【pairs、Omiai、tinderなど12サービス】国内マッチングサービスをざっくり比較してみました。

合コン、紹介以外での出会いのチャネルとして徐々に使われるようになってきたマッチングサービスについて、国内の12サービスをざっくり比較してみました。

提供:株式会社エウレカ

takumiTakumi@アニメ歴20年(更新中)
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国内マッチングサービス・アプリ

pairsやOmiaiなどのマッチングサービスは、軽い遊び相手探しから将来の結婚相手探しまで、人によってスタンスの差はあれど段々と広く使われるようになってきていると感じます。
僕自身もいくつかのサービスに触れていますし、また、周囲の友人、先輩、後輩の中でも使用者は多く、感想を聞くこともあります。

今回の記事では、そうした周囲のリアルな感想やWeb上の口コミに基づいたマッチングサービスの比較を行います。あくまで個々人の感想から見えてくるおおまかな傾向であり、利用者一人ひとりスタンスは異なってくるものと思いますが、多少なりとも参考にしていただければ、また、楽しく読んでいただければ幸いです。

それでは、よろしくお願いいたします。

利用者の「真剣度合い」×「スペック」の二軸でマッピング

国内の12のマッチングサービスを、周囲の感想とWeb上の口コミ、その他僕の独断と偏見に基づき、利用者の「真剣度合い」×「スペック」の二軸で示したのが次の図です。

出典:筆者作成

右に行くほど真剣度合いが高く、逆に左はセックス目当ての利用者が多そうと感じています。
また、上に行くほど利用者のスペックが高めの傾向にあり、下はあまり高くない傾向があると思っています。

次の段落から、上記マトリクスの領域別に各サービスの概要を説明していきます。

「実りのある恋愛を目指す」第一象限

出典:筆者作成

・youbride
・ゼクシィ恋結び
・pairs
・Omiai
・タップル誕生

恋活よりも婚活な「youbride」

出典:play.google.com

・2017年1月時点累計会員数:約130万人
・月間利用料金:2,320円〜
・運営会社:株式会社Diverse

「youbride」は”婚活支援”を謳っていることもあり、遊び相手よりも結婚を前提としたパートナー探しに向いたサービスのようです。

運営会社の株式会社Diverseは他にも複数のマッチングサービスを運営していまして、本記事で後に紹介するYYCや、本記事では触れませんが女性がイケメンを抜粋して眺めるpoiboyなども株式会社Diverseが運営元です。利用者それぞれの志向に合わせてサービスを選んでもらえるよう、複数のサービスを運営していることと思います。
ちなみに、株式会社Diverseはミクシィの100%子会社です。

また個人的には、同社が運営するメディア「AM(アム)」は恋愛系メディアの中でもかなり尖っていて面白いと感じていて、おすすめです。

AM「アム」|非恋愛時代に未来はあるのだろうか

AM(アム)は、モテや婚活に振り回され、ゴールを見失いがちな女性を応援する恋愛サイト。本命になれない、不倫がやめられないなど人に言えない悩みから、女性が楽しめるセックスの話題まで、役立つ情報を発信しています。

リクルートが運営する「ゼクシィ恋結び」

出典:itunes.apple.com

・2017年1月時点累計会員数:非公開
・月間利用料金:1,780円〜
・運営会社:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ

リクルートマーケティングパートナーズが運営する「ゼクシィ恋結び」は、恋活方面のサービスながら「ゼクシィ」の看板を掲げているためにやや真剣な出会いを求めている利用者の割合が多いように感じます。

また、ゼクシィ恋結びではリアルでのマッチングイベントも開催していて、僕も友人と参加したことがあるのですが、やはり男女ともに比較的真面目な方が多い印象でした。利用者の属性としても、男女ともにまっとうなビジネスパーソンや公務員、看護師などの割合が高く、家事手伝い的な方は少ないと感じます。

なお、より結婚相手探しに向いたサービスとして、同社は「ゼクシィ縁結び」というものも運営しています。

ハイカジュアルで利用者数も多い「pairs」

出典:www.pairs.lv

・2017年1月時点累計会員数:500万名
・月間利用料金:2,066円〜
・運営会社:株式会社エウレカ

僕の友人知人の間でも最も利用者が多いのが「pairs」です。
登録の簡便さやサービスの使いやすさなどはピカイチだと感じていて、また、新規会員の流入も多いために、厳しめの条件でスクリーニングをかけてもそれに合致する異性が毎日新しく増えていることと思います。

また個人的な感想で恐縮ですが、pairsで女性とマッチングした僕の友人と、マッチング相手の女性とその女友達とで合コンしたこともあるのですが、写真詐欺ということもなく良かったです。
(ちなみにヘビーユーザーの友人いわく、「女性のプロフィール写真は6〜7掛けで見ておくのがいい」とのことです。これはpairsに限らずすべてのマッチングサービスに言えそうですが笑)

pairsへの登録はこちらから

pairsに次ぐ大手「Omiai」

出典:fb.omiai-jp.com

・2017年1月時点累計会員数:170万名以上(※最新の登録者数がわからず半年ほど前の情報となります)
・月間利用料金:2,780円〜
・運営会社:株式会社ネットマーケティング

「Omiai」も有名どころのサービスです。pairsと同様に大きなサービスということで特段言うこともないのですが、利用男女比が男性:女性=7:3ほどと、少々男性が多めというのが気になります。(逆に、女性は登録してみると他のマッチングサービス以上にちょっとしたモテ気分が味わえていいかもしれません笑)

利用者層はこちらもまっとうなビジネスパーソンや公務員などが多めのようです。こうしたまともなスペックの人の絶対数が多めのサービスを使う方が、選択肢があっていいんだろうなと思います。(一方で、自分も相手にとって数ある選択肢の中の一人に過ぎないことはいつも意識しておくべきとも思っています)

趣味でつながる「タップル」

出典:tapple.me

・2017年1月時点累計会員数:150万名以上(※2016年8月時点の公表数値です)
・月間利用料金:2,234円〜
・運営会社:株式会社サイバーエージェント

「タップル誕生」は、”趣味でつながること”をコンセプトにしているマッチングサービスです。

pairsなどでも趣味ごとのコミュニティは存在し、実際にそこからつながることもあるので、趣味押しにしてもタップル誕生だけがそうということもないとは思っていますが、打ち出すコンセプトの違いから、タップル誕生の方が同じ趣味の異性とつながることを期待して登録する人の割合は高いかもしれません。

また、この記事で紹介するサービスの中で、タップル誕生は比較的利用料金が安めに設定されています。(月間1,000円ほどの違いであれば、そこまで利用の意思決定にインパクトがあるのかといったこともありますが)

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「キラキラ遊び相手探し」第二象限

出典:筆者作成

・Matchbook
・tinder

大学のミス/ミスターが登録しているという「Matchbook」

出典:matchbook.cameran.jp

・2017年1月時点累計会員数:不明
・月間利用料金:2,415円〜
・運営会社:株式会社ニジボックス

「Matchbook」は、首都圏の大学のミス/ミスター100名が登録しているという打ち出しを行っているサービスです。
個人的には、そういう人々は半径5メートルに死ぬほど出会いが転がっているのでマッチングサービスを本腰入れて使う必要はないと考えているので、本当に彼ら/彼女らと会えるのを期待して登録してるとしたら、ちょっとよくわからないなと感じます。

Matchbookは広告がそのような感じなので、登録者も20代前半の学生が中心のようです。
アラサーと言われる年齢になってきた僕個人の考えとしては、出会いに溢れた学生のうちからマッチングサービスを使うのはちょっと筋悪で、というか僕らみたいにマジで出会いの少ない人々の領海侵犯しないでよ、と思ってしまいます。完全に自分勝手な考えなのですが…

ちなみにMatchbookを運営する株式会社ニジボックスはリクルートホールディングスの100%子会社のため、運営母体の安心感はあると思います。

学生やチャラっとした社会人が使いがちと感じる「tinder」

出典:fnmnl.tv

・2017年1月時点累計会員数:不明(※全世界3000万名以上とのことです)
・月間利用料金:1,033円〜
・運営会社:Tinder inc.

「tinder」はアメリカのTinder社が運営するサービスです。
料金的には安いのですが、利用のためにはFacebookアカウントが必要であり、かつ、Facebookの友人同士でもtinder内で表示されてしまうという欠点があります。

tinder利用者は僕の周囲にも結構いるのですが、学歴高めの学生や、そうした学生を釣り上げるチャラついた社会人が多そうな印象です。や、実際多いはずです。
また、会うつもりもなく遊び半分で登録している女性もそれなりにいそうと感じていて、好みの男性の顔が流れてくるのを眺めているだけ、という女子大生も知っています。

カジュアルに使ってみたい、そのためにはFacebookの友人同士で表示されてしまうリスクも取れる、という方は使ってみるといいでしょう。

「セックスの草刈り場」第三象限

出典:筆者作成

・CROSS ME
・YYC
・PCMAX

すれ違い通信機能「CROSS ME」

出典:play.google.com

・2017年1月時点累計会員数:3万名以上(※2016年9月時点での公表数値です。iOSアプリのリリースから1ヶ月でこの数値に到達したとのことです)
・月間利用料金:2,900円〜
・運営会社:株式会社プレイモーション

第三象限は「セックスの草刈り場」と刺激的な表現を用いてしまいましたが、この「CROSS ME」についてはその中でもヤバさとしてはそこまででもないと思われます。

CROSS MEでは位置情報を用いて、異性とすれ違った場所や回数を知ることができ、それを元にアプローチできるのは面白いのですが、関係がこじれた時にストーカー化しやすそうな気もしてちょっと怖いなとも思います。

何はなくとも、会うことの実現可能性が高そうなのことはよいなと感じますが、一方で、まだまだpairsなどに比べると母数が少ないために、よい異性、かつ真剣に相手探しをしている異性の絶対数が少ないのはデメリットかなと思います。

なお、運営元の株式会社プレイモーションは、サイバーエージェントの100%子会社です。

Diverseのカジュアルマッチングサービス「YYC」

出典:diverse-inc.co.jp

・2017年1月時点累計会員数:1000万人以上
・利用料金:メール送信1通あたり54円(※YYCは月額制ではなく、ポイント購入制となっています)
・運営会社:株式会社Diverse

「YYC」は、本記事で最初に紹介した「youbride」と同様に株式会社Diverseが運営しています。
youbrideは婚活色が強く、YYCはよりカジュアルな出会いを提供しているような切り分けとなっています。

2017年1月時点での累計登録者数は1000万人以上ということで、pairsの倍以上のようなのですが、僕の周りでYYCを使っているという話をまったく聞かないため、利用層のレイヤーがちょっと違うのかもしれません。

また、YYCはポイントを事前購入し、そちらを消費していく料金スタイルとなっており、メール数通で出会いまでこぎつけられれば他のサービスよりもかなり費用対効果が高くなると言えます。
一方で、個人的な考えで恐縮ですが、この料金システムを採用すると、運営側にサクラを用意するインセンティブが働いてしまうようにも思われる(やり取りを引き伸ばしたほうが儲かる)ため、その点は少し心配です。

多分相当ヤバめ「PCMAX」

出典:pcmax.jp

・2017年1月時点累計会員数:800万人以上
・利用料金:メール送信1通あたり30円程度(※PCMAXは月額制ではなく、ポイント購入制となっています)
・運営会社:株式会社マックス

こちらの「PCMAX」については周囲に利用者が一切いないので完全にWeb上の口コミなどだけをベースに書いているのですが、画面構成が2000年代のWebサイト感が強くてあまり好きじゃないです。

PCMAXはマッチングサービスというよりもコミュニティサービス的な側面が強く、日記閲覧やプロフィール閲覧など、ほとんど行動にポイント消費を求められます。いくらくらいで出会えるのかは、考察サイトがありそうなので各人調べていただければと思います。

最後に、「PCMAX 出会い」でGoogle画像検索をかけると、地獄のような光景が広がっています。セックスの草刈り場感がすごいです。(職場など、人の目があるところでは検索しないことをおすすめします)

「軽い気持ちで登録すると重荷?」第四象限

出典:筆者作成

・Partners
・アエルネ

熟年者の利用も多そうな「Partners」

出典:www.partner-s.net

・2017年1月時点累計会員数:45万人
・月間利用料金:1,900円〜
・運営会社:株式会社パートナーズ

こちらの「Partners」は、”真剣な出会い・恋人探しをサポートする恋活・婚活サイト”というコンセプトを掲げており、比較的真剣な出会いを求めている人の割合が高そうです。

また、Partners利用者同士の成婚事例において、40代〜60代の事例も多く挙げられており、おそらく結婚相談所の一歩手前的な位置づけとして利用している人が一定数いるように思います。

利用者の男女比は男性:女性=46%:54%と女性がやや多く、婚期が迫った(あるいは逃した?)女性が結婚相手探しのために登録しているのかもしれません。

”オタク”に焦点を当てた「アエルネ」

出典:aellune.com

・2017年1月時点累計会員数:約2万人
・月間利用料金:男性5,000円/女性2,000円
・運営会社:株式会社ちくちく

ここまで紹介してきた中でおそらく最も小規模なサービスと思われるのがこちらの「アエルネ」です。
アエルネは”オタク趣味を持つ人同士の婚活サービス”というコンセプトを掲げています。「タップル誕生」の、ターゲットがより狭いバージョンです。

当然利用者もオタクであり、オタクは恋愛経験が少ない傾向にあるために、ウブな利用者が多いと感じます。
また、アエルネは利用料金が他のサービスと比較してやや高めですが、ターゲットをかなり絞っているためにサービスとしてスケールしづらく、1名あたりの売上を高くしないといけないためだと思われます。

僕自身もそうなのですが、オタクはチャラついた人とのやり取りが苦手なので、アエルネのような日陰者のためのサービスはありがたいんだろうと思っています。一方で、個人的には趣味が合うかどうかは、パートナー選びの際のごく表面的な部分に過ぎないと考えているのですが、趣味の合致を重視する人もそれなりにいるようです。

自分の志向性に合ったサービスを使おう

ここまでお読みいただきありがとうございました。ご自身の志向性に合うサービスを使ってよい出会いを得ていただければと思います。

個人的には、僕のような25〜30歳の恋人探しには、「まっとうな出会いを求めていながらも重すぎない人」の絶対数が多いサービスを使うのがよいと思っていまして、pairs、Omiai、人数非公開ですがおそらく多そうなゼクシィ恋結びなどがよさそうかなと思います。(YYCとPCMAXは、うーんという感じです)

この記事には僕個人の考えや、サンプル数の少ない周囲の友人知人から聞いた所感などが多く含まれていますので、そこも考慮した上で参考にしていただければ幸いです。

なお、以下の記事でマッチングサービス自体の利用についての考えを書いているので、よければそちらも読んでみてください。

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Takumi@アニメ歴20年(更新中)

慶應→金融→Web89年世代。幼少期からアニメと漫画に触れながら育ち、高校時代は2年半ほどネットゲームを毎日6時間以上という生活を送っていました。読みやすく納得感のあるものを書いていきたいと思っています。

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