子育ての感動を体験できるエッセイ4選
生涯独身率が上がっている現代社会では、妊娠、出産、子育ての機会も減ってきています。
今回は、子育ての素晴らしさ、楽しさを体験できるエッセイを紹介します。
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十人十色の育て方
少し前の時代までは、何人も兄弟姉妹がいることが当たり前であり、妊娠、出産、子育てというのはどんな人の身近にも常に存在していました。
しかし、現代ではその体験談を聞ける機会というのは少なくなってきています。
子供を産み、育てるというイメージが具体的にできていないから、子供が欲しいと思わないまま年月が経っていく人も多いのではないでしょうか。
実際の子育ては、人によって本当に十人十色であり、なかなか他人の方法論が役に立たないことが多いことでしょう。
それでも、子育てってこんなことが起こる!こんな感動が毎日起こっている!という体験を分かりやすく知ることができる、コミックエッセイを紹介します。
たまご絵日記
こちらは、「子育て」の中で起こるハプニングや葛藤がとてもうまく描かれている一冊です。
そして、とにかくたまこ(筆者の子供)が可愛い!!!!!
子供ってこんな愛らしいんだ、ということを読むだけで実感することができます。
お母さんの大変さも理解しながら、その大変さを上回る毎日の小さな感動がどれだけ素晴らしいか、筆者の想いがひしひしと伝わる内容となっています。
現在「たまご絵日記②」も発売されていますが、そちらもますます内容の濃いものとなっています。
子供がいる人も、いない人も、思わず笑顔になること間違いなしです。
医者いらずの出産&育児
こちらはなんと、自宅で出産をした体験記となっています。
妊娠・出産は病気ではないという筆者の考えから、何かとすぐに妊婦に対して薬を処方する医師に不信感を抱き、自宅で出産をするという決意をします。
この筆者のように、「何が起こっても自分の責任であり、後悔をしない」という自信があるのであれば、
このような選択肢もありなんだな、ということを初めて気付くことができました。
出産だけでなく、子育てに関してもとにかく驚きの内容ばかりです。
赤ちゃん、子供の生命の力強さや、親として子供をどう見守るべきかという点がとても分かりやすく描かれた一冊です。
43歳で母になる
近年は晩婚化が進み、高齢出産(35歳以上での出産)の割合も多くなってきています。
そんな中で、高齢出産はどのようなリスクがあり、どのようなマイナートラブルがあるのか、産んだあとはどう変わっていくのかがよく分かる一冊です。
また、仕事を続けながら子育てをする人にとってもとても参考になります。
自分の奥さんが妊娠中や子育て中も働いていくことにした場合、様々な苦労が発生するということを夫が理解する為にも役に立つ内容となっています。
また、このエッセイの筆者は特に不妊治療などを行うことなく子供を授かることができましたが、高齢出産と言われる年齢になると妊娠率も極端に下がることも理解しなくてはいけません。
妊娠、出産は奇跡の連続であり、そんな中で授かった子供の成長はどんな仕事の成功よりも感動を与えてくれるということに気付かせてくれる貴重なエッセイです。
産後が始まった!
育児関連の書籍は圧倒的に母親目線で描かれたものが多い中、こちらは夫の側から子育てを見つめたエッセイです。
自分のことをイクメンだと思っていた筆者が、妻とのすれ違いを繰り返しながら本当のイクメンとはなにかを考えていく内容になっています。
育児休暇などを男性が取得していない限りは育児に関わることがどうしても少なくなってしまう男性にとって、産後の妻の心と体にどんな変化が起こっているのかというのを知る機会は少ないことでしょう。
子育てはまだまだ先だと思っている人や、結婚前の男性などにもオススメの一冊です。
独りよがりにならないために
子育てというのは、どうしても他人と比べてしまったり、家族の協力が得られないと感じてしまったり、
自分一人で悩んでしまいがちです。
そのような時に様々な人の体験談を知ることで、みんなが悩んでいることに気付き少しでも気持ちの余裕を持つことができます。
思いやりを持って家族に接する為にも、これから持つ家族の為にも、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
1987年生まれ。