できる大人の男のスポーツ「ブラジリアン柔術」始めませんか？

ブラジリアン柔術とは？

別名グレイシー柔術ともいわれ、ブラジルに移住した日本人柔道家の前田光世がカーロス・グレイシーやジュルジ・グレイシーたちに伝え、その技術を彼が独自に進化、発展させたものです。
柔道は一本をとることに重きをおき、投げ技が主体ですが、ブラジリアン柔術は寝技が主体。手足を巧みに使い攻防を繰り広げます。

格闘技は階級ができており、体格差が顕著に現れるスポーツです。しかし、ブラジリアン柔術は独自の技術やルールで体格差があまりでないようになっています。女性や格闘技経験のない人年配の方でも始められる、続けられるスポーツです。グーグルの福利厚生になるなど人気を拡大し、競技人口をどんどん増やしています。
それでは詳しく見ていきましょう。ちなみに英語では略してBJJと呼ばれています。

ルールや特徴

BJJには護身術や競技、「バーリトゥード」などいろいろな種類があります。今回は競技について見ていきましょう。

主なルール

まず打撃技・急所功劇は禁止です。そして道着の袖の余り幅が6.8cm以上などレギュレーションもあります。
勝敗の決定は主に「タップ」かポイントで決定します、反則行為を行うとポイントが減点されたりし、重大な場合は失格です。

重大な反則は常識を守っていれば特に注意は入りませんが、柔道でよしとされるサブミッションをかけられた状態での場外への逃走は失格になるので注意してください。

特徴

・道着の色を選べる
ブラジルで発展した格闘技なので、胴着についてはかなり自由です。パッチを好きなようにつけたり、青や黒の胴着、明細柄やグレーを着たりなどファッションも楽しめます。
特に柔術は総合格闘技と近いので、アパレルブランドがたくさんあり、おしゃれなパッチやおしゃれな柔道着が豊富です。この点だけでも楽しめてしまいます。公式大会は白か青か黒の胴着でないと出場できません。気をつけてください。基本的にパッチは自由です。

・寝技が主体
技も試合の展開も寝技が主体です。そして、上から攻めても下から攻めても有利不利はあまり変わりません。中には下から攻めるのを得意とする人もいます。どちらかというと下から攻める技術の方が情報が多く、そっちを解く意図する人の方が多い印象です。

・ポジショニングが重要視される
閉め技きめ技も重要ですが、一番大事にされているのは「いいポジションをとること」。いいポジションが取れれば閉め技や閉め技を簡単に確実に行えます。そのため、最重視されるのはいいポジションを取ることです。

主な技

ポジショニング系

スパイダーガード

足を開いて相手を制する姿がクモのようでこの名が付きました。足の長い人に向いている技で最終的にマウントをとります。ほかのデラフィーバという技やXガード、スパイラルに切り替えることができる優れた技です。

ヒップスロー

腰とお尻で相手を押し倒しポジションを獲得する技です。初心者が始めに学ぶことも多いよう。

シザースイープ

はさみを閉じるように足を交差させ片方の足で開いての身体を蹴り、もう一方で相手の足を引き、相手をひっくり返します。これは私が最初に習った技です。いとも簡単に相手がひっくり返り、ブラジリアン柔術の凄さを実感しました。

極め技

腕十字固め

プロレスで有名な腕十字固め、本来この技はかけるほうと受ける方の抵抗があまりなく一方的に決まる技です。この技をかけられる状態になったら殆どの場合勝敗がつきます。

キムラ（ダブルリストロック）

相手の腕を背中で交差させる技です。寝ている側が上にいる相手にかけます。
木村政彦がブラジルで披露したことでキムラと呼ばれるようになりました。

ブラジリアン柔術についてのまとめ

いかがでしたか？今回はブラジリアン柔術を紹介しました。寝技が主体でポジショニングに重きをおいたスポーツと認識していただけたらと思います。