あの頃に戻って旅をしよう。1日で巡る伊豆・下田の魅惑のスポット

かつてたくさんのサーファーや若者たちが伊豆の地で夏の思い出を作りました。30年前に波乗りをしに伊豆へと足を運んだ若者達はそれぞれの時を経て、今も変わらず遊びの達人。今でも若者たちが白い砂・透き通った海を求め、下田・白浜へとやって来ます。青春を伊豆で過ごした大人達に、今も変わらず美しいスポットをまとめてみました。

hannaokuyamaH
  • 5,861views
  • B!

アクセス

海沿いの車窓を待ちわびてあえてのんびりローカル線で 

東京からJR特急スーパービュー踊り子で伊豆急下田駅まで約2時間30分。

しかし今回おすすめするのは、ローカル線の旅。熱海から伊豆急下田まで、海側の席はソファータイプのシートが窓に向かって並んでいる『伊豆急リゾート21』に乗って絶景の海岸線を満喫します。都心から約3時間40分で伊豆急下田駅へ。

東京から東海道本線で熱海駅へ。そこから伊豆急行線に乗り換え、終点・伊豆急下田駅に約3時間40分程で到着。南伊豆フリー乗車券 (大人: 6160円 小児: 3080円)で伊豆急行線の普通列車と東海バスが乗り降り自由で利用できます。現地での移動のバスも南伊豆フリー乗車券を利用すればお得に観光が楽しめます。JR東日本の首都圏エリアの主な駅のみどりの窓口やびゅうプラザで購入可能。

南伊豆フリー乗車券

詳しい情報はこちら

車窓からは青い海が一望でき、どこまでも続く地平線に癒され、この旅でどんな楽しいことが待っているのか、期待で胸が膨らみます。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

注目スポット

白浜

伊豆・下田と言えば、なんといっても白浜です。まるで海外のリゾート地に来たかのような白い砂浜にターコイズブルーの海。サラサラの白い砂の上に横たわり、海を眺めながら波の音を聞いて読書をするのが大人の時間の過ごし方ではないでしょうか。

伊豆急下田駅から東海バスに乗り、約10分で白浜海岸駅に到着します。街を抜けると白砂の海岸が現れ、その綺麗さに感動してしまいます。

白浜と言っても二つの海岸があり、白浜大浜海水浴場と白浜中央海水浴場があります。テレビでよく目にするのは大浜海水浴場で、中央海水浴場は下田プリンスを利用する方が目立ちます。

白浜中央海水浴場。写真は下田プリンスからの眺め。家族向けの静かで安全なビーチで、海水浴場開設期間中は下田市内で唯一ビーチでバーベキューが楽しめます。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

シーズン中は多くの観光客で賑わう白浜大浜海水浴場。波乗りをしに来た人や、日焼けをしに来た人などで盛り上がります。ビーチの近くにコンビニはありますが数が少ないので、駅前で飲み物や食べ物を買ってから向かうのも良いでしょう。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

白浜神社

白浜からも歩いて行ける白浜神社。外国人観光客にも人気のスポットです。2400年以上の長い歴史を持ち、伊豆最古の神社としても有名です。鳥居をくぐるとすぐ左手に樹齢2000年を超える巨木があり、おみくじなどが買える社務所があります。境内に一歩足を踏み入れると、爽やかな風が吹き、都会ではなかなか感じることのできない、厳かな雰囲気を味わうことができます。

縁結び神社とも言われている、伊豆最古の神社・白浜神社の入り口です。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

本殿へと続く階段です。緩やかな坂道が続き、この階段を3分程上がった所に本殿はあります。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

ペリーロード

風待ち・避難の寄港地として栄えた下田にアメリカ人海軍のペリーが来航しました。日本の鎖国政策が終わりを告げ、ペリーが歩いた事で有名なペリーロードです。今でも当時のレトロな雰囲気が残り、カフェや雑貨屋など数店が軒を連ね、和風な建物や道の雰囲気がインスタ栄えする粋なスポットです。しかし、ペリーロードの長さは700メートルと、ただ歩いてしまうと意外と短いと思われるかもしれません。昼間に行くのもいいですが、夕方から夜にかけて街並みの変化を楽しむのもおすすめです。

一歩路地を入ると綺麗なカラーの花が咲いていました。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

下田港から了仙寺までを流れる平滑川。ペリーロードの真ん中にあり、写真映えする綺麗なスポットです。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

出典:stat.ameba.jp

夜のペリーロードはお店の明かりが灯り、大人の雰囲気が漂います。

龍宮窟

田牛にある龍宮窟は自然の美しさを感じられるスポットです。階段を少し降りると、突如パイレーツ映画に登場するような自然の海蝕洞が現れ、透き通った波がゆっくりと押し寄せます。岩と岩との間から覗く広く青い海、龍宮窟に一歩足を踏み入れるとゆったりとした時の流れを感じます。自然の美しさを再確認しに行ってみてはいかがでしょうか。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

天窓が広がる龍宮窟を上から見下ろすとハート型!カップルにも人気のパワースポットです。ご夫婦で訪れて当時の気持ちを思い出すのも良し。毎年愛を叫ぶイベントが行われたくさんの恋人同士が集まる場所です。上には歩道があり、ぐるりと一周することが可能です。やや階段が急なので歩きやすい靴で行くことをおすすめします。

Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

伊豆急行下田駅から東海バス田牛行きで約18分。前の浜駅で下車してすぐ。

石廊崎

伊豆半島最南端の岬である石廊崎。日本の灯台50選にも選出されている綺麗な白の灯台がシンボルで、見晴台からは真っ青な太平洋が一望できます。波が非常に穏やかで風通しも良い場所なので、ゆっくり流れる時間に身を任せ、慌ただしい日常から解放されてみてはいかがでしょうか。目の前に広がる海を眺めるだけでもリラックスできる、おすすめな場所です。

伊豆急下田駅から東海バスの石廊崎港口行きに乗り約40分。石廊崎港口駅で下車し、そこから徒歩約25分で岬の先端に到着。

展望スポットまでの途中の道から見える景色は真っ青な海が一望でき、一見の価値ありです。
Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

展望スポットの途中にある石室神社です。
Photo Credit: tokyoheat_ (Instagram)

下田プリンスホテル

ここでホテルをご紹介いたします。
下田プリンスホテルは、白浜中央海水浴場の目の前、そして白浜大浜海水浴場からも徒歩圏内とアクセス抜群の立地にあります。展望温泉浴場やガーデンプールなどがあり、伊豆で人気のホテルです。1973年に黒川紀章氏の設計により建てられました。当時は最先端のデザインで、若者から大人まで下田プリンスホテルに足を運んだようです。ホテルはバブル期と変わらなぬ佇まいで、今もお客様をお出迎えしてくれます。あの頃を思い出しながら、また違った気分で訪れてみてはいかがですか。

出典:hotel.shimoda100.com

白い三角の建物は海に面しており、客室はすべてオーシャンビューです。

出典:princehotels.co.jp

白浜中央海水浴場が一望できる、オーシャンビューの天然温泉です。大浴場で朝日を見ながらの朝風呂は贅沢なひと時です。夕日や朝日を眺めながら温泉に入り、日頃の疲れを癒しましょう。

古き良き日本の風景が残る伊豆・下田で夏を過ごしてみては

下田へは都心から3時間程で行けるので、週末を利用して小旅行なんかもいいですね。私が実際に訪れて感じた事や見た事を参考に記事を書かせていただきました。写真も自ら撮影したものです。参考にしていただけましたら幸いです。30年前と変わらない風景や自然美がそのまま残っている伊豆・下田。あの頃とは違った夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

この記事のキーワード

この記事のライター

関連する記事

あわせて読みたい

feature

ranking

new

partners

星野リゾート(公式)

星野リゾート(公式)

星野リゾートの公式アカウントです。星野リゾートでは、自然や文化、食など、その地域の魅力に触れる様々な体験をご用意しております。すべてのお客様に「ここに来てよかった」と感じていただきたいという気持...

TATRAS & STRADAEST(公式)

TATRAS & STRADAEST(公式)

TATRAS&STRADA ESTはビジネスもホリデーも同じく楽しむ大人にファッションを通じて新しい喜びを発見して頂ける様に目指しているセレクトショップです。“Hi Quality”“S...

writers

eri11151

eri1115

旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

ハングリィ2

ハングリィ

広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。

斉藤情報事務3

斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

VOKKA編集部グルメ班4

VOKKA編集部グルメ班

VOKKA編集部グルメ班です。本当に美味しい名店だけをご紹介できるよう日々リサーチいたします。

05micco5

05micco

都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

yukib6

yukib

東京出身。興味があるのは建築&インテリア。

>>ライター紹介