【デザイナーズチェア】建築家が手がけた椅子おすすめ18選【ジェネリックプロダクト】

北欧家具といえば、モダンでオシャレなイメージがあるのではないでしょうか。ここでは、そんな北欧家具の源流ともなった近代建築の巨匠達がデザインした家具をご紹介いたします!

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建築家の手がけた名作家具を気軽に楽しめる''ジェネリックプロダクト''

著名な建築家は、家具においても素晴らしい作品を残していることがあります。
例えば、近代建築の巨匠ル・コルビジェがデザインした''LCコレクション''の家具は、ニューヨーク近代美術館の永久展示品にもなっており、今でも不朽の名作として世界中で人気を博しています。

現在、そんなル・コルビジェが手がけた家具の復刻ならびに販売権利を有している、いわば正規品を扱っているのは世界でもカッシーナのみです。
カッシーナといえば''家具界のフェラーリ''とも称されるほどの言わずと知れた世界最高峰の高級家具ブランド。やはり、世界の名だたる巨匠達がデザインした家具ともなれば、なかなか気軽に手に入れられる代物ではないのでしょうか。

しかしながら、「正規品」という形式にこだわらなければ比較的気軽にそういった家具を手に入れることができるようです。ジェネリック医薬品と言えば、「新薬の特許期間(20~25年)が満了した後に同じ成分を用いて安く製造した医薬品」のことですが、同じように、家具においてもジェネリックプロダクト(リプロダクト製品)という名で、建築家がデザインした名作家具が正規品よりも安い値段で流通しているのです。

建築家が手がけた家具 18選

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出典:sumau.com

ここでは、世界に名を馳せた6人の建築家とともに、彼らがデザインした椅子をご紹介します。
参考として、サイズ感や正規品からジェネリック製品の価格帯(2017/2/9現在)を記載しましたので、是非ご購入の検討材料としてご覧ください。

※ジェネリック製品は、材質や質感だけでなくサイズも正規品と完全に同じとは限りません。
ここで記載した写真やサイズは、正規品のものを引用しました。

ル・コルビジェ(Le Corbusier 1887~1965)

サヴォア邸

国立西洋美術館

先ほど少しご紹介した''LCコレクション''の設計者ル・コルビジェは、20世紀もっとも影響力をもったスイス出身の建築家で四大近代建築家の一人。
「家は住むための機械である」という有名な言葉を残しており、その作品は''ピュリズム''の考え方に基づき、家具も建築空間の設備的要素として既成の様式を排したデザインがなされ、機能と美を追求したものとして高い評価を得ています。

・経歴
オーギュスト・ペレ、ペーター・ペーレンスの事務所で修行し、1913年に独立。「近代建築の構造の基本原理は、柱と床スラブ、階段に還元することができ、窓や壁等は自由に付加したり、取り除くことができる」ことを示した''ドミノ・システム''を発表するなど若いうちから頭角を現していきました。
その後、スイスを離れフランスに移ると絵画に興味をもつようになり、主観主義に陥った''キュビズム''からの脱皮を図り、機能性を純化した''ピュリズム''を唱え、雑誌''エスプリ・ヌーヴォー''を刊行して数多くの論文や作品を発表しました。
1926年には「伝統的な組積造建築に対して、近代建築の特徴を''ピロティ''、''屋上庭園''、''自由な平面''、''水平連続窓''、''自由な前面''の5つ」と定義した''近代建築五原則''によって設計手法を整理して示しました。この頃から、計画段階であった彼のアイデアは、''サヴォア邸''、''スイス学生館''などで実現化され国際的な名声を得ました。
1928年には、世界各国の前衛建築家に呼びかけ''CIAM''(近代建築国際会議)を発足し、モダニズム建築の第一人者としての地位を築きました。

・代表建築
''サヴォア邸''(1931 フランス パリ西郊)
''スイス学生館''(1932 フランス パリ)
''ユニテ・ダビタシオン''(1952 フランス マルセイユ)
''ロンシャン教会堂''(1955 フランス ベルフォール近郊)
''ラ・トゥーレット修道院''(1959 フランス エヴー=スュル=アルブレス)
上野公園にある''国立西洋美術館''は、日本で訪れることのできるコルビジェの唯一の作品です。

LC1 スリングチェア

コルビジェのアトリエで設計していた'’チャーチ邸''の為に制作された作品で、ル・コルビジェ、コルビジェのアトリエ所属の建築家のピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンの三人によりデザインされました。彼らの手がけた作品群は、LC(ル・コルビジェ)コレクションと呼ばれます。
姿勢に応じて動く背もたれと、装飾を排したシンプルな構造は機能性と普遍的な美しさを体現しています。背の部分の「跳ね上げ構造」から別名バスキュラントチェアとも。

参考サイズ(Cassinaより)
幅:600mm
奥行:650mm
高さ:640mm

参考価格
¥48,000~/E-comfort
¥94,500~/IDC大塚家具
¥388,000~/Cassina

LC2 グランコンフォール

最小の構成で最大の快適性(グランコンフォール)の実現を目的にデザインされた作品。
上の画像は1人掛のものですが、2人掛、3人掛のものやオットマン(足置き台)も制作されています。
ソファとしては珍しくスティールパイプを使用したフレームにクッションを落とし込んだシンプルな構造が特徴的なソファです。

参考サイズ(Cassinaより)
幅:760mm
奥行:700mm
高さ:660mm

参考価格
¥155,000~/E-comfort
¥398,000~/IDC大塚家具
¥470,000~/Cassina

LC4 シューズロング

ル・コルビジェが''休養のための機械''と呼んだ寝椅子。コルビジェの作品の中でも抜群の知名度を誇る椅子です。弓形のパイプをずらすことによって寝る角度を自由に調節することが可能で、背座のカーブは、体の線にあわせて綿密にデザインされています。

参考サイズ(IDC 大塚家具より)
幅:5700mm
奥行:1600mm
高さ:700mm

参考価格
¥79,900~/E-comfort
¥189,000~/IDC大塚家具
¥66,0000~/Cassina

フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright 1867~1959)

グッゲンハイム美術館

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出典:www.hnaa.jp

ロビー邸

フランク・ロイド・ライトはアメリカを代表する建築家であり、近代建築四大巨匠の一人。
「デザインとは、自然の要素を純粋に幾何学的な表現手段によって抽象することである」
という言葉をのこしており、一貫して自然と建築の共存をテーマに多くの作品を設計しました。

・経歴
大学中退後、シカゴに移り住み建築家ルイス・サリヴァンのもとで修行し、その後シカゴ近郊で数多くの住宅建築を手がけることでアメリカの独自の住宅様式を築き上げ、アメリカのみならずヨーロッパにおいても脚光を浴びました。
ライトは屋根ばかりではなく、壁まで小割板で覆った''シングル・スタイル''という住宅様式をはじめ、低層、緩勾配の屋根、深い軒、流動的な平面計画が特徴的な''プレーリー・スタイル''と呼ばれる様式や透かし細工やマヤ装飾をモチーフとしたブロック製の建築など様々なタイプの建築を設計しました。
また、晩年にはその独創的設計手法が極まり、ほかのモダニズム建築とも異なる前例のない建物(グッゲンハイム美術館や落水荘など)を発表し、しばしばその建築群は「有機的建築」とも称されるようになりました。

・代表建築
''ロビー邸''(1909 アメリカ シカゴ州)
''ミラード邸''(1923 アメリカ カルフォルニア州)
''落水荘(タリアマン邸)''(1936 アメリカ ペンシルバニア州)
''ジョンソン・ワックス社事務所''(1939 アメリカ ウィスコンシン州)
''グッゲンハイム美術館''(1959 アメリカ ニューヨーク州)

日本では、''旧帝国ホテル本館''を設計しており、現在は愛知県犬山市の明治村にその玄関部分が移築され残っています。その他彼の作品は''自由学園明日館''、''ヨドコウ迎賓館''が日本に現存しています。


ロビーチェア

1906年、ロビー邸のためにデザインされた作品。
高い背もたれは、食事の間テーブルが引き寄せられた全ての椅子がその部屋の残りの空間に対する間仕切りとして機能するようにデザインされました。

参考サイズ(スティールライン(ジェネリック)より)
幅:400mm
奥行:450mm
高さ:1330mm

参考価格
¥237,600~/スティールライン

606 BARREL バレルチェア

1904年にライトが手がけるマーチン邸の為にデザインされた椅子。
ライト自身、自邸の居間用として12脚愛用していたようです。
柔らかなフォルムとバレルの美しさが特徴的です。

参考サイズ(Cassinaより)
幅:545mm
奥行:560mm
高さ:810mm

参考価格
¥48,000~/SEEMS
¥430,000~/Cassina

ミッドウェイチェア

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出典:www.ricasa.jp

1914年に''ミッドウェイガーデン計画''に伴い発表された作品。
''ミッドウェイガーデン計画''は、シカゴの人々のために夏の夜に食事や戸外で食事やダンスをするための広場を提供しようとするもので、「T定規に自らの信念を託し、三角定規に情熱を吹き込んだのが、このミッドウェイガーデンである。」と自叙伝に書き記しています。
その記述通り、ミッドウェイシリーズの家具は、装飾性が高く、美しい幾何学模様を基盤としたデザインがなされています。



参考サイズ(スティールライン(ジェネリック)より)
幅:400mm
奥行:450mm
高さ:870mm

参考価格
¥99,300~/スティールライン

L.ミース・ファンデル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe 1886~1969)

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出典:twitter.com

バルセロナ万博ドイツ館

チューゲンハット邸

近代建築の四大巨匠の一人、機能主義・合理主義に徹し、鉄とガラスによるモダニズム建築を開拓した建築家。
「Less is more(少ないほど豊かである)」や「God is in the detail(神は細部に宿る)」という標語で知られ、建物の内部空間を間仕切りによって限定せず、自由に使えるものとしようとする無柱空間''ユニヴァーサルスペース''という発想や''ガラスの摩天楼案''でモダニズム建築の世界的浸透に大きな影響力をもちました。

・経歴
ドイツ西部のアーヘンに石工の息子として生まれ、ペーター・ベーレンスのもとで建築を学び、1911年に独立しました。1920年前後に、後に近代オフィス建築の典型となったガラスのカーテンウォール※による高層建築案を次々と発表しましたがその当時は注目されませんでした。
ミースが世界的に注目されるようになったのは1927年のドイツ工作連盟によるヴァイセンホーフのジートルンク(住宅建築展)で全体のまとめ役を担い、最大規模となった集合住宅を計画してからでした。
その後1929年に設計したバルセロナ万博博覧会ドイツ館が出世作となり、ミースは不必要なものはいっさい取り除き、柱でスラブ(床)を支え、自由な位置に間仕切りを挿入するというモダニズムの原理を実現した空間を示しました。この発想をチューゲンハット邸の設計において応用し、最小限度の簡素な計画ながら、入念に考えられたディテールをもつ建築を建て、建築界に衝撃を与えました。
※カーテンウォール:取り外しても構造上問題のない壁、柱と梁で建物の荷重を負担する構造をとる。

・代表建築
''バルセロナ万博ドイツ館''(1929 スペイン バルセロナ)
''チューゲンハット邸''(1930 チェコ ブルノー)
''ファンデワース邸''(1950 アメリカ イリノイ州)
''レイクショア・ドライブのアパート''(1951 アメリカ シカゴ)
''イリノイ工科大学クラウン・ホール''(1956 アメリカ シカゴ)

MRサイドチェア

1927年にドイツで行われた建築展、ワイゼンホフ展覧会にて発表されたスチールパイプを用いたミースの初期の家具作品。ミースが全体計画を行ったこの展覧会では、新しい国際的な建築様式が披露され、同時に家具においても新たな試みがなされました。
MRサイドチェアは、キャンチレバー(片持ち構造)の古典として知られており、優雅な見た目と軽快な弾力が特徴的です。


参考サイズ(Knoll Studioより)
幅:489mm
奥行:692mm
高さ:787mm

参考価格
¥23,222/GENCO
¥309,000~/Knoll Studio

バルセロナチェア

1929年、スペイン・バルセロナ万博博覧会ドイツ館の設計にあわせてスペイン国王アルフォンソ13世夫妻の臨席のためデザインされた作品。
バルセロナパビリオンの空間と一部として細部のディテールまでこだわり抜かれた設計がなされており、ミースが好んで使っていた「God is in the details(神は細部に宿る)」という彼の哲学が集約された作品と言ってもよいでしょう。

参考サイズ(Knoll Studioより)
幅:749mm
奥行:762mm
高さ:768mm

参考価格
¥89,000~/E-comfort
¥760,000~/Knoll Studio

ブルーノチューゲンハットチェア

1930年、ミースの代表建築''チューゲンハット邸''のダイニングに置くためにデザインされた作品。
見た目の美しさのみならず、キャンチレバー構造によって生まれるスチールの弾力性が心地よい座り心地を実現しています。MRサイドチェアとともにキャンチレバーの名作として20世紀を代表する作品として知られています。

参考サイズ(Knoll Studioより)
幅:578mm
奥行:572mm
高さ:800mm

参考価格
¥60500~/E-comfort
¥286,000~/Knoll Studio

マルセル・ブロイヤー(Marcel Breuer 1902~1981)

Geller House I

ユネスコ本部

アメリカで活躍したモダニズムの建築家、プロダクトデザイナー。バウハウスの中心人物。
1950年代に見られた打ち放しコンクリート等を用いた荒々しい彫塑的な表現を特徴とする''ブルータリズム''の先駆者として活躍し、「コンクリートで''柔らかさ''を表現した」と賞賛されました。
今ではスチールパイプ製の椅子は珍しい物ではありませんが、世界で初めてスチールパイプを曲げて椅子をデザインしたことで有名です。

・経歴
1902年にハンガリーのペーチで生まれ、バウハウス(ドイツに設立された工芸・写真・デザイン等を含む美術と建築に関する総合的な教育を行った学校)の一期生として学び、後に同校の教官(マイスター)となりました。その後アメリカに移住し、ハーバード大学の大学院で建築を教え、アメリカを代表する建築家となったフィリップ・ジョンソンやポール・ラドクリフなどを輩出しました。
また、同時期にブロイヤーはバウハウス時代からの旧友でハーバード大での同僚、四大近代建築の一人ヴァルター・グロピウスとともにボストン周辺の幾つかの住宅を手がけました。
1941年には、グロピウスとの協力関係を解消し、自身の建築設計事務所をニューヨークで開き、1945年に''Geller House I''は双眼鏡に着想をえて玄関を中心に寝室と居間・食堂・キッチンを両翼にわけてデザインした''バタフライ''と呼ばれる特徴的な屋根を持つ作品を最初に発表し、モダニズム建築の代表的形式を打ち出しました。
1953年にパリのユネスコ本部の設計依頼をきっかけにコンクリートを使用し始め、以後曲線美や彫刻的な表現を特徴とした''ブルータリズム''の先駆者として広く知れ渡りました。


・代表建築
''ブロイヤー邸I''(1939 アメリカ マサチューセッツ州)
''ブロイヤー邸II''(1947 アメリカ コネチカット州)
''Geller House I''(1945 アメリカ ニューヨーク)
''ユネスコ本部''(1953 フランス パリ)
''ホイットニー美術館''(1966 アメリカ ニューヨーク)

ワシリーチェア

1925年、バウハウスの同僚であり、恩師の画家ワシリー・カンディンスキーの為に制作されたアームチェア。自転車の製法から着想を得てデザインされたと言われています。
ワシリーチェアは、スチールパイプの加工性と張地の聴力を利用して作られた世界初の椅子として知られていますが、制作された1925年当時では、自然素材を用いた重く4本足の椅子が主流だったため、あまり評価を得られなかったようです。

参考サイズ(Knoll Studioより)
幅:790mm
奥行:690mm
高さ:730mm

参考価格
¥119,000~/IDC大塚家具
¥276,000~/Knoll Studio

チェスカチェア

1929年に発表された、キャンチレバー構造の名作。
マルセル・ブロイヤーの愛娘チェスカにちなんでチェスカチェアという愛称がつけられました。
キャンチレバー構造によって、腰を下ろしたときに適度な弾力が生まれ、快適な座り心地を実現しています。

参考サイズ(Knoll Studioより)
幅:560mm
奥行:580mm
高さ:800mm

参考価格
¥44,000~/スティールライン
¥183,000~/Knoll Studio

FA40 SOFA

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出典:www.tecta.de

1931年に発表された三人掛けのソファー。
こちらもマルセル・ブロイヤーらしくキャンチレバー構造が特徴的です。

参考サイズ( TECTAより)
幅:1750mm
奥行:750mm
高さ:800mm

参考価格
¥939,750/ TECTA

アルネ・ヤコブセン(1902~1971 Arne Emil Jacobsen)

SASロイヤルホテル(現・ラディソンブルーロイヤルホテル)

デンマーク国立銀行

アルネ・ヤコブセンはデンマーク出身の20世紀に多大な影響力をもった建築家兼デザイナー。
モダンな北欧デザインの基礎を作り上げた人物として知られ、優れた建築や家具を設計し、数多くの賞やメダルを受賞しています。

・経歴
1927年にデンマーク王立芸術アカデミー卒。
1929年発表した円をモチーフにモダニズムの形式をとった''未来の家''が出世作となり、建築界に名を馳せました。
1932年には大規模なリゾート''ベルビュー・ビーチ''の計画を手がけ、海水浴場を含め、集合住宅、劇場、レストランなどの白く輝くモダンな建築群を設計しました。
1950年代には、デンマークの家具メーカー“フリッツハンセン社”とともに家具デザインを開始し、後に世界的な評価を得るようになる作品を数多く残しました。
建築に関する全てのもののデザインに係わる姿勢がヤコブセンの特徴のひとつであり、1956年竣工のSASロイヤルホテルでは、建物、インテリア、照明やドアノブ、食器類等の細部まで一貫してデザインを行い、オックスフォードセント・キャサリン・カレッジの設計でにおいてはランドスケープデザインまで手がけました。
1971年、国家プロジェクトとして着工したデンマーク国立銀行がヤコブセンの遺作となりました。


・代表建築
''ベルビュー・ビーチ''(1932 デンマーク クランペンボー)
''オーフス市庁舎''(1941 デンマーク オーフス)
''SASロイヤルホテル''(1960 デンマーク コペンハーゲン)
''オックスフォード大学セント・キャサリン・カレッジ''(1964 イギリス オックスフォード)
''デンマーク国立銀行''(1971 デンマーク コペンハーゲン)

アントチェア

デンマークの製薬グループ、ノボノルディスク社の社員食堂用にデザインされた椅子。
アリを連想させる絞った腰のラインと細長い脚からアリンコの愛称がつけられています。
座面から背面まで一枚の三次元形成合板で作られた世界初の椅子として知られ、1984年には査定評価が最も厳しいと言われるIDクラシック賞を受賞しました。

参考サイズ(Fritz Hansenより)
幅:510mm
奥行:480mm
高さ:780mm

参考価格
¥24,000/E-comfort
¥63,720/Fritz Hansen

エッグチェア

コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのロビーやレセプションエリアのためにデザインされた椅子。
シェルの張り地の下に硬い発泡剤を使用するという当時としては先駆的な手法を用いて制作されました。  その独特なフォルムは、公共の場におかれてもプライベートな空間を演出してくれます。
また、本体下部には細いレバーがついており、リクライニングの調節が可能です。

参考サイズ(Fritz Hansenより)
幅:860mm
奥行:790-950mm
高さ:1070mm

参考価格
¥99,800~/E-comfort
¥868,320~/Fritz Hansen

スワンチェア

エッグチェアと同じく、コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインされた椅子。
直線を持たずに曲線のみの形状をとっており、当時としては革新的なデザインでした。
その白鳥をイメージさせるフォルムからスワンと名付けられ、第二回国際家具コンペでは、見事入賞を果たしました。


参考サイズ(Fritz Hansenより)
幅:740mm
奥行:680mm
高さ:770mm

参考価格
¥78,500~/E-comfort
¥461,160/Fritz Hansen

チャールズ/レイ・イームズ (1907~1978 Charles Ormond Eames,Jr/1912~1988 Ray Eames )

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出典:kinarino.jp

イームズ邸 ケーススタディハウス No.8

Hang-It-All(ハンガーラック)

''イームズ''というと、デザイン家具のイメージが強いのではないでしょうか。チャールズ&レイ・イームズは、家具デザインのみならず、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築デザイン、写真、映像でプロとして活躍した夫妻です。特にイームズ夫妻がデザインした家具は、ミッドセンチュリー(1900年代中頃)のアメリカに強烈な衝撃を与え、それ以降の家具デザインに大きな影響を及ぼしました。

・経歴
チャールズ・イームズは1907年、アメリカ ミズーリ州 セントルイスに生まれました。14歳の頃から高校へ通いながらレイクリード・スチール社で製図工見習いとして勤め、設計や製図の技術を身につけたといわれています。セントルイス・ワシントン大学建築学科へ通い、フランク・ロイド・ライトに傾倒し近代建築へ熱をあげすぎてしまった結果、「ものの見方がモダンすぎる。」といった理由で退学となってしまいました。
1930年にセント・ルイスで建築設計事務所を開設し、その間に設計した''聖メリーズ協会''が''アーキテクチュアル・フォーラム誌''にとりあげられました。そこからフィンランド人の建築家エリエル・サーリネンと交流がはじまり、サーリネンとのコラボレーションは、モダンデザインの誕生のきっかけとなりました。
1936年にはサーリネンの紹介でクランブルック美術学院に入学し、後に同校インダストリアルデザイン学科長として教鞭を執り、同僚であったレイ・カイザーと結婚しました。
1950年代には夫妻で建築、家具デザインを続けプラスチック、ワイヤーなどを素材とした椅子をデザインして家具メーカー''ハーマンミラー社''に提供しました。
1960年代以降はショートフィルム制作に興味を示し、その制作や展覧会プロデュースを主な活動としてゆくようになりました。

・代表建築
''ディンスモア・ハウス''(1936) ロバート・ウォルシュと共同設計
''マイヤー邸''(1938) ロバート・ウォルシュと共同設計
''イームズ邸 ケース・スタディ・ハウスNo.8''(1949)
''エンテンザ邸 ケース・スタディ・ハウスNo.9''(1949) エーロ・サーリネンと共同設計

・映像作品
''Powers of Ten''(1977)

・その他代表作品
''Hang-It-All''(1953)

イームズラウンジチェア&オットマン

1956年に発表された製品で、ニューヨーク近代美術館やシカゴ美術館の永久所蔵品にも加えられており、ドキュメンタリー映画や書籍のテーマとしても取り上げられています。
また、このラウンジチェアは19世紀のイギリスのクラブチェアを20世紀版に解釈したものと評されています。
座り心地を重視しており、傾斜した座面や背もたれの角度は、座ったままの状態で快適に身体を動かせるように設計されています。

参考サイズ(HermanMIllerより)
ラウンジチェア
幅:832mm
奥行:832mm
高さ:813mm
オットマン(足置き台)
幅:660mm
奥行:546mm
高さ:438mm

参考価格
¥178,000~/E-comfort
¥651,240/HermanMIller

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建築系の大学院生です。趣味は音楽、バンドやってました。

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