日本初のテロワール野菜!味覚を学習する「ココノミ」とは?
性格診断のような16の質問に答えるだけで、自分の好みに合った野菜を選出してくれる「野菜コンシェルジュ機能」。注文した食材の感想をフィードバックすると自分の好みを学習し、ブラッシュアップされた味覚カルテを作成、レコンメンドをしてくれる新サービスをリリース。
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伸び悩む日本のオーガニック食品市場
「有機」「オーガニック」をうたう食品市場は現在日本国内でおよそ1億2000万円規模(Markets and Markets発行市場調査レポートより)。本当に美味しい、身体にいい食品を届けたいと農作業に取り組む農家の方々の想いにも関わらず、ここ数年の市場規模の推移は横ばいの状態です。
一方でアメリカのオーガニック市場は3兆5950億円と、ここ20年間で10倍ほどに成長。それだけアメリカではオーガニック食品が市民権を得るほどに成長をしています。日本でオーガニック食品市場が成長をしていくために何が必要なのでしょうか。
︎小ロット生産のオーガニック野菜が抱える課題
【日本のオーガニック市場が抱える課題】
●既存の流通インフラに乗りにくい
●法人規模が小さく大量生産が難しい
●鮮度を保つことが難しい
●日本の農作物市場は安全安心という認識があり差別化が難しい
オーガニックの農作物は、個人農家が生産していることが多く、「少量生産型」で一つ一つこだわりを持って作っているため、大衆向けに安く提供をすることに向いていません。また、日本の野菜は安全という認識が強くオーガニック食品の差別化は難しい。スーパーなどの店頭には、大量生産、低価格帯の商品と並列して並んでおり、鮮度が高いうちに売れるようにするためのインフラが整っていない現状もあります。
日本初のテロワール野菜を食卓へ!学習型コンシェルジュ機能「ココノミ」
本当に美味しい野菜、身体にいい野菜を適正価格で届ける、農業を持続可能でクールなビジネスにしたいと、株式会社141&Companyは「ココノミ」をリニューアルしました。有機野菜、オーガニック野菜の市場で「プレミアム×少量生産」のカテゴリーを確立すべく、自分の好みに合った野菜を欲しい量だけ手元に届ける新サービスとは。
性格診断のような16の質問に答えるだけで、自分の好みに合った野菜を選出してくれる「野菜コンシェルジュ機能」。診断を元に注文すると、テロワール野菜というすぐれた自然環境の恵みを最大限に受け取った農薬、化学肥料不使用の路地野菜が手元に届きます。届いた野菜についてアンケートに答えることで、自分の好みを学習し、ブラッシュアップされた味覚カルテを作成、レコメンドしてくれます。
これから来るか?テロワール野菜トレンド
もともと「テロワール」とは、ワイン、コーヒー、茶などの品種における、生育地の地理、地勢、気候による特徴を指します。同じ地域の農地は土壌、気候、地形、農業技術が共通するため、作物にその土地特有の性格を与えるとされています。
これは野菜にも当てはまるとして141&Companyではココノミのサービスを開始しました。
「いいものを適正な価格」で販売し、その中で得られた利益をさらに設備投資に回すことでさらに美味しい野菜を生産できる。生産者も消費者もWin-Winの関係が築けるサービスだと思います。このサービスが日本の食卓市場、流通を変え、農家の方々が土地にもこだわって作った「テロワール野菜」が食卓に並ぶインフラになってくれることを期待しています。