簡単ジャケパンコーディネートのコツ【パンツの簡単セレクト】
ジャケパンスタイルを導入する際に最低限押さえておきたい、そして可能であれば購入しておきたい、定番のパンツ5パターン紹介します。ビジネスシーンにふさわしいスラックスとの簡単な合わせ方から、カジュアルにも取り入れられるチノパンの着こなしまで、幅広く解説するので参考にしてください。ジャケパンに迷っている大人メンズ必見です。
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アイキャッチ画像出典:kurumani.com
ジャケパンだからこそ工夫が必要
ビジネスのスタイルでもすっかり定番化しつつあるジャケパンスタイルですが、ジャケットとパンツの組み合わせにまで気を配れている人はまだ少数かもしれません。
実は、ジャケパンスタイルはパンツを変えるだけでグッと印象が変わります。
今回は、ジャケパンスタイルを導入する際におさえておきたい、購入しておきたい、定番のパンツを5パターン紹介した後に、おすすめのコーディネートを紹介します。
1. ホワイトパンツ
ジャケパンで取り入れる場合に一番映えるのが、ホワイトのパンツです。
まさに「さわやか代表」であり、清潔感・清涼感と垢抜け感が溢れているため、職場でも眩しい存在になること間違いなしです。
もっとも、ホワイトは光を反射するため、どうしても派手な印象になってしまい、「チャラい」と思われてしまうリスクも少なからずあるので、お客さんと接する仕事の方が取り入れるには難しい配色かもしれません。
合わせ方のポイント
ホワイトはどんな色にでも合わせられる「万能」の色ですが、言うまでもなく、白シャツと組み合わせることは不可能ではありませんが非常に難しいといえます。
初心者の方は、写真のようにブルーと組み合わせたり、ピンクのシャツや、柄物のシャツと組み合わせるのが無難でしょう。
2. 千鳥格子
出典:jp.123rf.com
千鳥格子はハウンドトゥースとも呼ばれる柄です。
これは、柄をよく見ると狼の牙が並んでいるように見えるために名づけられており「鳥」と見たり、「牙」と見たりするのは文化の違いの表れですね。
こちらの千鳥格子ですが、その特徴は格子のサイズによって印象が変わる点にあります。
細かい格子だと、遠目から見た場合にはほぼ無地に見えて、近づくと「実は柄物だった」ことが分かる、落ちついた印象となります。
他方で、大きい格子だと、遠目からでも、「鳥」あるいは「牙」がはっきりと見えて、派手で華やかな印象になります。
合わせ方のポイント
合わせる際には、無地のジャケットやシャツと合わせるのが難易度が低いのでおすすめです。
どうしても柄物を取り入れたい場合は、ジャケット、シャツ、ネクタイのどれか1つに抑えるようにしましょう。
初めて千鳥格子のパンツに挑戦する場合は、無地のものを合わせるのが無難です。
3. グレンチェック
あまり冒険したくない方がジャケパンスタイルにアクセントを加えるなら、グレンチェックがおすすめです。
伝統的な柄ですので、「チャラい」とか「華美」という印象はないながらも、しっかりと見る者の印象に残るのが特徴です。
少々堅い企業に勤めている方でも、グレンチェックであれば取り入れやすいのではないでしょうか。
また、ジャケットを脱いでいて、シャツとパンツのみのスタイルになってしまっても、しっかりとおしゃれ感を演出することができます。
合わせ方のポイント
グレンチェックはその名のとおり「チェック」柄ですので、ジャケットやシャツにストライプやチェックをもってくるのは難易度が高いので避けるべきでしょう。
柄物に柄物を合わせるのはかなりハイレベルなコーディネート力が求められるというのはファッションの常識です。
取り入れる場合には、シャツやジャケットは無地あるいは柄が目立たないものにしたほうが安全ですね。
4. チノパン
ジャケパンで取り入れるにあたって、よくも悪くも無難なのがチノパンです。
あまりおしゃれな印象のない人でもチノパンは取り入れているので、そういった人々といかに差別化を図るかがポイントとなってきます。
その色味から、カジュアルな印象になるのがチノパンの特徴です。
そのため、ビジネスシーンで「キレイめ」に履きこなしたい場合には、シルエットが非常に重要になります。
太めだと、山登りスタイルのようになってしまう一方で、すっきりとしたシルエットと丈感のチノパンを取り入れれば、適度な「外し」と「余裕」を演出することができます。
また、チノパンといっても、ベージュ色のトーンもさまざまです。暗めの色のチノパンだと、山登り・作業着的な印象が強くなってしまうので、キレイめを貫きたいのであれば、明るめのチノパンがおすすめです。
合わせ方のポイント
チノパンは、他のパンツに比べてカジュアルな印象になりがちなので、合わせるジャケットやネクタイは、素材感のあるものをチョイスするのがおすすめです。
あまりドレッシーなものを合わせてしまうと、ちぐはぐな印象になってしまうので注意してください。
もし、ドレスライクな着こなしに仕上げたい場合は、センタープリーツが入ったものを選ぶと良いでしょう。
5. グレースラックス
ジャケパンで取り入れる場合に「定番かつ万能」の最強アイテムが、無地グレーのパンツです。
しかし、定番かつ万能だからといって油断はできません。
グレースーツのボトムズを使いまわしていると勘違いされないように、シルエット・生地などにはこだわるべきです。
また、裾をダブル仕上げにしてアクセントをつけるなどすると良いでしょう。
チノパン同様、グレーパンツの色合いにも明るめから暗めまで、グラデーションでさまざまな濃さが存在します。
少なくとも明るめのグレーと、暗めのグレーのどちらも揃えて、ジャケットやシャツの色味に応じて使い分けると、いつでも絶妙なカラーコーディネートのスタイルを貫くことができるはずです。
合わせ方のポイント
定番で万能なアイテムと紹介したように、グレーのスラックスは様々な色柄のアイテムと合わせることができます。
なので、ジャケットやシャツに柄物を持ってきたい場合は、パンツをグレーのスラックスで引き締めるとおすすめです。
ビジネスからカジュアルまで使えるので、持っておいて損はありません。
おしゃれなジャケパンのコーディネート集
ネイビージャケット×ホワイトパンツ
ホワイトパンツを、最も簡単に着こなす方法は、ネイビーのジャケットと合わせるテクニックです。
こちらのコーディネートでは、紺ブレザーと合わせて、清潔感のある着こなしに仕上げているので、大人のメンズも真似しやすいですね。
白シャツとの組み合わせは難易度が高いと説明しましたが、写真のように間にカーディガンを挟むと着こなしやすくなりますよ。
紺ブレザーといえば大人の男性ならだれもが一着は持っている、定番のファッションアイテムの1つでしょう。だからこそ、シルエットやデザイン、そしてディテールやコーディネートで差をつけたいおしゃれメンズ必見、ビジネス・カジュアルどちらでも活躍する紺ブレザーのおすすめブランドとコーディネートを紹介します!
ブルージャケット×ホワイトパンツ
夏場であれば、ブルージャケットとホワイトパンツを合わせた、マリンテイストな着こなしもおすすめです。全身を薄い色でコーディネートしてしまうと、ぼやけた印象になってしまうので、シャツはネイビーをチョイスして、メリハリをつけましょう。
バッグとシューズもダークブランをチョイスし、引き締めることで、ビジネスシーンにもふさわしいコーディネートになります。
ブラウンジャケット×千鳥格子パンツ
柄のパンツは、ジャケットと色を合わせてコーディネートするだけで、簡単におしゃれな着こなしにまとまります。
その際に、色のメリハリをつけてコーディネートすることで、より洗練された印象に映ります。
いつものジャケットを、ダブルブレストにするだけでクラシカルなコーディネートになるので、こちらも挑戦してみたいですね。
オリーブジャケット×グレンチェックパンツ
グレンチェックのパンツは、チェックの中でも主張がそれほど強くないので、比較的挑戦しやすいのが特徴です。
薄いグレーがベースカラーになっているので、ジャケットには写真のようなオリーブグリーンや、濃いネイビーなどを合わせると良いでしょう。
カジュアルな印象のジャケパンスタイルなので、足元は柔らかい雰囲気のスウェードローファーがよく合います。
ネイビージャケット×チノパン
チノパンと合わせるべき定番ジャケットは、やはりネイビーです。
ネイビーのジャケットは、薄い色のチノパンと相性が良く、メリハリがつくので簡単におしゃれなコーディネートを作ることができます。
シャツはサックスブルーをセレクトすることで、よりこなれた印象に。
ソリッドのネクタイを締めて、コーディネートを引き締めれば、ビジネスシーンにも最適なジャケパンスタイルの完成です。
ブラックジャケット×チノパン
お堅い印象になりがちな、ブラックのテーラードジャケットも、チノパンと合わせてコーディネートすることで柔らかい印象の着こなしになります。
清潔感をアップさせるために、インナーには白シャツをチョイスし、シンプルかつスタイリッシュに仕上げるのがポイントです。
このままでもおしゃれですが、ビジネスシーンにも着こなしたい場合は、シンプルなデザインのネクタイを締めるのがおすすめです。
ネイビージャケット×グレースラックス
ネイビージャケットとグレースラックスを合わせた着こなしも、ジャケパンの定番コーディネートの1つです。
グレーのスラックスは、春夏であればライトグレーを、秋冬であればチャコールグレーをチョイスすることで、季節感のあるおしゃれな着こなしになります。
シューズは、ブラックだと堅くなりすぎてしまうので、ブラウンやバーガンディで和らげましょう。
ネイビージャケット×グレースラックス
秋冬のジャケパンスタイルには、起毛感のあるチャコールグレーのスラックスがぴったりです。
シャツやネクタイも落ち着いた色味をセレクトして、季節感のある温かみを感じさせる着こなしに仕上げましょう。
コーディネート全体が暗くなりすぎてしまわないように、ポケットチーフを覗かせると、ワンランク上のジャケパンスタイルに。
ジャケパンスタイルは簡単におしゃれになる
いかがでしたか?
難易度が高いと思われがちなジャケパンスタイルですが、ポイントを押さえておけば、スーツスタイルよりもおしゃれの幅が広がり、こなれた印象に仕上げることができます。
ぜひ、定番のパンツの合わせ方をマスターして、おしゃれメンズを目指してみてください。
ジャケパンスタイルのおしゃれなコーディネートはこちらをチェック
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この記事のライター
経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。