【男のロマン】命懸けのプラントハンター、西畠清順の狩りがすごい
皆さん「プラントハンター」という職業をご存じですか。命がけで世界中の稀少な植物を追い求める彼ら。まさに”狩りに行こうぜ”の世界。今回は日本人プラントハンター、西畠清順(にしはたせいじゅん)氏に迫ってみました。
- 6,060views
- B!
世界中の稀少植物を求めるプラントハンター
出典:bizmakoto.jp
プラントハンターとは、その名のとおり世界中の希少植物等を追い求める人のことを指します。その歴史は古く、始まりは貴重紀元前15世紀のファラオであるハトシェプスト女王による探検だと言われています。その後17世紀から20世紀初頭にかけて、欧州で活動が活発になりました。王族や貴族のために、世界中の珍しい花を求めて冒険していた彼らは日本までも触手を伸ばしていました。ペリーが黒船で来日したときにプラントハンターが同船しており、日本の植物を採取したと言われています。
ただ植物を販売するだけでなく、新種であったらその販売におけるパテントを取得できるため一攫千金のチャンスがあります。ただその分危険な場所を探索したりと非常に危険な仕事でもあります。
西畠清順という男
今回紹介する西畠氏。明治時代より150年続く、花と植木の卸問屋「株式会社 花宇」の5代目です。世界中を周り、採取した植物は数千種類に上ります。一流のプラントハンターとして世界でも有名であり、彼への依頼は年間2000件 を超えるそう。あれ、1年間て365日しかないぞ。
また2012年から ひとの心に植物を植える活動である「そら植物園」を始めています。
清順が狩ったプラントたち
出典:bizmakoto.jp
そんな彼が集めた植物達を見てみましょう。どれもまるで空想の世界にしか存在しないようなものばかりです。世界って本当に広いんだなと実感します。
樹齢1000年を超えるオリーブ
出典:bizmakoto.jp
スペインに生息する樹齢1000年を超えるオリーブを日本に移植しました。
ボトルツリー
オーストラリアに生息するボトルツリーを日本代々木へ。
ただ、海外に行って、目的の花を手にして、船で運搬して……となると、かなりの時間がかかる。なので、大量の在庫を抱えているんですよ。いつなんどきどんな仕事を言われても、できるだけ対応できるように。在庫を金額にすると、何億か何十億になるか分かりませんが、大量の花を所有しています。その在庫の中にないモノは、海外に行って調達する、というわけですね。
出典:bizmakoto.jp
竜血樹
出典:bizmakoto.jp
太古の植物がいまだ生息するアフリカ大陸、ソコトラ諸島。竜血樹はそんな太古の植物の1つ。
人生という冒険
彼を見ていると冒険したくなります。まさにRPGの世界。まずは会社というダンジョンをクリアします。上司を狩ってきます。
この記事のキーワード
この記事のライター
新しい物好きなうざかわ系アラサー男子。男子校で男に囲まれてきた反動から、大学以降は女性にモテることのみを考えてます。でも基本シャイなんでうまくアプローチできません。外資系メーカー→MBA→国内インフラ企業と経験。英語も話せる真面目な人間。