一周回ってオシャレ!歴代ガンダムシリーズ主人公をファッションチェックしてみました。【ヒーロー編】
「vokka」とは、イケてるビジネスマンがより上質な暮らしを送るための示唆をもたらすメディアだと理解しています。今までオタク系の記事ばかりで申し訳ないと感じておりまして、たまにはファッション関係の記事を書いてみます。
- 44,133views
- B!
①アムロ・レイ|「機動戦士ガンダム」「機動戦士Zガンダム」ほか
デニム×デニムがポイント
上下ともに(多分)デニム素材となっています。通常デニデニコーディネートの際には上下の色合いを意図的に変えていくものですが、アムロの場合はあえて完全に同一色となっています。
また、手元のガンダムの操作マニュアルの色とも揃えてきており、上級者向けのコーディネートだと言えます。
一年戦争を生き抜いた連邦軍の英雄は、服装もセオリー通りではないニュータイプとなっています。
②カミーユ・ビダン|「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」
ゆったりトップスとスキニーの組み合わせという妙味
ビダン(美男)の名前にふさわしい美男子のカミーユですが、着こなしにもセンスが光ります。
トップスのサイズをジャストに、ボトムスのサイズをゆったり目にしたものを「Aライン」と呼びますが、カミーユの場合はダボついたトップスにスキニーを合わせることでいわば「Yライン」を実現させています。スキニーをロールアップしているのもポイントで、キツそうです。
また、シルエットがなんとなく「ウルトラマン」に登場する怪獣ジャミラに似ているように感じます。
こちらがジャミラです。100万度の炎を吐きウルトラマンを苦しめますが、ウルトラ水流を浴びて死にます。
ジャミラが登場するのはシリーズ第23話「故郷は地球」であり、なかなかの感動回となっています。
③ジュドー・アーシタ|「機動戦士ガンダムZZ」
王道アメリカンカジュアル
スペースコロニーでジャンク屋をやっていたジュドーですが、周囲の環境は決してよくない中でなかなかマトモな服装だと感じます。動きやすさと耐久性を重視してボトムスはジーンズ、トップスはフライトジャケットなのかスタジアムジャンパーなのか判別がつきませんが、ジャンルとしてはおそらくアメカジに分類されるものと思います。
彼が駆るZZガンダムもアメカジっぽいと感じます。
④キャスバル・レム・ダイクン|「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
オールバックは大人の色気
ある時はエドワゥ・マス、またある時はシャア・アズナブル、またまたある時はクワトロ・バジーナ、しかしてその実体は、という4つの名前を持つ男キャスバル・レム・ダイクン(本名)です。
スーツにオールバックというアダルトな雰囲気が素敵で、また、馬にも乗っているというハイソ感を兼ね備えています。
なお、この後アムロと本気の殴り合いをして巴投げされたりします。
⑤バーナード・ワイズマン|「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」
白シャツがポイント!大人のアメカジスタイル
ザクでガンダムと互角の戦いをするジオン軍の優秀なパイロットであるバーニィですが、着こなしにもカッコよさが表れていると言えます。先ほどのジュドーはジャケットの中によく分からない服を着ていましたが、バーニィは白シャツでエレガント×ワイルドに決めています。
ジオン軍の地味なパイロットスーツと並ぶと、さらに華やかさが際立ちます。
⑥シーブック・アノー|「機動戦士ガンダムF91」
スタンドカラーシャツですっきりとした印象
高校生のシーブックには知的で書生のような雰囲気漂うスタンドカラーシャツが非常によく似合うと感じます。ネクタイがなくとも首周りがすっきり見えるので、フォーマルな場において着用されることもあるようです。
あと、リュックがでかい。
▼スタンドカラーをよりコンパクトにしたものがバンドカラーですので、どうぞ。
⑦コウ・ウラキ|「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」
ググってもちゃんとした私服が出てきませんでした。
私服画像が無かったのでコウの説明をします。
非ニュータイプにもかかわらず幻の撃墜王と呼ばれる連邦軍のエースパイロットであり、苦手な食べ物はニンジンです。以上です。
ガンダム0083はコウの上司であるサウス・バニングや、ライバルであるジオン軍のアナベル・ガトーといったおっさんや老け顔のキャラのよさが光る作品です。
⑧ウッソ・エヴィン|「機動戦士Vガンダム」
作業着風アメリカンカジュアル
ウッソに限らず、ジャンパー×ジーパンのキャラが多すぎませんかね、ガンダムシリーズ。
戦争しているのであまり華やかな格好をしている場合じゃないというのもあるかもしれません。
あと10人紹介するのですが、もう辛くなってきました。
⑨ドモン・カッシュ|「機動武闘伝Gガンダム」
鉢巻×マント×指出しグローブ=ファイター仕様
すごいのがきました。ミニ四ファイターやビーダマンのマスター攻略王なども鉢巻をしていましたね。
Gガンダムは生身の人間がモビルスーツ(この世界ではモビルファイターと呼ぶ)を破壊するちょっとぶっ飛んだ世界を描いているので、登場キャラクターのファッションもぶっ飛んでいます。
一応、ドモンをリスペクトした格好をする際に、刀を背負うのは止めておきましょう。
⑩ヒイロ・ユイ|「新機動戦記ガンダムW」
出典:i.ytimg.com
平成ガンダムきってのイケメンによる驚異のシンプルコーディネート
ガンダムWは登場キャラクターがみんなイケメンなキャラクターデザインなことで有名です。
そんなイケメン達の代表のヒイロは、タンクトップ×スパッツという圧倒的にシンプルな服装となっています。イケメンなのでファッションではなくありのままで勝負するという感じなのかも知れません。
なお、ヒイロはパイロットスーツも着ずに大体この軽装でガンダムに搭乗しますが、ビルから落ちたり爆発に巻き込まれたりしても死なない超頑丈な身体を持っているために、大丈夫なようです。安心してください。
⑪シロー・アマダ|「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」
戦場を駆ける軍人に服を気にする余裕はない
08小隊は他のガンダムシリーズに比べて、特に戦場の生々しさを強く表現した作品だと言えます。高い性能を誇るモビルスーツを駆り一騎当千のヒロイックバトル、といったシーンは皆無です。泥臭く戦います。
そんな08小隊の主人公であるシローは当然ファッションに気を使う余裕は無く、汚い作業着姿となっています。しかしながら、彼にはアイナ(画像左)という最高の彼女がいるのでいいんじゃないでしょうか。
なお、08小隊のエンディングテーマ「10 YEARS AFTER」は素晴らしい曲であり、中島みゆきの「糸」と並んで結婚式に流したい曲ランキングで上位に食い込んでくるものと思っています。
⑫ガロード・ラン|「機動新世紀ガンダムX」
半端着丈のジャケットがポイント
全体的な色合いは悪くないと思うのですが、ジャケットの着丈はどうしたんでしょうか。切れてしまったのでしょうか。
彼はガロード・ランという名前なので、多分我が道をいっているものと思われます。
なお、ガロードの声は名探偵コナンの元太と同じ高木渉さんが担当しています。
⑬ロラン・セアック|「∀ガンダム」
女装もキマってます
ロランは普段は従者風の地味な服装ですが、ローラという偽名を使って女装をする場面があり、そちらではエレガントな姿を披露しています。朴璐美さんが声を当てているので麗人キャラなのは当然だと言えます。
∀は別名ヒゲガンダムなどとも呼ばれており、従来のエッジの効いたデザインとは大きく異なります。嫌いじゃないですが、やはり個人的にはガンダムと言えばツノ付きかなあと思っています。
丸みのあるシールドのデザインは好きなんですが、サーベルが今ひとつ似合わない気がしてしまいます。
⑭キラ・ヤマト|「機動戦士ガンダムSEED」
着脱可能な、袖
なかなかキャッチーなデザインの服をお召しになっていますが、半袖と長袖を自由に選べるという機能性が光る1着だと感じます。ただ、冬だから長袖にしよ、と言ってもつなぎ目からガンガン外気が入り込むため、ちょっと防寒に難ありという気はします。あと、この襟はどうなってるんだろう。
ガンダムSEEDシリーズはキャラクター萌え方面に傾倒したなどと言われ、かなり賛否が分かれた作品でしたが、プラモデルなど関連商品の売上は歴代1位を記録しており販売元のバンダイからすると救世主だったと思われます。また、個人的には好きなシリーズであります。
⑮シン・アスカ|「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」
画像左がシンです。
あえて色合いのセオリーを外す着こなし
続いてはSEEDの続編であるSEED DESTINYよりシンのファッションチェックです。
インナーに黒、その上からグレーを被せるという着方をしていますが、一般的に白やグレーは膨張色と言われ、太めに見えてしまいます。通常はインナーをグレー、アウターを黒にする方が引き締まって見えるために無難だと言えるでしょう。
でも、イケメンだからいいんです。
画像右のキラは相変わらずヤバめの服装ですが、ここでは無視します。
⑯刹那・F・セイエイ|「機動戦士ガンダム00」
出典:ks.c.yimg.jp
ジャストサイズを着ることの重要性
刹那の服装は、全体的にすっきりしていて好印象です。
特にシャツでありがちなNGパターンが身幅・肩幅が大きいものを着てしまい、だらしない見え方をしてしまうというものです。
個人的にはブランドにこだわるよりも、まずは刹那を見習ってサイズ感を意識した方がよいと思っています。
また、腰にベルトを巻くことでよりシャープに絞っているのも刹那のこだわりかもしれません。
ガンダム00は一部の女性から高い支持を得ている高河ゆんさんがキャラクターデザインを担当していまして、全体的にシャープでカッコいい仕上がりになっています。
⑰フリット・アスノ|「機動戦士ガンダムAGE」
子どもながらお洒落なパーマスタイル
服装はよくわからない(肩とか気になる)のですが、髪型がお洒落です。毛先で遊んでいる感じが。
AGEについて話すと、結構プラモデルなど関連商品の売上では苦戦した作品のようです。確かに、販売店のプラモデル売り場でもAGE商品のスペースは狭く、また、値引きされて積まれているのを見たりもしました。
⑱ベルリ・ゼナム|「ガンダム Gのレコンギスタ」
サッカー選手っぽい
ポロシャツ×ハーフパンツ×ハイソックス=サッカーできそうって感じです。以上です。
Gのレコンギスタは、会話の中で聞きなれない用語が突然飛び出すことが多く、適宜wikipediaなどを参照しながら視聴しないとイマイチ理解が追いつかない作品だと感じました。
また、富野由悠季さんが原作・総監督を務めているため、「富野節」と呼ばれる独特の台詞回しが頻繁に登場し、それが楽しみで観ていた面もあります。
最後に
結論、オシャレに関する記事につきましては他をあたっていただければ幸いです。
需要はなさそうですが、ヒロイン編も気が向いたらやります。
何卒、よろしくお願いいたします。
この記事のキーワード
この記事のライター
慶應→金融→Web89年世代。幼少期からアニメと漫画に触れながら育ち、高校時代は2年半ほどネットゲームを毎日6時間以上という生活を送っていました。読みやすく納得感のあるものを書いていきたいと思っています。