ロシアでおすすめのお土産15選

ロシアといえば、ウォッカやマトリョーシカを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。マトリョーシカに代表されるように、ロシアには可愛い雑貨がたくさんあります。また、甘いお菓子からお酒、衣類までバラエティーに飛んだお土産が手に入るのも魅力的です。今回は、ロシアでおすすめのお土産を15選ご紹介します。

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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com

ウォッカ大国ロシアってどんな国?

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ウォッカやマトリョーシカなどが有名なロシアは日本とも地理的・政治的に密接な関係にあり日本でも話題に上がることが多い国の一つです。

ロシアは国土の大部分が寒冷な気候で、短く涼しい夏と長く厳しい冬が特徴です。ヨーロッパに近いところでは、1月〜2月の平均気温はー10度前後ですが、シベリアではー20〜30度、内陸部ではー50度を下回ることもあります。モスクワでも、夏の最高気温で20度前後しかなく、冬は寒い時はー10度を下回ります。

ロシアは世界で一番大きな国であり、その国土は日本の約45倍にも及びます。その一方で、人口は日本とほぼ変わらず、日本の人口より2000万人多い程度です。

ロシアではロシア語が公用語であり、英語を話せる人はかなり少ないのが現状です。とはいえ、近年若い人が英語に力を入れていることから英語が話せる人は以前に比べて随分増えています。首都のモスクワではホテルではもちろん観光地では英語が話せる人も多いそうです。

ロシアへは、モスクワまでアエロフロートや日本航空が直行便を運行しており、約10時間で到着します。また、サンクトペテルブルクやモスクワなどのヨーロッパロシア地域へ行く場合はヘルシンキなどを経由して行くこともできます。

【1】Шапка(シャプカ)

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ロシアの伝統的な民族衣装に使われるシャプカは、ロシアお土産の定番の一つです。寒い冬を乗り越えるのに最適なシャプカはフサフサのファーが特徴的で、国内では防寒具、海外ではファッションアイテムとしても人気を集めています。

ミンクの毛皮を使った高級品からウサギのもの、フェイクファーを使用したものなど種類は様々で値段も幅広いです。ただし、本物の毛皮は生産過程がわからないため動物愛護の観点から控える方が無難かもしれません。モスクワ最大の蚤の市といわれる「ヴェルニサージュ市場」で手軽に購入できますよ。

【詳細情報】
ヴェルニサージュ市場
住所:73Ж строение 2、, Измайловское ш., 73Ж строение 2, Moskva
アクセス:地下鉄3号線Партизанская(パルチザンスカヤ)駅近く

【2】Платок(プラトーク)

出典:www.etsy.com

プラトークとは、ロシア語でショールと言う意味でロシアの民族的な女性用の被り物のことを指します。マトリョーシカにもよくこのプラトークが描かれていますよね。

寒く長い冬を耐え抜くのに、ウール100%の正方形の大判スカーフはロシアの女性の必需品です。鮮やかな色と花のデザインは、使い勝手のいいオシャレアイテムとしても活躍しますよ。

【3】Матрёшка(マトリョーシカ)

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こちらは誰もが知っているロシア土産の定番、マトリョーシカです。実は、もともと日本の箱根細工に影響されてできたそうです。ここでも日本とロシアの繋がりがうかがえますね。

マトリョーシカは手書きのものがほとんどなので、同じデザインでも一つづつ顔が違うことがよくあります。じっくり見てお気に入りの子を見つけてください。

【4】Гжэль(グジェリ焼)

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グジェリ焼きはモスクワから80kmほど離れたところにあるグジェリ村で作られている陶器です。白地に青と丸みのある形が特徴的なグジェリ焼きはロシアで一般的に使われていて、ナプキン入れやカップなど様々なものがあります。日本にもあるようですが、ロシアで買えば半額ほどで手に入りますよ。

グジェリ焼きの他にも、ロモノーソフというロシア皇室でも使われた陶器も人気です。こちらは、ロシアらしい華やかなデザインが特徴的です。お値段も張るので予算に余裕がある人にはこちらもおすすめです。

【5】Хахлама(ホフロマ塗り)

出典:www.therussianstore.com

ホフロマ塗りはロシアの漆細工で、黒地に金や朱で木ノ実や草花が描かれています。ホフロマ塗りは1659年から文献に登場し始め、19世紀にその技法が確立された歴史ある工芸品です。また、ロシアの家庭では未だに食卓に上がる、馴染み深いものです。

手作業で製作され、型版も下絵もなしに直接絵を付けていくため毎回微妙に色合いがデザインが異なり、一つ一つが個性的なのも魅力の一つです。

【6】Яйца Фаберже́(インペリアル・イースター・エッグ)

出典:www.faberge.com

ロマノフ朝時代、宝石師カール・ファベルジェが皇帝のために作ったのが「インペリアル・イースター・エッグ」で、日本では「ファベルジェの卵」とも呼ばれています。

繊細な装飾が美しく、多くには独創的な仕掛けが施されています。お土産には、値段もお手頃なネックレスやペンダットトップなどのアクセサリーがおすすめです。

The Imperial Eggs | The World of Fabergé | FABERGÉ.com

The Imperial Eggs – learn more about the iconic Imperial Eggs master crafted by Peter Carl Fabergé for the Russian Imperial family.

【7】Чебура́шка(チェブラーシカ)

出典:www.flickr.com

大きな耳と丸い瞳がキュートな「チェブラーシカ」は、日本でも人気のあるキャラクターです。1960年代にソ連で誕生した国民的アニメキャラクターで、今尚ロシアで愛され続けています。

チェブラーシカがモチーフになったマトリョーシカやぬいぐるみ、グジェリ陶器など色々なグッズが販売されています。日本ではあまり見かけない相棒のワニ「ゲーナ」のグッズもおすすめです。

チェブラーシカ オフィシャルサイト - Cheburashka Official site -

【8】「ババエフスキー」のトリュフチョコレート

出典:www.uniconf.ru

ロシアを代表するチョコレート会社「БАБАЕВСКИЙ(ババエフスキー)」が販売している「Трюфельный крем(トリュフチョコレート)」は、甘さ控えめの大人のチョコレートです。

ビターなチョコレートクリームと香ばしいアーモンド、そしてサクサクのウエハースが3層になっています。ばらまき用のお土産にもおすすめですし、きちんと箱に入っているものもあるのでちゃんとしたお土産にも使えますよ。

Кондитерский концерн «Бабаевский»

Кондитерский концерн «Бабаевский» - одна из старейших кондитерских фабрик России, входящая в холдинг "Объединенные кондитеры".

【9】「クラスニー・アクチャーブリ」のアリョンカ

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ババエフスキーと並ぶロシアの老舗チョコレート会社「Krasnyy Oktyabr(クラスニー・アクチャーブリ)」は日本でも「レッド・オクトーバー」の名称で巷でファンを集めています。

看板商品の「Алёнка(アリョンカ)」チョコレートは、ロシアの伝統衣装をきた少女「アリョンカちゃん」が目印で、独特な甘みとミルキーなコクで人気です。板チョコだけでなく、ウエハースやキャラメル入りのものなど種類も豊富なので色々試してみてくださいね。

alenka.ru

【10】пряник(プリャーニク)

出典:www.flickr.com

モスクワの南に位置するトゥーラ市の銘菓「プリャーニク」は、小麦粉に蜂蜜を混ぜた生地にクルミやレーズンなどを加え、スパイスを効かせて焼き上げた伝統菓子です。

表面には模様があり、長方形や楕円形の形をしています。トゥーラ市内では露店に並んでいますが、昔から家庭でも作られてきたお菓子です。素朴な味わいが魅力のプリャーニクですが、間にジャムを挟んだものもあります。

【11】「ДОМ МЕДА(ドムミョーダ)」のはちみつ

出典:dommeda.ru


長く厳しい冬を耐え抜かなければならないロシアでは、風邪予防のために習慣的に蜂蜜が使われています。中でも、天然非加熱で栄養満点の「ドムミョーダ」の蜂蜜はモスクワで大人気です。

定番のアカシア蜂蜜の他にも、リンゴの花やチョコレートを用いた珍しい蜂蜜もあります。ただし、英語が通じず、商品の説明もロシア語で記載されています。大小の瓶が用意されていて、量り売りの蜂蜜は試食ができますので、試食して好みの蜂蜜を見つけてくださいね。

【詳細情報】
ДОМ МЕДА(ドムミョーダ)
住所:Ulitsa Novokuznetskaya, 5/10, строение 1, Центральный АО, Moskva
TEL:+7 495 951 10 12
アクセス:「Novokuznetskaya」駅近く

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【12】чёрная икра(キャビア)

出典:www.flickr.com

世界三大珍味の一つであるキャビアはロシアの名産として世界的に人気があります。同じキャビアといってもチョウザメの品種によって値段が異なります。もっとも値段の高いのが青いラベルの「ベルーガ」、次に黄色ラベルの「オシェトラ」、そして赤ラベルの「セブルーガ」と続きます。

スーパーでは人口キャビアやランプフィッシュの卵が並んでいることもあるので、空港内の売店か国営のお土産店で購入するのが確実です。名産といえど、ロシアでもキャビアは高級品です。小瓶でも10,000円前後するので予算には注意してください。

【13】сметана(スタメナ)

出典:www.russianfoodmalta.com

スタメナはロシア料理によく使われるサワークリームのようなものです。濃度にはバリエーションがあり、最高で25%のものがあります。ロシアでは、ボルシチなど料理のワンポイントによく使われているので料理好きな人におすすめです。

ビーフシチューやハンバーグに使うとすごく濃厚な味に仕上がりますよ。少し入れるだけで味が変わるので、少しづつ加えてくださいね。

【14】Kvass(クヴァス)

出典:www.amazon.com

クヴァスはロシアでは夏の定番ドリンクです。クヴァスは黒パンを水に浸して甘みを加えてから発酵させた微炭酸のドリンクで、カラメルのような香ばしさとほのかな甘さ特徴的です。


ビタミン・カルシウム・ミネラルが豊富で夏バテ予防に最適です。ロシアでは、夏になると街中にクヴァスの屋台が現れ、1杯100円以下で購入することができます。最近では、スーパーでいつでも手に入れられるので一度試してみてください。

【15】ウォッカ

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ロシアといって一番初めに頭に浮かぶのがウォッカですよね。ロシアには約5000種類ものウォッカが存在し、ロシア人の生活からは切っても切り離せない存在です。

ウォッカを冷凍庫に入れて、トロッとした状態でショットグラスで飲むのが定番です。ウォッカはアルコール度が高いので冷凍庫でも凍りません。冬のロシアでは、パーティーに行くと冷凍庫ではなく外気に晒してウォッカを冷やすそうですよ。

Beluga - Noble Russian Vodka.

おわりに

ロシアは意外とお土産にできるような可愛い雑貨が豊富です。上記の他にも、ソビエトシャンパンという王室御用達のスパークリングワインや美しい琥珀など魅力的なお土産がたくさんあります。ご紹介したお土産はスーパーやデパートで簡単に手に入るものばかりです。お土産探しの際は他にも色々見てみてくださいね。

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むる

デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。

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