日本人が大好きな温泉!さらに温泉を好きになるために知っておきたいこと!
日本は温泉大国といってよいほど、全国各地にあります。その温泉の効果は様々あると書かれていますが、家庭で入るお風呂と何が違うのか知る人って少ないと思います。今回、温泉に行くのが楽しくなる方法をお伝えします。
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そもそも温泉とは?
温泉宿が立ち並ぶ有名な温泉郷もあれば、こんなところに天然温泉?と首をかしげたくなるような温泉施設もあります。そもそも温泉は温泉法によって規定されていますが、25℃以上のお湯が湧き出ているか、規定量以上の温泉成分を含んでいるかどちらかを満たせば温泉なのです。
つまり全く温泉成分が無くても温かい水が湧き出ていれば温泉ですし、温泉成分が含まれていても冷たい温泉もあり得るのです。しかも、水を加えたり、沸かしたり、薬剤とか入浴剤を入れて源泉と全く違う温泉に浸かっている場合もあるのです。
こんな場所に天然温泉?
スーパー銭湯や、地方の公共銭湯に天然温泉と書かれている銭湯がありますね。こんな場所で温泉が出るの?と思われることもあると思います。実は地面は温かいので1,000m~1,500mほど掘り進めた時に地下水脈を掘り当てると、そこから湧き出る水は「25℃以上の水=温泉水」となります。そのため、地下水が豊富な場所であれば、掘り進めれば温泉が出る確率は高いのです。近所の天然温泉は、もしかしたら家庭のお風呂と大差がない成分かもしれません。
温泉の適応症って?
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温泉に入浴することで得られる効果は、2種類あります。1つは、家庭のお風呂に入る事でも得られる、一般的な入浴効果です。
もう1つが温泉特有の効果で、泉質によって違いがあります。その温泉だから得られる効能のことを「泉質別適応症」と言い、温泉の壁などによく貼ってあります。温泉に入浴することで得られる効能や効果のことを適応症と呼ぶのが正しい呼び方です。なぜなら、温泉の効能や効果は科学的に立証されたものではないからです。そうは言っても、全く効果がない訳ではありませんよ。
温泉の種類について
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温泉には単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉の9種類があります。それぞれに違いがあり適応症も異なります。温泉に含まれている、化学成分の量によって分類されています。
アルカリ度数が高い温泉は、ぬるぬるとした感じで美肌効果があるのでおすすめです。酸性度が強い温泉は、肌にピリピリする刺激があり肌トラブルに効果があるとされています。温泉の種類により、効果効能が全く違うことを知っておくと温泉治療に役に立ちますよ。
温泉の禁忌!これだけは避けよう!
温泉には様々な温泉効果がありますが、その反面でやってはいけない事があります。禁忌としてお風呂の壁などに貼ってあります。
一般的に、病気の最中に温泉に入ってはいけません。かえって悪化することがあります。入浴することによって体力を使うため、身体が衰弱している時は入らない方が良いですし、重い心臓病や肺の病気のときにも入浴は避けるべきです。適応症と禁忌を知ったうえで、自分に合っている温泉を選ぶと良いです。
温浴効果を知って素敵な温泉ライフを!
入浴は一日の疲れを取ったり、体を温めて血行を良くすることで新陳代謝が良くなります。温泉は一般的な入浴効果のほかに、日常生活を離れて自然の中で様々な刺激を受けることでリラックスしたり、ストレスを発散できたりします。
日本人は古来から、温泉が大好きで科学的に立証されていなくても経験的に体に良いと感じています。訪れる温泉の泉質や効果を知り、自分の体調や調子に合わせてベストな温泉を選んで行くことで、今まで以上に温泉を楽しめるでしょう。
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この記事のライター
SEから社長になり、そしてまたフリーランスへと。好きなことを楽しむ人生を送る事をモットーにしています。経営コンサルタント、フリーライター、家庭教師など子供から大人まで「教える」ことをテーマに社会貢献しています。