新潟の食べ物以外のお土産おすすめ10選【名産からおしゃれな雑貨・小物まで
新潟土産と言えば、米どころならではの柿の種・笹だんご・日本酒というイメージですが、地場産業の銘品は食べ物や飲み物ばかりではありません。せっかく新潟へ来たのだから、見るたび・手にとる度に土地の郷土や文化を感じられるお土産を選びたいと思う方も多いのではないでしょうか。今回は普段遣いして貰えそうなお土産品を見てみましょう。
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アイキャッチ画像出典:ja.wikipedia.org
古今東西、異文化を上手に取り入れてきた新潟県
出典:nbz.or.jp
新潟土産を考え始めると「お米、お酒、柿の種、笹だんご」というイメージが浮かびますよね。新潟県は、土地の広さが全都道府県中第5位で、古代日本の律令制における広域地方行政区画である五畿七道(ごきしちどう)が通っています。幕末に新潟が開港五港の一つになると北陸地方と東北地方を結ぶ交通網の接点として盛え始め、明治には道路・鉄道といった陸路の整備が促進。そうして北陸道は日本海沿岸の交通網の主要ルートとなります。
そのような背景から多種多様の異文化が入ってくることになり、それを上手に取り入れ対応・進化させて来た新潟県。そのような土地だからこそ磨かれた技術・技能で作られ、そして世界にまでも送り出している企業やお店が、とても多くあるのです。
伝統文様 長財布・カードケース【紙・和雑貨ほしゆう】
和紙の質感や色彩を活かし、日本の風情溢れる商品を多数展開する「紙・和雑貨ほしゆう」の長財布(1,000円)とカードケース(500円)です。
心地よい手触りの紙に日本の伝統文様を丁寧に手染めにてあしらわれており、糊を使わず職人の手作業で一枚の紙から作られています。長財布はマルチケースとしての利用も可能。軽くてしなやか・ぺたんこなので、バッグ内のちょっとした隙間にスッと入り、持ち運びはとてもラクで便利。最近マスクを愛用する方が増えているから、数枚入れてマスクケースとして持ち歩くのも良さそうですね。
店舗情報
取扱店 新潟県内の土産店など
製造・販売 株式会社ほしゆう
所在地 新潟県燕市吉田東栄町7番8号
問い合わせ 0256-93-4121
オリジナルはんこ【本間印舗】
明治33年、営所通に創業した老舗のはんこやさん。立ち上げ当時と変わらない「彫ることよりも、字を作るということ」という思いにこだわりを持ち、オーソドックスな認め印などのほかにも芸術性に富んだデザインはんこを作り出しています。
メガネやカメラのイラストはんこや、「ごめんな」「すき」とまるで子供の字フォントのユニークな『へんな文字はんこ(650円)』も必見。幾つか選んで渡せば、手紙や写真のデコレーションが好きな方は喜んでくれるでしょう。
店舗情報
所在地 新潟市中央区古町通5番町594
営業時間 10:00~18:00(水曜定休)
問い合わせ 025-222-4985
本間印舗公式サイト
新潟県内の古きよき日用品【 hickory03travelers】
出典:co-trip.jp
懐かしい雰囲気漂う上古町商店街の中にあるヒッコリースリートラベラーズ。築80年の木造2階建(元酒屋)を活用した空間を利用し、「日常を楽しもう」というコンセプトにもとづいて、新潟で使われている日用品をはじめとする様々な物やコトを再提案・デザインし、クリエイトする集団のお店です。
写真のトートバッグは酒屋さんの前掛けで使われる生地で作られており、酒瓶を入れたら「これぞ新潟!」と言われそう。この他障がい者福祉施設で作る商品や新潟の老舗、伝統工芸品、商店街のお店などとのコラボ商品も展開。品の入れ替わりが頻繁なので、お土産に選んだ1品はレアな物になるかも知れません。
店舗情報
所在地 新潟市中央区古町通り3番町556
営業時間 火~土 11:00~18:00
日 11:00~17:00
月曜定休(祝日の場合翌火曜定休)
問い合わせ 025-228-5739
hickory03travelersのオフィシャルサイト
ヒッコリーラベラーズ公式インスタグラム
『新潟たべもの』シリーズ【wonnder3 mitarii】
倉敷意匠、マスキングテープ、紙モノ、北欧柄モノ、手ぬぐいなどが揃う路面雑貨店です。
こちらで選びたいのは「新潟たべもの」シリーズ。手ぬぐい、ToDoリストである「すること帖」、「マスキングテープ」など、新潟特産品の可愛らしいイラストが描かれた日々使われるアイテムが目を引きます。マスキングテープは1923年創業、岡山県倉敷市の老舗・カモ井加工紙の和紙を使用。「毎日美味しいたべものをいただける日々に感謝をこめて」という想いを新潟に代わって描いたのは、「日本の文化や精神性を、日常生活の中に取り入れてゆくきっかけを作る」ことを出発点にした東京の雑貨メーカー・星燈社。このセンスなら、渡されたらきっと喜ばれること間違いありません。
店舗情報
所在地 新潟県新潟市中央区新和1丁目3-30
営業時間 10:00~19:00(火曜定休)
問い合わせ 025-288-2633
WONNDER3 mitarii公式インスタグラム
わらぶ『ふくら 新潟シリーズ』【株式会社ネオス】
株式会社ネオスのブランド・わらぶの「ふくら」は、越後の手漉き和紙・小国和紙用いた小物入れ。
古くから日本でおめでたいとされているカタチである松、竹、梅、扇、瓢箪(ひょうたん)、鯛、達磨(だるま)、小槌(こづち)の8種類のかたちを、和紙で立体に成型しています。そのデザインは昔ながらの和柄からモダンなものまで種類は豊富。
これに新潟シリーズが仲間入りしました。佐渡のトキ、県木のユキツバキ(2種)、山古志・小千谷の錦鯉(4種)の計7種。文字通りふっくらとして手のひらやポケット、カバンの中にすっぽり収まるサイズも魅力的。小物入れだけでなく、2~3個選んで壁掛けインテリアにすれば、インスタ映え間違いなしです。
店舗情報
ブランド名 わらぶ
取扱店 新潟県内の土産店
製造・販売元 株式会社ネオス
所在地 長岡市幸町1-3-10
問い合わせ 0258-33-8836
わらぶは伝統技術や地域資源にデザインをプラスし現代のライフスタイルに合った和モダンなインテリアを開発するプランドです。
トキのぬいぐるみ【トキの森公園】
国の特別天然記念物であるトキに会える、佐渡市・トキの森公園。ここへ遊びにいけるのは4月~11月の期間限定になりますが、こちらの売店に、羽の色にとことんこだわって作った「トキのぬいぐるみ」があります。
ここで取り扱っているお土産商品は、ほとんどオリジナル。他にもTシャツは子供から大人までサイズもデザインも豊富。温かみがある木製キーホルダーやマグネットも、お土産に迷ったときにおすすめです。
店舗情報
所在地 新潟県佐渡市新穂長畝383-2
営業時間 8:00~17:00
開園期間 4月頭~11月末まで(無休)
クレジットカード利用不可
問い合わせ 0259-22-3807
(夜間・冬期:0259-55-2174)
「トキの森公園」の売店公式ページ
絵蝋燭【岡田蝋燭店】
和蝋燭の専門店・岡田蝋燭店の蝋燭は創業32年。代々受け継がれてきた技法で「昔ながらの和蝋燭」の手作りし、その素材はハゼの木の実から取る櫨蝋(はぜろう)を100%使用。新潟では昔途絶えてしまった和蝋燭を復活させ、今日に至ります。新潟県内に和蝋燭店は幾つかありますが、岡田蝋燭店の品は画風が現代に沿っていて取り入れやすさがあります。
和蝋燭は意外と煙が立たず、流行りのキャンドルに比べ蝋が最後まですっきりキレイに燃え尽きてくれるから片付けがラク。無地の和蝋燭もあり、小ぶりなものが数本入った「ミニ棒型」は手軽に使え、揺らめく炎をのんびり眺める和みタイムも、切りよく楽しみたい方におすすめ。
店舗情報
所在地 新潟県新潟市中央区上近江1丁目6-40
営業時間 9:00~17:00(日祝定休)
問い合わせ 025-256-8356
岡田蝋燭店公式サイト
香り小町文香【香り小町】
お線香やお香など、約1,000種類もの品揃えをしている専門店「香り小町」は、9代目・川崎又吉が新潟市本町八番町に「やままた」「三條屋」の屋号で婦人小間物の店を出したことから始まりました。現在店主は13代目の老舗。新潟では三條屋又吉を略して三又「さんまた」と呼ばれています。
こちらの新製品「香り小町文香(ふみこう)」(3枚入り、1,000円)は、千社札タイプの匂ひ袋。服や名刺入れに忍ばせて、ほんのり香りを移して使います。何かを渡す先の方へ香りを届ける、日本古来の香の使い方。さり気なく取り入れるのにピッタリです。
店舗情報
所在地 新潟市中央区古町通6番町974-1
営業時間 10:00~17:30(水曜定休 祝日の場合を除く)
問い合わせ 025-226-7676
玉響『雅』【明間印刷所】
おみやげグランプリ2015で準グランプリを受賞した、玉響(たまゆら)の「雅」は、平面素材に描かれた絵を切り取りそのまま簡単に組み立てて造る、手軽な和のインテリアです。芳香剤のカバーやLEDライトを入れてランプシェード、軽いので糸で吊るして楽しむことも可能。
玉響とは、古代神話の勾玉(まがたま)が触れ合う時の“ほのかでかすかな響き”のこと。製造・販売は三条市にある明間印刷所。簡単に捨てられることのないものづくりをモットーに、名刺などをはじめレーザー加工されたブライダルペーパーアイテムも手がけている実直な会社です。
店舗情報
取扱店 JR燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」
所在地 新潟県三条市下須頃502-3 JR燕三条2F
問い合わせ 0256-34-7310
株式会社明間印刷所公式サイト内
株式会社 明間印刷所Facebookページ
砂金【佐渡西三川ゴールドパーク】
新潟・佐渡ヶ島には昔から金・銀山があります。その歴史は正確な記録は無いのですが平安時代に遡り、西暦1100年頃の「今昔物語」にも載っているのです。
その西三川砂金山のそばにある、西三川ゴールドパークという金の“体験型”資料館。ここではなんと砂金採りを体験ができ、記念にキーホルダーや根付け、ネックレスなどにその場でお土産用に加工出来るんです(有料)。自分で採集した金を持ち帰ってプレゼントすれば、話が盛り上がること間違いなし!営業時間が時期により変わりますので、お出かけの際はよくご確認ください。
店舗情報
所在地 新潟県佐渡市西三川835-1
営業時間 3~4月・9~11月/8:30~17:00,
5~8月/8:30~17:30,
12~2月/9:00~16:30
無休
カード不可
問い合わせ 0259-58-2021
新潟バージョンクラフトホリック【CRAFTHOLIC】
クラフトホリックとは「地球に遊びに来ているCRAFT星の生物(宇宙人)」という設定で、モデルやタレントをはじめ世界中で人気の可愛らしいゆるキャラです。ぬいぐるみをはじめ、衣料や生活雑貨など商品のカテゴリーはとても豊富。面白い企画として、FC TOKYOとコラボレーションしたクラフトホリックが作られたこともあり、その流れで人気なのがご当地モノ製作を得意とするマックスリミテッドとコラボした「ご当地クラフトホリック」。写真は新潟バージョンで、付属している缶バッジにはご当地グルメの笹だんごの絵と『NIIGATA』の文字で新潟をアピール。小さいのに存在感があるし、とにかく癒やされるその姿に、贈るお相手は思わず表情をほころばせてしまうことでしょう。
店舗情報
製造・販売 マックスリミテッド
販売場所 新潟県内のお土産物店・サービスエリアなど
問い合わせ 072-953-2261
特産品を用いたお土産を買って帰ろう
出典:p-prom.com
小さなお土産でも、新潟で発展してきた手漉き和紙を惜しみなく利用していたり、またそれを発想豊かに展開させたものづくりが多いという印象がとても強いですね。
お土産店や雑貨屋さんだけでなく、こだわりのお米を使ったごはん屋さんやカフェなどでも魅力的なご当地雑貨を扱っているという話も耳にします。新潟へ遊びに行った際は、立ち寄る先々で趣あるお土産になりそうな品があるかアンテナを張って、レアな物を見つけてみてください。
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この記事のライター
1級販売士・日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエ。スイーツ記事は、知人のパティシエ・パティシエール達からの情報も参考にしています。