電動キックボードの人気おすすめ15選
モーターの力で加速し地面を蹴らなくても進むことができる電動キックボード。自転車よりも手軽な移動手段として話題になっており保安基準を満たしたモデルなら公道を走行することも可能、新たなマイクロモビリティとして注目されています。今回は電動キックボードの種類や選び方について解説してからおすすめするモデルをご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.ess-tamo.com
新たなマイクロモビリティ電動キックボード
モーターの動力で加速することで地面を蹴ることなく走行できる電動キックボード。自転車よりも手軽な移動手段として話題となっており、新たなマイクロモビリティとして注目されています。
人気上昇中の電動キックボードですが、日本の場合は公道を走行できるモデルとできないモデルがあります。公道を走行できる基準を満たしたモデルなら、条件が整えば通勤や買い物など日常の足として利用することが可能。この記事では電動キックボードについて解説してからおすすめするモデルをご紹介しましょう。
電動キックボードとは
ボードに車輪とハンドルを備えた乗り物であるキックボード(キックスケーター)に、動力となるモーターやバッテリーを搭載した電動キックボード。アメリカ・ドイツ・シンガポールをはじめ、海外ではシェアリングサービスなどによって手軽に乗ることができるため導入・普及が進んでいます。一方、国内では道路交通法の規制があるため公道走行やシェアリングサービスの実証実験が行われ始めたところです。
電動キックボードは道路交通法において原動機付自転車若しくは自動車として扱われるため、保安基準や条件を満たさない状態で公道を走行した場合には様々な法令によって罰せられます。保安基準の部品もヘッドライト・テールライト・ウィンカー・2系統ブレーキ・ミラーの装着など多岐にわたり、この他に原付免許の取得・自賠責保険への加入・ナンバープレートの取得と取り付け・ヘルメットの着用など諸条件を満たす必要があります。
保安基準を満たさないモデルの場合は主に私有地や所有者によって許可されたエリアなどで乗ることができますが、公共の公園では利用できない場合が多いようです。
電動キックボードの選び方
公道で乗るor乗らない
公道で利用するためには保安基準に適合したモデルである必要がありますので、メーカーが公道走行可能な基準を満たしていることをきちんと明記しているモデルの購入をおすすめします。(一部には基準を満たしていないにもかかわらず公道利用可能といった表記をしているケースがありますので注意が必要です)
適合していないモデルを購入して自身で改造するなどした場合は、基準に適合しなかったり破損したりなどといったリスクがあります。事故につながる危険性もありますのでおすすめしません。
走行距離や充電時間
バッテリーの充電には数時間を擁する場合が多いため、毎日利用する場合は注意が必要。バッテリーが容易に交換できるモデルであれば予備バッテリーを用意しておくのも一つです。
モーターの出力やバッテリーの容量をはじめ様々な要素によって走行距離は変化します。通勤・通学などに利用する場合は事前に走行距離をチェックしておくとよいでしょう。
耐荷重や機能性
電動キックボードには耐荷重が設定されていますのでこちらもチェックが必要です。自身の体重+荷物などの合計で余裕のある耐荷重のモデルをおすすめします。
シートを備えることでスクーターのように乗ることができるモデルもあり、搭載されるバッテリーを災害時の給電装置として使用できるモデルもあります。また電動キックボードは折り畳み仕様が多いため収納時はコンパクト、携行にも便利です。
おすすめする電動キックボード
新たなモビリティとして注目されている電動キックボード、公道用と私有地用にわけて15モデルをご紹介します。
【公道用モデル】
メーカーが保安基準に適合し公道走行可能と明記している7モデルをご紹介します。
1. SWALLOW「ZERO9」
原動機付自転車の保安部品を標準装備し、ナンバーを取得すれば公道を走行できるSWALLOWの「ZERO9」。40kmの最高速度と40kmの航続距離を実現しており9incのニューマティックタイヤで乗り心地も良好、サスペンションを備えますので快適に走ることができます。折り畳むことができるため持ち運びにも便利、イモビライザーやパンクレスタイヤなどのオプションも用意されています。
【スペック】
充電時間:5h
航続距離:40km
最高時速:40km
耐荷重 :100kg
重量 :18kg
価格 :119,800円(税込み)
2. E-KON「standard」
出典:e-kon.jp
保安部品を標準装備しナンバーを取得すれば公道走行ができるE-KONの「standard」。走行距離はショートレンジながら女性でも持ち運べる8.5kgという軽量化を実現しており、折り畳めるので持ち運びも楽に行えます。パンクの心配がないソリッドタイヤを装着、リーズナブルな価格設定も魅力です。
【スペック】
充電時間:2~3h
航続距離:10~15km
最高時速:19km
耐荷重 :100kg
重量 :8.5kg
価格 :69,960円(税込み)
3. E-KON「grande 2.0」
同じくE-KONからハイスペックにアップグレードした「grande 2.0」。35kmの航続距離と38kmの最高速度を実現しており、前後輪ともディスクブレーキを備えることで高い制動力を発揮します。10incのエアタイヤと前後のサスペンションを搭載することでライディングも快適、折り畳んでコンパクトに収納できます。
【スペック】
充電時間:3~4h
航続距離:35km
最高時速:38km
耐荷重 :120kg
重量 :17.5kg
価格 :89,980円(税込み)
4. パルウェイ「C17」
出典:palway.jp
保安部品を標準装備したスリムなボディのパルウェイ「C17」。フレームにカーボンファイバーを採用することで軽量化を実現しており、折り畳みができるため持ち運びもラクラクです。パンクリスクのないソリッドタイヤを備え、カラーも3種類を揃えました。
【スペック】
充電時間:4h
航続距離:18km
最高時速:25km
耐荷重 :90kg
重量 :9.5kg
カラー :ホワイト、ブラック、イエロー
価格 :155,000円(税別)
5. Airwheel「Z5」
保安部品がセットになった公道走行モデルキットをプラスすることで公道を走行できるのがAirwheelの「Z5」。フロントのエアタイヤ&サスペンションで快適な乗り心地、折り畳み式のフットペダルが足への負担を軽減しハンドルバーには高さ調節のアジャスト機構も備えています。USBポートを装備しているためスマートフォンなどのデバイスに電源を供給できることもポイントです。
【スペック】
充電時間:2h
航続距離:15km
最高時速:20km
耐荷重 :100kg
重量 :13.0kg
カラー :ホワイト、ブラック
価格 :本体120,000円+公道走行モデルキット30,000円(税別)
6. グラフィット「LOM」
出典:glafit.com
クラウドファンディングで資金調達を行ったグラフィットが一般予約販売の準備をしている「LOM」。保安部品を標準装備しナンバーを取得すれば公道走行がOK、バッテリー残量や航続距離を表示するパナソニックのアプリBMS※を搭載します。60km走行できる大容量バッテリーもオプションで用意、安心のメイドインジャパンです。
【スペック】
充電時間:5h
航続距離:40km
最高時速:25km
耐荷重 :100kg
重量 :本体14kg+標準バッテリー2.5kg
カラー :ホワイト、モカベージュ、スカイブルー、マットブラック
価格 :準備中
※BMS:Battery Management System
7. ブレイズ「EV SCOOTER」
保安部品を標準装備しナンバーの取得も代行してくれるブレイズの「EV SCOOTER」。座って乗ることができるようにシートを備えており、立ち乗り・着座と好みのスタイルで走行できます。前後ともディスクブレーキを備えサスペンションとエアタイヤによって快適な乗り心地、折り畳んでコンパクトに持ち運べますが他モデルに比べて重量は重いです。
【スペック】
充電時間:3.5h
航続距離:35km
最高時速:30km
耐荷重 :120kg
重量 :24.8kg
カラー :ブラック、ホワイト、ワインレッド、カーキ
価格 :136,000円(税別)
【私有地用モデル】
私有地などで使える8モデルをご紹介します。(公道は走行できません)
8. セグウェイ-ナインボット「ES1LD」
ドイツのiFデザイン賞を受賞したスタイリッシュな電動キックボードがセグウェイ-ナインボットの新型「ES1LD」。フレームに航空機用のアルミを採用することで軽量化と高耐久を実現、高性能モーターやBMS※を搭載しソリッドタイヤよりも快適なノーパンクタイヤやサスペンションも装備します。オレンジのアクセントカラーが鮮やかで微粉末溶射技術のコーティングによって長持ち、折り畳みもOKです。
【スペック】
充電時間:3.5h
航続距離:20km
最高時速:20km
耐荷重 :100kg
重量 :11.3kg
防水 :IPX4
価格 :88,000円(税込み)
※BMS:バッテリーマネジメントシステム
9. セグウェイ-ナインボット「Air T15」
スタイリッシュ&近未来的なデザインでiFデザイン賞を受賞したセグウェイ-ナインボットのニューモデル「Air T15」。アルミとマグネシウムの合金を採用することで軽量かつ耐久性に優れた車体、折り畳み時には8.7incの薄さになりますのでコンパクトに持ち運ぶことが可能です。幻想的なアンビエントライトや省エネの回生ブレーキも備え、専用アプリを使いBluetooth経由でスマートフォンと連携できます。
【スペック】
充電時間:4h
航続距離:12km
最高時速:20km
耐荷重 :100kg
重量 :10.5kg
防水 :IPX4
価格 :120,000円(税別)
10. セグウェイ-ナインボット「MAX」
先進の機能を搭載したセグウェイ-ナインボットのハイエンド電動キックボードが「MAX」。大容量リチウムバッテリーによって65kmの航続距離を実現、Smart-BMS※や回生ブレーキを備えパワフルな走行性能を発揮します。パンクしにくいチューブレスタイヤを備えメンテナンスの手間を軽減、ハンドルステムは折り畳み可能です。
【スペック】
充電時間:6h
航続距離:65km
最高時速:25km
耐荷重 :100kg
重量 :19.1kg
防水 :IPX5
価格 :130,000円(税別)
※BMS:バッテリーマネジメントシステム
11. E-MOBI「CityBlitz」
出典:e-mobi.jp
コンパクトかつパワフルでリーズナブルな価格を実現したE-MOBIの「CityBlitz」。アルミ合金製の車体は軽量化と高剛性を両立した美しい仕上がり、折り畳みもワンタッチで省スペース設計です。タイヤはパンクしないソリッドタイヤ、前後のブレーキも備えます。
【スペック】
充電時間:3h
航続距離:12km
最高時速:24km
耐荷重 :90kg
重量 :8.4kg
価格 :39,800円(税込み)
12. E-MOBI「Btune」
出典:e-mobi.jp
よりロングレンジで高い走行性能を発揮するE-MOBIのハイグレードモデルが「Btune」。ゆったりとした広さのデッキや8incの大径ハニカム構造タイヤによって安定性が高く快適な走り、ブレーキも前後に備え折り畳みもワンタッチで簡単です。
【スペック】
充電時間:3h
航続距離:15~18km
最高時速:24km
耐荷重 :100kg
重量 :10.3kg
価格 :59,800円(税込み)
13. MEGAWHEELS「電動キックボード」
2020年の最新モデルで軽量コンパクトなMEGAWHEELSの「電動キックボード」。リーズナブルな価格設定ながらアジャスト仕様ハンドルや折りたたみ機構をはじめ、前後ブレーキやテールライトなども標準装備します。防水&PSE規格準拠で安心、Amazon's Choiceの人気商品です。
【スペック】
充電時間:2~3h
航続距離:8~12km
最高時速:23km
耐荷重 :90kg
重量 :7.5kg
防水 :IPX4
価格 :22,999円(税込み)
14. MEICHEPRO「電動キックボード」
大径タイヤを装着し多少のラフロードでも安定して走行できるMEICHEPROの「電動キックボード」。前後ブレーキやLEDライトなどを標準装備しており折り畳みもワンタッチで簡単、高性能なリチウムバッテリーを搭載した安心のPSEマーク取得品です。
【スペック】
充電時間:4h
航続距離:15~20km
最高時速:18~24km
耐荷重 :100kg
重量 :9.1kg
価格 :32,750円(税込み)
15. MOTOSTAR「電動キックボード」
2020年の改良仕様で6000mAhの大容量リチウムバッテリーを搭載するMOTOSTARの「電動キックボード」。高強度なアルミをフレームに採用して軽量化を実現し、ハイパワーモーターで前輪を駆動します。フロントにサスペンションを備え快適な走行性を発揮、EBS電子制御ブレーキシステム&アクセルで操作も簡単です。
【スペック】
充電時間:4h
航続距離:10~15km
最高時速:24km
耐荷重 :100kg
重量 :8.2kg
カラー :ブラック、ホワイト
価格 :31,999円(税込み)
電動キックボードで手軽にお出掛け
公道用モデルから私有地用モデルまで多彩に揃った電動キックボード。コンパクトなボディでとにかく手軽、新世代のマイクロモビリティで出掛けてみませんか。
※ 掲載内容は執筆時点、スペック・価格等は参考で変更になる場合があります。
※ 本記事は公道走行について保証するものではなく一切の責任を負いません。
※ 一部日本仕様と異なる場合があります。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。