知らなかった!温泉旅館で「マナーが悪いな」と思われる3つの行動
温泉旅館などの和風旅館に訪れる機会が増える秋・冬。ここでは「この人、マナー悪いな」と思われないための「意外と知らない旅館マナー」をご紹介していきます。
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意外と知らない「和風旅館のマナー」
寒い季節になってくると、天然温泉などがある和風旅館でゆったりとした時間を過ごしたくなりますよね。
既に秋の旅行の予定を立てているという人も多いのではないでしょうか?
でも温泉旅館などの「和室がある旅館」は、ホテルとは異なるマナーがあることも。
ここでは見落としがちな「旅館のマナー」をご紹介していきます。
床の間・飾り棚の前に荷物を置く
出典:ks.c.yimg.jp
和室の「床の間」(とこのま)」とは、部屋の最も良い場所(上座)にある場所のこと。
掛け軸や花などが飾られていることも多いです。
この床の間や飾り棚などがある場所は、神聖な非日常の空間(ハレの場)とされています。
床の間に荷物を置くのはもちろん、床の間の前・飾り棚の前などに荷物を置いてしまうのは旅館の設え(しつらえ)を台無しにする行為というわけなんです。
荷物は出入口に近い場所など、下座に置くようにしましょう。
キャリーバッグを畳に載せる
旅行の荷物が多い時、キャスター付きのバッグやスーツケースは便利ですよね。でもこの「キャスター」、そのまま畳に乗せてゴロゴロ…と転がしてしまうと、柔らかな植物素材である畳を大幅に傷めることに。
バッグがキャスター付きの場合には、玄関近くの板の間などに置くようにして、畳には載せないようにしましょう。
鴨居にハンガーをかける
タオルや浴衣、脱いだ着物などをハンガーにかけると、つい手近な「鴨居(かもい)」(障子やふすまの上にある枠)にかけたくなってしまうもの。
しかし、この行為は木製の鴨居を傷めたり、濡れたタオルをデリケートな漆喰の壁や木の枠・畳に触れさせてしまうことにも繋がります。
また、落ち着いた和の佇まいを生活感丸出しにしてしまいますよね。
脱いだ洋服類などはクローゼットや箪笥にしまうようにしましょう。
部屋付きのバスルーム等がある場合には、そちらを使うのも手です。
基本は「周囲と宿への心遣い」
「和」のマナーの基本は「周囲への心遣い」。
「自分さえ良ければ良い」ではなく、同室の人たちを快適にし、旅館の人達の心遣いをムダにしない姿勢を大切にすることが第一です。
「マナーができているお客さん」になることで、より良いサービスが受けられる可能性も高いものです。
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この記事のライター
大手通信プロバイダやモバイルゲーム企業にて、PRを担当してきました。3年前からWEBライターの仕事を開始。エステ、美容、転職、健康食品、医療、映画、書籍、カルチャー全般などについて情報発信をしています。