休日前夜に観たい、考えさせられるオススメ邦画4選
皆さん映画は観ますか?
特に休日前夜に観られる方が多いのではないでしょうか?
そんな夜に、ちょっと考えさせられるラストの映画はいかがでしょうか。
鬱々としたもの、観終わってから考えさせられるもの、など、ご紹介いたします。
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そこのみにて光輝く
何度も芥川賞候補に選ばれつつも恵まれずも、日本の予期をした数々の作品を残して自ら命を絶った佐藤泰志の長編小説が2014年待望の映画化。<br />愛を捨てた男(綾野剛)と愛を諦めた女(池脇千鶴)、そしてその二人の周りを囲む豪華キャスト達が作り出す儚くも美しい愛の物語です。<br />北海道を舞台とし、その景色と音楽の美しさの融合は、観るものすべての心を魅了します。<br />監督は多くのCM、映像を担当する呉美保監督。<br />夜に明かりを消して、映像と音楽の美しさ、そしてストーリーに惹き込まれながら見入って欲しい映画です。<br />
冷静と情熱のあいだ
”自分の居場所は誰かの心の中にしかないんだよ”<br />江國香織と辻仁成原作の「冷静と情熱のあいだ」で登場するセリフが有名です。<br />また映画の音楽も有名ですので、耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?<br /><br />竹野内豊とケリー・チャン主演の映画、冷静と情熱のあいだ。<br />原作は江國香織と辻仁成の二人、原作本は女目線(江國香織)と男目線(辻仁成)の2冊からなります。<br />どちらから読んで観るのも、映画を観てから原作を読むのも、どちらも楽しいのでオススメです。<br />誰しも忘れられない恋があり、忘れられない人がいるのではないでしょうか?<br />この映画ではイタリアで再会した男女二人の恋愛模様を美しい景色と音楽で演出しながら追う純粋なラブストーリーです。<br />男女別目線の原作があるので、映画ではどちら目線の物語か気になる他、時が経っても美しい竹野内豊とケリー・チャンの二人に釘付けになること間違いなし。
きみはいい子
「そこのみにて光輝く」の呉美保監督最新作。<br />いじめや虐待、認知症など、今の世の中にあふれる問題や人間模様を取り扱い、人と人とのつながりを考えさせられる映画です。<br />一見つながりがないように見える人たち、しかしストーリーが進むにつれてつながりが見えてくる、目を離すことができない話題作が早くもDVDになります。<br />社会に疲れている人、人間関係に疲れている人、ぜひ一度は観てほしい映画。<br />華の金曜日にお酒を飲むのもいいですが、映画を観て心ゆっくりほっこり休ませるのもオススメです。<br />
リリイシュシュのすべて
「花とアリス」などの岩井俊二監督の話題作 リリイシュシュのすべて
市原隼人主演、その他今や活躍する有名俳優が多く出演している映画です。
作品は約15年前のものですが、SNSを居場所として日々の生活に不満を持つ中学生たちの物語です。
音楽は小林武史がプロデュースし、salyuを起用、独特の世界観に惹き込ませる音楽を作り出しています。
いじめを受ける少年の唯一の救いはリリイ(salyu)の音楽。そしてリリフィリアというファンサイトを立ち上げ心の居場所として多くのリリイファンと交流を深めていきます。
いじめがひどくなる中、【青猫】という少年と出会い、そしてラストに青猫と対面する。
ラストがどうなるかは、観るまで全く予想がつかない。観終わった後もすぐに現実世界と切り替えができないほど物語に飲み込まれているはず。
ちょっと憂鬱な夜に、ぜひオススメの一本です。
忙しい日常にこそ、ゆったり休める2時間を
いかがでしたでしょうか。
オススメの邦画を4本ご紹介いたしました。
人によっては解釈がわからなかったり、読めない人もいるかもしれません。
しかし、邦画は観る人によって解釈の仕方が自由にできるという利点があります。
アクションやSFのように起承転結がはっきりしているものもいいですが、たまには考えさせられるラストの映画もいいですよ。
忙しい休日だからこそ、夜の2時間、心をゆったり休める時間を作ってみてください。
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この記事のライター
普段は東京で会社員。お休みの日などにゆるゆる記事を書かせてもらっています。ドメスティックブランド、おうちごはん、一人ライブが好き。