成功者のためのお酒"プレミアムテキーラ"の魅力

テキーラの知られざる魅力

筆者は日頃からいろいろなお酒を飲みますが、その中でも一番好きなお酒はテキーラです。

好きが高じて、MBAの在学中に同じくテキーラにハマった友人とテキーラの輸入会社を設立したり、日本ではまだ50人もいないグランマエストロ・デ・テキーラと呼ばれるテキーラの上級ソムリエを取得しました。

それだけ聞くと、まるで酒好きでハードドリンカーのように聞こえますが、決して酒豪なわけでもなく、テキーラを飲み始めたのもここ数年の話です。さらにいうと、当初はテキーラにはあまりいい記憶がなく(笑)、どちらかというとあまり好きなお酒ではありませんでした。

それでもテキーラが一番好きなお酒と断言するようになったのは、テキーラにはまだまだ知られていない素敵な魅力がたくさんあるからなのです！

テキーラのイメージは？

日本では罰ゲームや一気飲みのお酒

テキーラはメキシコのみで作られる蒸留酒です。逆にメキシコ以外で作ったものはテキーラとは呼びません。

詳細は省きますが、テキーラにはシャンパンのように産地呼称制度によって保護されているほか、作り方などに厳格なルールが設けられています。現在、メキシコには1000種類以上のテキーラがあるといわれ、その中で日本で販売されているのはそのうちの約100種類ほどといわれています。

テキーラを飲んだことがないという方でも、テキーラの名前だけは聞いたことある人も多いでしょう。
しかし、日本ではテキーラはどちらかというと罰ゲームや一気飲みをするためのお酒として浸透しているイメージが強いといえます。

たしかに飲み方として、塩とライムを用意してショットグラスで一気に飲むという飲み方は本場のメキシコでもありますが、テキーラの飲み方はそれだけではありません。

残念ながら、日本では一気飲みのイメージだけが一人歩きしてしまったように感じます。

欧米ではセレブや成功者のためのお酒

その一方で欧米では、テキーラはセレブや成功者のためのお酒というイメージが強く、お祝いの場で乾杯をシャンパンの代わりにテキーラで行なうシーンも増えています。

世界で一番テキーラを消費している国は、じつは生産国のメキシコではなくお隣のアメリカです。
特にハリウッドでは有名人が自らブランドオーナーになるなど、テキーラに対するステータスの高さには目を見張るものがあります。

テキーラがハリウッドにおいてプレミアムなお酒として扱われるようになったのには諸説ありますが、その一つに、一時期テキーラが手に入りづらく高騰したことが挙げられます。

１９９０年代にハリウッドを中心に１００％アガベのプレミアムテキーラの大ブームが起き、原材料であるアガベアスールの生育が追いつかなくなってしまい、テキーラの生産が大幅に低下しました。それによってテキーラは高騰してしまい、セレブたちだけが買えるお酒として希少価値が高まったといわれています。

テキーラとハリウッドは密接な関係にあります。ハリウッドのリベラルな雰囲気、良いものを求める気質に合っているお酒だからではないかと思います。映画の賞レースであるレッドカーペットには、必ずと言ってよいほどテキーラのスポンサーついています。　～中略～　時代の先駆者達により、現在のテキーラブームへの道が開かれ、テキーラのセレブなイメージが世界中へ配信されています。

出典：www.tequila.jp.net

テキーラの魅力

テキーラの魅力は数多くありますが、その中でも筆者がテキーラをオススメするポイントを３つお伝えします。

味わい深い

テキーラは大きく、ミクストテキーラとプレミアムテキーラ（100％アガベテキーラ）に分けることができます。

よく罰ゲームで飲まれるのはミクストテキーラが多いです。逆にプレミアムテキーラは、シャンパングラスやシェリーグラスなどで香りを楽しみながらじっくりと飲むのが美味しいとされています。
テキーラのアルコール度数は規定により35～55％の間と決まっており、ほとんどのものは38～40％でウィスキーやブランデーと同じ度数です。そのためストレートでじっくり飲んでも美味しいのです。

さらにテキーラにはタルの熟成期間によって大きく４種類に分かれます。

　・熟成が2ヶ月未満のブランコ
　・熟成が2ヶ月から1年未満のレポサド
　・熟成が1年から3年未満のアネホ
　・熟成が3年以上のエキストラアネホ

だいたい一気飲みで飲むのはブランコが多いのですが、レポサドやアネホなどタル熟成されたものは、非常に味わい深く、ウィスキーやブランデーと比べても決して引けを取りません。
また熟成されたものは香りが高いものも多く、味だけではなく香りでも楽しむことができます。

さらに、蒸留所によってもテキーラの味や香りは異なり、さまざまな種類のテキーラを飲み進める楽しみがあります。

ボトルがおしゃれ

テキーラ自体には、厳格な条件が設定されていますが、そのボトルに対しては特に制限はなく、蒸留所によってさまざまなボトルが存在します。蒸留酒の中では、ボトルの種類は一番多いといわれています。

中には、ガラス細工の如くそのままインテリアとして置いておくだけでも十分すぎるきれいなボトルもあり、ジャケ買いならぬボトル買いで買われることが多々あります。

二日酔いになりにくい

科学的に照明されているわけではありませんが、テキーラは二日酔いになりにくいお酒といわれています。筆者の体験談としても、ワインや日本酒を飲みすぎると翌朝頭痛など二日酔いを起こすのですが、テキーラは、ちょっとハメを外して記憶がなくなってしまうぐらい飲んでも、翌朝の二日酔いはほとんどないことが多いです。

テキーラが好きな有名人

海外に限らず、日本国内でもテキーラが好きな有名人は増えています。

テキーラについてもっと知りたいなら

テキーラについてもっと知りたい方は、日本テキーラ協会が主催している「テキーラ・マエストロ」講座を受けていただくのがオススメです！実際に多くのテキーラを試飲しながらテキーラの歴史や味わいについて学ぶことができます。

試験に合格すれば「テキーラ・マエストロ」として認定証とバッチをもらうことができます！

日本テキーラ協会の公式ホームページへようこそ。日本テキーラ協会は、テキーラの魅力やテキーラの飲み方、テキーラができるまでの情報等を紹介。テキーラの楽しく美味しく素晴らしい文化を皆様にお届けします。

日本でテキーラを買うには

年々多くのテキーラブランドが日本に入ってきていますが、日本の酒市場の中ではまだまだマイナーなお酒です。ただ、テキーラを扱うバーや飲食店も増えており、初めて飲む場合はテキーラの説明を聞きながらお店で飲むとよいかもしれませんね。

その中で気に入ったブランドを見つけたら、実際にボトルを買って家で楽しんでみるとよいでしょう。
今のところテキーラは、百貨店や酒屋よりもネットのほうが種類も多く手軽に買うことができます。

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テキーラの魅力を知って、ぜひサルー（乾杯）しましょう！