オランダでおすすめのお土産15選
チューリップや風車で有名なオランダにはチューリップのグッズや木靴など可愛いものがいっぱいです。一方で、オランダで有名なお菓子と言われたら分からない人も多いんではないでしょうか?今回は、目移りしちゃう可愛い雑貨から知名度の低いオランダのお菓子までおすすめのお土産を紹介します!
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
チューリップ大国オランダってどんな国?
オランダといえば、チューリップ畑に佇む風車の風景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。可愛いおとぎ話のような国のイメージがあるオランダですが、その一方でマリファナや売春が合法であったりと刺激的な一面もあります。
オランダの人口は東京の人口より25%多いぐらい、面積は九州と同じぐらいです。オランダは真夏でも18度前後と涼しく、真冬は東京より少し寒いぐらいの3度前後です。平地が多いこともあって、自転車大国であるオランダのアムステルダムでは人の数より自転車の数の方が多いとも言われています。
オランダの公用語はオランダ語ですが、オランダ人は英語が達者なので旅行の際は英語だけで不自由しません。
日本からオランダへは、成田空港や関西国際空港から直行便が運行しています。KLMオランダ航空や日本航空が毎日運行している直行便を使って、Amsterdam Schiphol(アムステルダム・スキポール)空港まで約12時間で到着します。
そのほかにも、アジアやヨーロッパの国を経由してオランダへ行くこともできます。アジア経由の場合は、1年間のオープンチケットを購入することができ、ストップオーバーをすることができる場合があります。一方、ヨーロッパの国を経由してオランダへ行く場合の格安航空券は、復路の日にちやルートを変更ができないFIXチケットになります。
【1】木靴
オランダからのお土産といえば、木靴が定番です。オランダの木靴には800年以上の歴史があり、現在発見されている最古の木靴は1230年頃のものです。もともと、木靴は湿地が多いオランダでぬかるんだ地面を歩くのに最適であったこと、水に濡れると膨張する木が足の冷えを防ぐ役割を果たしたことから、オランダで用いられるようになりました。
今では道で履いてる人を見かけることはありませんが、農家や住民が伝統的な服を着ているStaphorst(スタッポルスト)やBunschoten(ブンスホーテン)などの村では未だに使われています。
木靴には、Delft Blue(デルフトブルー)のものや国旗の書かれたものなど様々な種類があります。本物の靴ではなく、キーホルダーでしたらお土産にもしやすいです。また、Zaanse Schans(ザーンセ・スカンス)やVolendam(フォーレンダム)まで足を伸ばせば伝統的な方法で木靴を作っている木靴職人の工房が見学でき、ハンドメイドの木靴を購入することができます。
【2】チューリップのグッズ
チューリップ大国のオランダ人は、チューリップはもちろん、初めて花の静物画が描かれたのはオランダ絵画だと言われているほどもともとお花が大好きです。そのため、オランダでは、チューリップなど花をモチーフにしたグッズがたくさん販売されています。
オランダ感のでるチューリップのグッズはお土産に最適ですし、オーネメントからコップやペンまで様々なグッズがあるので誰にでもプレゼントしやすいものです。アムステルダムにあるチューリップ・ミュージアムでは様々なチューリップグッズが販売されているのでぜひ観光ついでに訪れてみてください。
ちなみに、オランダではチューリップの球根が安く販売されています。チューリップの球根を購入したい方は、検疫が必要となるので注意してください。(免税は99個まで)
The Amsterdam Tulip Museum exists to excite, engage, and educate Tulip Fanatics old and new, from the Semper Augustus to Tulip Mania to Black Tulips.
【3】ミッフィーグッズ
日本でも根強い人気をもつミッフィーちゃんですが、オランダ人のDick Bruna(デック・ブルーナ)が1955年に初めて描いたということはご存知でしょうか。ブルーナさんの出身がUtrecht(ユトリヒト)のであることから、Utrechtにミッフィー広場やミッフィー・ミュージアムがあります。ちなみに、ミッフィーちゃんはオランダ語で「小さなウサギ」という意味を持つ「nijntje(ナインチェ)」と呼ばれています。
ミッフィーちゃんの生まれ故郷のオランダでは、ミッフィーちゃんグッズが豊富に手に入ります。ミッフィーファンには時間があればUtrechtまで観光も兼ねて行くことをオススメしますが、アムステルダムにも豊富なミッフィーちゃんグッズを販売するミッフィーショップ「de winkel van nijntje(デ・ウィンケル・ファン・ナインチェ)」があります。
【詳細情報】
de winkel van nijntje(デ・ウィンケル・ファン・ナインチェ)
住所:Scheldestraat 61, 1078 GH Amsterdam
電話:+31 20 664 8054
official site about Miffy and Dick Bruna, play games, read books, watch videos, colour in pictures, make music, get information, news and more
【4】デルフト陶器
Delft Blue(デルフトブルー)は16世紀以来、デルフトの街で生産されている世界的に有名な陶器です。中国製の染付の磁器が1602年にオランダに出回ってからというもの、その技術に追いつくよう努力が重ねられた結果Delft Blueが発展し、最盛期にはデルフトに33の工房が存在していました。1800年頃までの間は裕福な人々の間で人気があったものの、現在まで残っている工房は「De Porceleyne Fles(デ・ポルセライネ・フレス)」ただ一つとなっています。
オランダのデザインを代表するDelft Blueは誰にでも喜ばれるお土産です。もし、もっとお気軽な値段で同じようなものが欲しい場合はデパート内によくある「BLOND AMSTERDAM」という雑貨屋さんを見てみてください。Delft Blue風デザインの食器が安価で手に入れられますよ。
【詳細情報】
BLOND AMSTERDAM(ブロンド・アムステルダム)
住所:Gerard Doustraat 69, 1072 VL Amsterdam
電話:+31 20 428 4929
オランダ伝統のデルフトブルーのバースプレート、ウェディングプレートの輸入販売。デルフト焼き職人の手書きによる名前入り。ユニークで、喜ばれる贈り物。オランダより送料無料でお届けいたします。
【5】「La Savonnerie(ラ・サボネリー)」の石鹸
「La Savonnerie」は1996年からアムステルダムで経営している人気の石鹸屋さんです。「La Savonnerie」が提供しているのは、環境に優しい認定済みのヤシの油を使っており、ベビーソープと同じぐらい肌に優しい手作り石鹸です。「La Savonnerie」では、70種類を超える香り石鹸の他に、敏感肌用に無香料のものも提供しています。
キューブ型の石鹸には、アルファベットやチューリップなど可愛いマークが入っています。オランダらしい、チューリップや風車のマークがあるものは特におすすめ!カラフルで可愛い石鹸はどの女性も喜ぶお土産ですし、小さいので持ち帰りにも便利です。
【詳細情報】
La Savonnerie(ラ・サボネリー)
住所:Prinsengracht 294, 1016 HJ Amsterdam
電話:+31 20 428 1139
La Savonnerie offers handmade quality products like soaps, wash bags, unique souvenirs and gifts in' the nine streets' of Amsterdam.
【6】HEMA(ヘマ)の雑貨
オランダ雑貨といえば「HEMA」。オランダ生まれの「HEMA」は、可愛いデザインとお手頃な値段で有名で、今ではフランスやイギリスにも進出するほどの人気っぷりです。
赤い看板が目印の「HEMA」には、雑貨の他にも文具、衣服やお菓子などが販売されています。おしゃれでとてもポップなオランダ・デザインがリーズナブルに手に入るのでお土産に困ったらのぞいてみてくださいね。
【詳細情報】
HEMA(ヘマ)
住所:Kalver Passage, Kalverstraat 212, 1012 XH Amsterdam
電話:+31 20 422 8988
Our online store is filled with original designs at surprisingly low prices. Come find something to make your daily life easier & more fun!
【7】オランダ人画家のグッズ
かの有名なVan Gogh(ファン・ゴッホ)やRembrandt(レンブラント)など、オランダからは多くの偉大な画家が生まれています。そのため、アムステルダムには国立美術館「Rijksmuseum」やゴッホ美術館などがたくさんの美術館があります。 美術館では、雑貨や書籍など様々なアートグッズが販売されており芸術に興味のある方には非常に魅力的なお土産です。
ミュージアム広場には、国立美術館とゴッホ美術館が共同で運営している「De Museumshop」というお店があり、双方の商品を一気に見ることができます。美術館には入らずお土産だけ見たい方は、ぜひ「De Museumshop」を訪れてください。
【詳細情報】
De Museumshop(ミュージアムショップ)
住所:Paulus Potterstraat 1, 1071 CX Amsterdam
電話:+31 20 470 0686
Rijksmuseum, museum of the Netherlands, in Amsterdam. Dutch art and history from the Middle Ages to the present day.
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【8】「Condomerie(コンドメリエ)」のコンドーム
売春が合法のオランダは性に対してとてもオープン。その象徴となるのが、アムステルダムにある世界初のコンドーム専門店「Condomerie」です。「Condomerie」は、もともと1980年代に安全なセックスを促進するために設立されたお店です。
「Condomerie」では、様々なブランドからのコンドームのほか、潤滑油や動物の形をした面白いコンドームなどありとあらゆる製品が販売されています。ユニークなコンドームをお土産にすれば、帰国してから盛り上がることは間違いないでしょう。
【詳細情報】
Condomerie(コンドメリエ)
住所:Warmoesstraat 141, 1012 JB Amsterdam
電話:+31 20 627 4174
Zonder verzendkosten en anoniem condooms kopen bij Condomerie. Condooms op maat, latex vrije condooms, vegan condooms en glijmiddelen. 30 jaar ervaring. Condomerie Amsterdam is `s Werelds eerste condoomwinkel.
【9】Stroopwafel(ストロープワッフル)
オランダ定番のお菓子といえば、Stroopwafel(ストロープワッフル)です。Stroopwafelとは、キャラメルシロップを2枚のワッフル生地で挟んだお菓子です。現在では世界的に人気のStroopwafelはオランダ定番のお土産でもあります。
サクサクとして、甘すぎない味なので日本人の口にもよく合います。さらに、値段もスーパーだと300円程度とお手頃で、ワッフル生地は飛行機に持ち込んでも比較的割れにくいためお土産には最適です。
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【10】「Droste(ドロステ)」のチョコレート
1863年の夏、Gerardus Johannes Drosteがオランダでお菓子屋さんを始めたのがDroste(ドロステ)のはじまりです。オランダの大人気チョコレートのうち、長い歴史を持つDrosteのチョコレートは丸い形が特徴的です。
お土産として特に人気が高いのは、「Droste Tulips」です。 175 gか275gのものがあり、ホワイト、ブラウン、ダークブラウンの3種類のチョコが入っていて、すべてにチューリップが描かれています。オランダらしく、見た目もかわいい「Droste Tulips」は女性が喜ぶお土産です。
Chocolade fabrikant Droste B.V. geeft informatie over het uitgebreide assortiment, de geschiedenis van chocola en heeft een chocolade e-shop
【11】「Verkade(フェルカーデ)」のチョコとクッキー
「Verkade(フェルカーデ)」は1886年にオランダのZaandam(ザーンダム)で設立されてから、チョコレートやビスケットなど多くの製品を製作し、今や「Droste」と共にオランダの2大チョコレート会社となっています。板チョコが有名ですが、種類豊富なクッキーも外せません。
オランダの人気チョコレートを持ち帰るなら上記に紹介した「Droste」とこの「Verkade」を選んでおけばとりあえず間違いはありません。
De meisjes van Verkade weten dat genieten goed voor je is. Daarom zijn zij altijd bezig de lekkerste koekjes en chocolade te maken. Een ultiem verwenmoment!
【12】ダッチクッキー
ダッチクッキーは正式には「Jodenkoek(ヨーデンコック)」(オランダ語で「ユダヤ人のクッキー」の意)と言います。ダッチクッキーは直径10cmの大きく平たい円形のショートブレッドです。ショートブレッドとは、簡単に言えばバター多めのバタークッキーです。ダッチクッキーは柔らかく、程よい甘みがするのが特徴です。
17世紀に初めて作られたと言われていますが、世に出たのは1872年のことです。オランダのAlkmaar(アルクマール)で経営していたベーカリー「Stam(スタム)」が1883年にダッチクッキーを売り始めました。しかし、ダッチクッキーが有名になったのは、「Stam」をDirk Davelaar(ダーク・ダヴェラール)氏が1924年に買収した後のことです。
彼の会社「Davelaar(ダヴェラール)」では今でもダッチクッキーを提供しています。また、他には「Lotus(ロータス)」という会社のダッチクッキーも人気です。紅茶やコーヒーによく合うダッチクッキーはお土産に最適のクッキーです。粉々になるのが心配なら、おしゃれな缶に入ったタイプもおすすめです。
【13】Hagelslag(ハーヘルスラー)
子供から大人まで幅広い世代に愛されているのが、Hagelslag(ハーヘルスラー)というトッピングです。オランダでは、朝ごはんにはパンの上にバターを塗り、このHagelslagをかけるのが定番です。Hagelslagには定番のチョコレートからフルーツ味のものなどたくさんの種類があり、色や形も様々です。
1860年創業のHagelslagのメーカー「De Ruijter」はオランダで150年以上の歴史があり今でも大人気のブランドです。色々な種類を買って試してみてはいかがでしょうか?
【14】「Pickwick(ピックウィック)」の紅茶
紅茶といえばイギリスのイメージが強いですが、ヨーロッパで初めてお茶の文化に触れたのは16世紀半ば過ぎに植民地マカオと日本との往来していたポルトガル人だと言われています。一方で、西欧に初めてお茶を伝えたのはオランダの東インド会社です。17世紀に日本茶や中国茶といった緑茶をオランダが持ち帰ったそうです。
日本ではあまり馴染みのない「Pickwick」は、実はそんなオランダの紅茶の中でも歴史が長く1753年に販売を開始している有名な紅茶ブランドです。安価で有名なオランダの紅茶はお手軽なお土産に最適です。
また、高級なオランダの紅茶に興味がある方は、アムステルダムで1792年から経営している王室御用達の「Wijs & Zonen」をのぞいてみてもいいかもしれません。
【15】Drop(ドロップ)
甘草の根っこを使って作ったお菓子のDropは、英語でLicorice(リコリス)と呼ばれるものです。北欧やドイツでも愛されているリコリスですが、オランダ人は特にこのお菓子が大好きで一人当たりのリコリスの消費量は一年間で2000g以上と世界一です。
Dropは甘いものや塩辛いもの、硬めのものや柔らかいものなど種類が豊富です。Dropはスーパーで手軽に買えるお菓子ですが、アムステルダムのキャンディー専門店「Het Oud-Hollandsch Snoepwinkeltje」に行けば、たくさんの種類を一気に見ることができます。
日本人の口には合わず、ほとんどの人が口を揃えてまずいと言います。ただ、お土産に持って帰れば友達や家族の間で盛り上がること間違いなしです。
Het Oud-Hollandsch Snoepwinkeltje Amsterdam
おわりに
アムステルダムでお土産を探すなら、アムステルダム駅から徒歩10分のDam Square Souvenirs(ダムスクエアー・スーベニアー)に行け大抵のものは揃います。一気にお土産を揃えたい方は、ぜひDam Square Souvenirsをのぞいてみてください。
また、お菓子系のお土産はオランダでよく見かけるAlbert Heijn(アルバートハイン)というスーパーで購入できます。アムステルダム中央駅にも入っているので、お土産を忘れてしまった時も便利です。
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この記事のライター
デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。