ツーブロックの種類徹底解説【海外の流行から国内のトレンドまで】

ツーブロックとは

ツーブロックというのは刈り上げそのものを単語として表すものではありません。1つのヘアスタイルに大きく長さの違う2つのブロックが存在するという意味合いから、ツーブロックという名前が付けられています。よって刈り上げ部分が露出しているヘアスタイルはもちろんのこと、刈り上げ部分に髪の毛を被せている髪型もツーブロックとして分類されます。もみあげ部分を刈り上げることによるメリットはとても大きく、ヘアスタイル全体をシャープに見せ全体を垢抜けた印象にすることが出来ます。

海外では「Under Cut Hair」と呼ばれる

ツーブロックというのは和製英語であり、海外にツーブロックという名前のヘアスタイルは存在しません。海外のヘアスタイルでそれらに該当するのは「Under Cut Hair」と呼ばれるヘアスタイルです。「Under cut hair」は短く刈り上げたサイドに対してトップの部分の髪の毛を長めにとったヘアスタイルを指し、こちらはトップとサイドに限定されていて刈り上げの上に髪の毛を被せたヘアスタイルは含まないという点が異なります。

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ツーブロックの魅力

サイドに刈り上げを入れるというシンプルなスタイリングのツーブロックではありますが、取り入れることによるメリットはヘアスタイルにとってとても大きいと言えます。まず、ヘアスタイルの清潔感に大きく影響を与える耳周りがツーブロックを取り入れることによってスッキリとします。ヘアスタイルの不潔感というのは主に耳周りのもみあげの伸びすぎなどが原因であるので、現在のヘアスタイルにツーブロックを取り入れるだけで清潔感が大きく向上するでしょう。
印象以外の魅力としてはスタイリングにかかる時間が短くなることが挙げられます。サイドを刈り上げることによって髪の毛の絶対量が減るためです。ツーブロックを取り入れて初めてスタイリングを行ったときに以外にも自分がもみ上げなど余分な部分にてこずっていたということが分かるでしょう。

国内と海外のトレンドについて

国内：刈り上げ部分を隠した落ち着いたスタイルが主流

日本のツーブロックの多くは刈り上げ部分の上にトップの髪の毛を被せた落ち着いたヘアスタイルが主流です。特に人気が高いのはツーブロック×パーマの組み合わせのような、落ち着きがありながらも個性をアピールすることの出来るヘアスタイルです。これらのヘアスタイルの特徴としては動きがありますが、しっかりとヘアスタイルの黄金比と呼ばれているひし形シルエットに収まっており、海外のヘアスタイルほどうっごきが大胆ではないことが特徴です。

海外：トップの部分を大胆に動かしたエッジの効いたスタイルが主流

海外のツーブロックスタイルにあたる「アンダーカット」「フェイドカット」「フリンジカット」などは刈り上げ部分を大胆に露出しトップの髪の毛をこれでもかというくらいの動きを加えることが大きな特徴です。海外メンズの彫りの深い顔とは相性がよく、海外のヘアカタログなどでは多く掲載されているヘアスタイルです。このような海外スタイルを日本人の方が取り入れる際は動きを抑えシルエットのみをまねるなどをすることで取り入れることが出来るでしょう。

国内＆海外ツーブロックおすすめ16選

ここではツーブロックの種類について解説していきます。マッシュやパーマなど日本では定番のツーブロックスタイルを初め、海外のツーブロックスタイルにあたる「フェイドカット」「フリンジ」を含む合計16種類を紹介するので自分に合ったものを選んでみてください。

1. ツーブロック×ベリーショート

サイドを短く刈り上げてトップを立ち上げた王道のツーブロックスタイルになります。海外でアンダーカットヘアと呼ばれるヘアスタイルもこのタイプです。サイドとトップで長さの変化をつけることによってヘアスタイルにメリハリをつけることができ、シンプルなベリーショートでは演出することの出来ないスマートさを演出することが出来るのがポイントです。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーでトップを立ち上げる事を意識しながら全体を乾かしスタイルの下地を形づけます。
3. 髪の毛を少し濡らしハードワックスをなじませトップの髪の毛を立ちあげます。
4. 仕上げにシルエットを整えスタイリング完了です。　

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2. ツーブロック×ショート

サイドを刈り上げつつもトップに毛量を残し刈り上げ部分に少し被せるようにしたヘアスタイルはツーブロックの種類の中でも高い人気を持ちます。サイドがスッキリとしていて、トップに長さのあるメリハリはもちろんですが、セットの手軽さが最も大きな魅力です。ツーブロックショートスタイルは朝起きて髪の毛を濡らし、2～3分をかけてドライヤーを行うだけでもヘアスタイルとしてかっこよくきまります。トップ部分にパーマをあてることで、より完成度の高いヘアスタイルに近づくことも可能です。

■セット方法
1. 髪の毛を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはサイド部分が浮かないように抑えながら乾かし、トップにボリュームを出すことでスタイルの下地を形付けます。
3. ハードワックスを適量手に取り全体になじませていきます。
4. 全体に束感を作り、鉢周りを抑えてシルエットを整えたらスタイリング完了です。　

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3. ツーブロック×ミディアム

毛量が多くなりすぎてしまいまとまりづらくなってしまうミディアムヘアと、髪の毛の絶対量を減らすことの出来るツーブロックは相性が良く全体として長さはありつつもシャープな雰囲気を演出することが出来ます。ミディアムヘアはパーマをあてることでよりヘアスタイル全体の完成度が高まるので、ぜひ取り入れてみることをおすすめします。スパイラルパ―マは立体感をオーソドックスなパーマであれば上品な印象を演出することが出来ます。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはパーマのカールを意識しながら軽く握りこむようにして全体を乾かしていきます。
3. 全体が乾いたらソフトワックスを全体になじませます。
4. 手クシで全体の毛流れやシルエットを整えたらスタイリング完了です。　

4. ツーブロック×フリンジ

フリンジスタイルとはサイド部分を刈り上げ、残したトップのから前髪にかけての髪の毛を前方向に流したヘアスタイルを指します。日本では一般的ではありませんが、海外メンズに人気のヘアスタイルです。海外メンズの濃い顔に合わせてヘアスタイルが作られているため、ヘアスタイルの個性が強くなっているので取り入れる際にはよく検討することをお勧めします。顔が濃い方であれば他のメンズと大きく差をつけることができるでしょう。

■セット方法
1. 髪の毛を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップから前髪にかけての髪の毛を前方向に流しスタイルの下地を形付けていきます。
3. 全体が乾いたらハードワックスを手にとりなじませましょう。
4. なじませた後、束感を作りながらシルエットを整えてスタイリング完了です。

5. ツーブロック×ビジネス

ツーブロックはビジネススタイルとの相性は抜群に良く、普段のヘアスタイルにツーブロックを取り入れるだけでも他のメンズと差をつけることができるでしょう。オンとオフの切り替えも他のスタイルに比べると比較的簡単に行うことが出来ます。オンはツヤ系のスタイリング剤で固め、オフはマット系のスタイリング剤で無造作にセットをすることでオンとオフのどちらもかっこよくきめることが出来るでしょう。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはサイドの髪の毛が浮かない様に抑えつつ、トップにボリュームが出るようにしスタイルの下地を形付けていきます。
3. 全体を乾かしたらハードワックスを手に取り全体になじませます。
4. サイドを抑えトップを立ち上げてシルエットを整えたらスタイリング完了です。　

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6. ツーブロック×パーマ

毛量を残したトップの髪の毛にパーマをあて、刈り上げたサイドに被せるツーブロックとパーマの組み合わせはメンズのヘアスタイルの中でも最も人気の高い部類に入ります。スーツとの相性の良いのでビジネスマンの方にも取り入れることが出来るうえに、カジュアルな私服とも相性が良いためオンとオフどちらもかっこよくきめることができます。セットが簡単であるにも関わらず、オシャレな雰囲気を演出するので時間に対してのコスパがとても良い点も魅力の1つです。

■セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはカールを意識し全体を軽く握りこみながら乾かしていきます。この時に刈り上げ周辺は浮きすぎないように押さえておくことがポイントです。
3. 全体が乾いたら少し湿らせ全体にスタイリング剤をなじませてシルエットを整えたらスタイリング完了です。

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7. ツーブロック×マッシュ

メンズにとってスタンダートとなってきたマッシュスタイルをかっこよく演出するためにはツーブロックと組み合わせることが必要不可欠でしょう。マッシュのシルエットを再現する際にはどうしてももみあげ部分のボリュームは抑えなければいけないためです。そのようなことに加えて、サイドにツーブロックを入れることでトップ部分のスタイリングの幅が広がります。画像のようにパーマをあてると、よりスタイルの完成度を高めることが出来ます。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはパーマのカールを意識しながら軽く握りこむようにして全体を乾かしスタイルの下地を形付けていきます。
3. 乾かしたら全体を軽く湿らせグリースを全体になじませます。
4. 毛束を作りながらシルエットを整えてスタイリング完了です。

8. ツーブロック×オールバック

オールバックスタイルにツーブロックを組み合わせることで、オールバックの持つ縦のシルエットを強調することができ、全体をシャープな印象にすることが出来るのでおすすめです。画像のヘアスタイルは刈り上げてはいないものの、サイドをトップに比べて短くしています。フォーマルになり過ぎてしまうオールバックスタイルですが、ツーブロックと組み合わせてメリハリをつけることでバランスが取れます。オンとオフでスタイリングを楽しみたいという方には特におすすめのヘアスタイルです。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気を取ります。
2. ドライヤーで乾かす際にはやや大げさに全体の髪の毛を後ろに流しスタイルの下地を形付けていきます。
3. 乾かしたら全体を軽く湿らせハードワックスかジェルをなじませてスタイリング完了です。

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9. ツーブロック×アップバング

アップバングのように前髪を立ち上げることで縦のラインが強調されるヘアスタイルにツーブロックを組み合わせるとサイドがスッキリするので全体にシャープな雰囲気になります。アップバングとツーブロックを組み合わせる際のポイントは刈り上げ部分に髪の毛を少し被せることです。このようにすることでアップバングの雰囲気を柔らかくすることができますし、トップに残る髪の毛の量が増えることでスタイリングの幅が広がります。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで前髪を根元から立ち上げ、サイドは抑えることを意識しながら乾かしていきます。
3. ハードワックスを適量手に取り全体になじませます。
4. 全体になじませたら手に余ったワックスで軽く前髪を整えスタイリング完了です。

10. ツーブロック×ソフトモヒカン

ツーブロックを取り入れつつも若々しさやヤンチャな雰囲気を演出したいのであればソフトモヒカンと組み合わせることがおすすめです。ソフトモヒカンはファッション性の高いヘアスタイルですが、ビジネスシーンにも合わせることが出来るのが魅力であり、オンとオフ変わらない魅力を維持したいというメンズにおすすめのヘアスタイルです。画像のソフトモヒカンスタイルはスパイキーな雰囲気ですが、カットによっては柔らかい雰囲気にすることも可能です、詳細は以下の記事を参考にしてください。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップ部分を立ち上げる事を意識しながらスタイルの下地を形付けていきます。この時に前髪は根元から立ち上げることがポイントです。
3. 乾かしたらワックスを適量手に取り全体になじませます。
4. なじませた後に全体のシルエットを整えてスタイリング完了です。　

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11. ツーブロック×フェイドカット

フェイドカットというのは、サイドの刈り上げをトップに上がっていくにつれて徐々にグラデーションするようにした海外メンズの間では一般的なヘアスタイルです。通常のツーブロックでは長さは均一であるので、トップとの境目がハッキリしていますがフェイドカットはグラデーションによって繋がっていくため自然な仕上がりになることが特徴です。フェイドカットを取り入れるのにおすすめなのは、外国人風の雰囲気を演出したい方です。特にビジネスシーンにおいては大きく活躍するでしょう。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはサイドの髪の毛を抑えることを意識しながら、トップから前髪にかけての髪の毛を7:3で分けてスタイルの下地を形づけます。
3. 乾かしたらジェルやグリースを手に取り全体になじませてスタイリング完了です。

12. ツーブロック×七三分け

七三分けスタイルにツーブロックを組み合わせることで、フォーマルな雰囲気の中に少しのワイルドさを付け足すことが出来ます。主にビジネスシーンにおいておすすめのヘアスタイルであり、このようなフォーマルとカジュアルの掛け合わせは他のメンズと差を付けることが出来るでしょう。七ワン分けとツーブロックを組み合わせるたスタイルのセットはラフにきめすぎないことが大切です。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かしながら前髪の分け目を作り、サイドを抑えるなどすることでヘアスタイルの下地を形付けていきます。
3. ワックスを適量手にとり全体になじませていきます。
4. 全体になじませたあとに手に余ったワックスで前髪を整えてスタイリング完了です。　

13. ツーブロック×アシメ

サイドを刈り上げトップから前髪にかけてを左右非対称にしたツーブロックとアシメの組み合わせは他の組み合わせと比べて一味違った魅力を演出することが出来ます。左右非対称のヘアスタイルが奥行きを演出するので、ワンランク上のオシャレを目指すメンズにおすすめです。注意点としてはスタイリングにある程度の時間がかかることや、ツーブロックとの組み合わせの場合前髪のみでアシメを演出することになるので崩れやすいなどといった点が挙げられます。オーソドックスなヘアスタイルではないという点は留意するようにしましょう。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップのボリュームを出すこと、そして前髪をサイドに流すことを意識しながらスタイルの下地を形付けていきます。
3. 全体が乾いたらハードワックスを手に取りなじませたらスタイリング完了です。

14. ツーブロック×ウルフ

束感スタイルやマッシュスタイルに続く流行のヘアスタイルとして注目されているのがウルフスタイルになります。ウルフとはその名の通り狼のたてがみのようなシルエットが特徴的であり、伸ばした襟足とボリュームのあるトップ周りで形成されてるヘアスタイルです。ウルフにツーブロックを組み合わせることでよりトップと襟足のメリハリがハッキリし、ウルフスタイルの持つ少しやんちゃで若々しい印象をより演出することが出来ます。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際には襟足を伸ばすこととトップを握りこむようにしてボリュームを出しウルフのシルエットを形付けることを意識してください。
3. 全体が乾いたらワックスを適量手に取りなじませます。
4. 軽く毛束を作りながらシルエットを整えたらスタイリング完了です。

15. ツーブロック×サイドパート

ツーブロックとサイドパートの組み合わせです。プライベートよりもビジネスシーンでのカッコよさを重視したいというメンズにおすすめのヘアスタイルであり、スーツを初めフォーマルなファッションとの相性は抜群です。セットも基本的にはドライヤーで乾かしジェルやグリースなどツヤ系のスタイリング剤を使用して固めるだけなので朝の忙しい時間を節約することが出来るでしょう。一方プライベートな場でのカジュアルなファッションとの相性は良いとは言えないので、その点だけ注意しましょう。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際には前髪をサイドに流すようにしてスタイルの下地を形付けていきます。この時のトップの髪の毛ごとサイドに流してしまうことがポイントです。
3. ジェルやグリースなどツヤ感の出やすいスタイリング剤を手に取り全体になじませたらスタイリング完了です。

16. ツーブロック×ナチュラル

ツーブロックによる刈り上げ部分をトップの髪の毛を被せることによって隠したナチュラルな雰囲気が魅力のヘアスタイルです。ショート～ミディアムの中間ほどの長さのヘアスタイルをベースとしていて、サイドの毛量が減ることでスッキリとした大人っぽさを演出しています。基本的に人を選ばずにどのような人でも似合わせの効くヘアスタイルですので幅広いメンズにお勧めすることが出来ます。直毛の方はポイントパーマをかけることで再現性を高めることが出来るでしょう。

■セット方法
1. 髪の毛全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップを立ち上げ、鉢周りを抑えるなどを行いひし形のシルエットを整えることを意識してスタイルの下地を形付けていきます。
3. 全体を少し湿らせワックスをなじませます。
4. 全体になじませたら毛束を作りながらシルエットを整えスタイリング完了です。

ツーブロックを取り入れて理想のヘアスタイルへ

いかがでしたでしょうか、ツーブロックの種類を合計16個紹介しました。サイドを刈り上げるというだけのツーブロックですが、その組み合わせの仕方によって演出できる雰囲気は様々です。自分に合ったツーブロックを見つけて、今よりカッコいい理想のヘアスタイルを手に入れてください。