ホラー作家小野不由美のおすすめ作品3選

日本で生まれた恐ろしさ、異世界からくるおぞましきもの、人間の業などを描かせたら現在日本一のホラー作家であると言える小野不由美のおすすめ作品をご紹介します。

vokkaVOKKA 編集部
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日本が誇るホラー作家

「十二国記」シリーズから「小野主上」とも呼ばれ愛され、根強い人気を誇る小野不由美の作品は、ホラー作品で恐怖を楽しみたいという方に、確実な満足感を与えてくれます。

屍鬼(1998年 新潮社)

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第52回日本推理作家協会賞長編部門候補作ともなった1000ページを超すホラー大作です。登場人物も多く、現代版吸血鬼である屍鬼になることを「起き上がり」といい、誰が「起き上がって」誰が「起き上がらなかった」かなど複雑でありながらそれでも読者を飽きさせない力強いストーリー展開が魅力です。漫画化・アニメ化もされ、多くの方から支持される小野不由美の代表作の一つです。

黒祠の島(2001年 祥伝社)

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ある女性が行方不明になり、彼女を探すために彼女の出身地である隔離され閉鎖的な夜叉島に訪れた知人男性の恐怖と混乱を描いたホラー推理小説です。
読み進めれば進めるほど、島の不気味さや人間の恐ろしさ、隠された島の歴史のおぞましさにぞっとするはず。じわじわと足元から這い上がってくるような恐怖を描かせたら、やはり小野不由美以上の作家はいません。衝撃的なラストも圧巻です。

営繕かるかや怪異譚(2014年 KADOKAWA)

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日常で起こった怪異に、営繕屋さんが淡々とリフォームで「障り」が起こらないようにするという斬新なスタイルのホラー小説です。「障り」をお祓い等で取り除くのではなく、人間の暮らす世界と怪異の起こる空間が重ならないようにするという視点で、古い城下町で起こるトラブルをどんどん解決していきます。共存という形で怪異が気にならないように現代的にリフォームという発想が面白い作品です。

ボリュームのあるホラー小説

いかがでしたでしょうか。ホラーでありながら読後感はすっきり。ボリュームがあっても、途中で飽きないストーリー展開と表現の上手さは、現在ホラー作家として彼女以上の作家はいないといわれる所以でもあります。小説から来る恐怖を楽しみたい方におすすめです。

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