夏にピッタリの爽快感!知っておきたいサイダー(シードル)の知識
「サイダー」という言葉を聞いてアルコール飲料を思い浮かべる人はまだまだ日本では少ないのではないでしょうか。今回は徐々に日本にも普及しつつあるサイダーの世界をご案内します。
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シャンパンのような爽やかな口当たり
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欧米ではサイダー(Ciderは英語で、フランス語ではCidre、スペイン語ではSidra)と言えば主にリンゴを原材料としたアルコール飲料を指します。日本では徐々に普及しつつありますが、まだまだお酒通の人を中心に飲まれているというのが現状です。味わいはリンゴをもとに作られているので非常にさっぱりとしていて、一般的に知られているアルコール飲料ではシャンパンに近いといえるでしょう。アルコール度数は5%前後が一般的で、本場・イギリスではビールと同様のグラスで飲まれます。飲み会は好きだけど、ちょっとビールが苦手…、あるいはずっとビールは飽きるという方は、サイダーをメニューの中から探してみると楽しさが倍増するかもしれません。
今すぐ試せる!サイダーの種類
ビール、チューハイなどと比べると見かける頻度は少ないですが、皆さんの近所でもサイダーは手軽に手に入れることができます。下記に幾つかご紹介をしていきます。
ニッカ「シードル ドライ」
一番よく見かけるのはニッカが発売しているこちらの「シードル ドライ」です。コンビニでも取り扱われています。ピンク色のラベルのスイート味もあり、飲みやすく、はじめてサイダーにトライするには最適な商品でしょう。
キリン「ハードシードル」
もう少しがっつり飲みたいという方にオススメなのはキリンの「ハードシードル」です。主に飲食店向けに流通しており、特に洋風居酒屋やバルなどでは多くの店舗が取り扱っています。ビンだけではなく、ドラフトで注ぎたてのものを楽しめる場所も多くあります。すっきりとした後味でとても飲みやすいですがアルコール度数はしっかり5%あります。ビアガーデンなど、野外でキンキンに冷えた状態でこれを飲んだらさぞかし爽快なことでしょう。
より本場の雰囲気を楽しめるインポートサイダー
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国産のサイダーでその魅力にとりつかれてしまった方は、ぜひより本場に近いサイダーを求めてイングリッシュパブかアイリッシュパブに足を運んでみてください。もちろん現地に比べれば種類は限られてしまいますが、色々なブランドのサイダーを日本にいながらにして楽しむことができます。
イギリス「ストロング・ボウ」
まずはイギリスの代表的なサイダーであるストロング・ボウです。前述の「シードル ドライ」と比べると、かなり色が黄色いのが写真からでもお分かり頂けると思います。この色が示す通り、サイダー特有の後味の爽やかさは保持しつつも濃厚な味わいがストロング・ボウの特長です。ストロング・ボウもビンだけではなくドラフトで飲める場所が多くあります。
アイルランド「サイダーブランド・マグナーズ」
こちらはアイルランドの代表的サイダーブランド・マグナーズ(アイルランド国内ではBurmersとして流通していて、Magnersは輸出用のブランド名です)のサイダーで、リンゴ味のものもありますが写真は洋梨味のものです。この他にもベリー味が入手可能で、もしサイダーの世界に既にハマってしまった方ならば全種類コンプリートしてみたくなるバリエーションを持っています。
この夏はサイダーで決まり!
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りんごや梨という身近なフルーツを使いながらもまだまだ知られていないサイダーの魅力、いかがだったでしょうか。サイダーのフレッシュな味わいと爽快な後味は、暑い夏にこそマッチします。バーベキュー、キャンプ、飲み会などの場でさりげなく「欧米ではサイダーといえばアルコール飲料で…」と知識を披露すれば、物知りな人だと関心を集めることができるかもしれません。
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この記事のライター
東京出身。大学入学後、世界の映画・音楽に興味を持ち、特に50-60年代のフランス映画やイラン映画、ジプシー音楽等の民族音楽に衝撃を受ける。 在学中にイギリスに留学。 卒業後、旅行会社に就職しインド・ブータン・チベット・パキスタン・バングラデシュ等の地域に足繁く通う。2013年からフリーランスで活動を開始。2016年、第一子の誕生を機に福岡に転居。福岡と出身地の東京、二箇所を拠点に活動中。