直な意見を述べた記事ですので、ご参照ください。
▼チューブトレーニングと筋肥大
また、筆者の運営する海外トレーニング器具輸入代理店では、運営ジムで事前に試用・品質確認を行った高品質なトレーニングチューブセットを、仲介業者を通さずに直接製造元(MYDAYS株式会社)から輸入することでリーズナブルな価格で提供してます。
本トレーニングチューブは一般的な(安価な)トレーニングチューブとは違い、高品質認定を受けた生産工場で製造しているだけでなく、各種のアタッチメントも取り付けられるように大型のカラビナフックを採用しているのが特徴です。
チューブラットプルダウンの目的別の重量回数設定
筋トレで鍛える筋肉=骨格筋には三種類の筋繊維があり、それは、以下のようになります。
○遅筋(持久筋・SO筋・赤筋)
持久的な運動および筋収縮の主体となる筋繊維の種類が遅筋です。収縮する速度が遅く(Slow)、酸素(Oxygen)をエネルギーにして収縮することからSO筋と呼ばれています。筋トレにおいては、20回以上の反復回数で限界がくるような低負荷・高回数でトレーニングします。
○速筋(短瞬発筋・FG筋・白筋)
10秒以内の瞬発的・爆発的な筋収縮の主体となるのが、速筋のなかでも短瞬発筋と呼称される筋繊維です。この筋繊維は、収縮速度が非常に速く(Fast)、筋細胞内のグリコーゲン(Glycogen)をエネルギー源として収縮するのでFG筋とも呼ばれます。筋トレにおいては、10回以下の反復回数で限界がくるような高負荷・低回数でトレーニングします。
○速筋(長瞬発筋・FO筋・ピンク筋)
やや持久的な1分ほどの筋収縮の主体となるのが、もう一つの速筋である長瞬発筋と呼ばれる筋繊維です。収縮速度が比較的速く(Fast)、呼吸による酸素(Oxygen)をエネルギー源とするためFO筋とも呼ばれています。筋トレにおいては12~15回の反復回数で限界がくるような中負荷・中回数でトレーニングします。
つまり、ダイエット目的で身体を引き締めたい場合は20回、細マッチョトレーニングなどで適度に筋肥大したい場合は15回、本格的に筋肉を増やすトレーニングでは10回で反復限界がくる重さの設定でトレーニングを行ってください。
チューブラットプルダウンにおすすめの筋トレグッズ
出典:glfit.net
トレーニングベルトは腰を締め付けて筋力をサポートすることにより「腰を保護する」働きがあるほか、腹圧を高めることによって「最大筋力を向上させる」作用があります。
自宅での筋トレでも、とくに追い込んだ効果的なトレーニングを行い方には必須のアイテムです。
なかでも、写真のようなナイロン製のタイプは簡単に洗濯できて清潔な上、丸めるととてもコンパクトになりますので、公営ジムなどに出かけるときにも便利です。
背中の筋トレで多いケースが「背筋力よりも先に握力がなくなってしまい、十分に追い込めない」というものです。
筋トレは101%で追い込んではじめて大きな効果がでます。写真おパワーグリップやリストストラップなどの握力補助グッズを使用して、確実に背中の筋肉を追い込むことをおすすめします。
なお、筋トレにおすすめの実際に筆者のジムでも使用しているグッズ類につきましては、下記の記事にまとめてありますので、是非ご参照ください。
▼筋トレ効果を高める器具グッズ類を見る
トレーニングチューブには、伸びれば伸びるだけ負荷が強くなる漸増負荷特性があるほか、筋肉を個別に鍛えることのできる多様なアイソレーション種目(単関節種目)がるので、自宅での自重トレーニングやダンベル筋トレの仕上げ・追い込みトレーニングとして最
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この記事のライター
アームレスリング元日本代表/ジムトレーナー/生物学博物館学芸員/一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事