様々な楽しみ方が考えられる伊豆の観光列車「IZU CRAILE」
伊豆半島はいつ訪れても魅力的な場所です。そのような伊豆半島をさらに楽しくさせるニューフェイスが2016年7月に誕生しました。それが、JR東日本の観光列車「IZU CRAILE」です。今回は新登場の「IZU CRAILE」の魅力をお伝えします。
- 3,071views
- B!
「IZU CRAILE」の概略
「IZU CRAILE」は2016年7月16日から、新幹線と接続する小田原から伊豆急行の伊豆急下田を結んでいる観光列車です。車内は伊豆半島を走る他の観光列車と同様に、美しい伊豆の景色が見られるように工夫されています。また、「景色を見る」だけでなく「飲食」の楽しみがあるのも「IZU CRAILE」の大きな特徴です。
車両は常磐線の特急「スーパーひたち」として活躍した651系をリニューアル。キリッと引き締まった車両に「柔らかさ、女性らしさ」を取り入れ、さらに魅力あふれた車両になっています。ぜひ、651系の変身ぶりにも注目してみましょう。
「IZU CRAILE」のダイヤ
「IZU CRAILE」は全車グリーン車指定席の快速列車として運行されます。そのため、乗車券の他に座席指定券とグリーン券を購入する必要があるのでご注意ください。なお、1号車~3号車は旅行ツアーに参加する形で乗車することができます。一般乗車できるのは4号車のみとなります。「IZU CRAILE」は毎日運行ではなく、土曜日、休日を中心に運行されているので、「IZU CRAILE」に乗車する際はホームページで運行日をチェックするといいでしょう。
ダイヤは1日1往復、小田原発は11:40、伊豆急下田発は15:09です。所要時間は小田原~伊豆急下田間が約2時間30分となります。停車駅は、熱海、伊東、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津です。
気になる「IZU CRAILE」の車内をチェック
「IZU CRAILE」は4両編成で構成されます。1号車は山側がボックス席、海側は海の景色が堪能できるように座席が海側を向いています。窓は大型なので、思う存分、海の景色を堪能できることでしょう。2号車はバーカウンターになっており、シックな雰囲気の中でグラスを傾けながら、列車の旅が堪能できます。3号車はグループ客に嬉しいコンパートメント方式。仲間同士でワイワイ盛り上がりながら、伊豆の旅が満喫できるでしょう。一般座席となる4号車は回転式リクライニングシートとボックスシートが備え付けられています。
どの車両も雰囲気が明るく、伊豆の旅行がさらに楽しくなるのは間違いなし!あなたの期待にきっちりと応えてくれる列車です。
「IZU CRAILE」で出されるメニューを少しだけ紹介
2号車のバーカウンターで出されるメニューを少しだけ紹介しましょう。まず、伊豆の人気フレンチレストラン「モルソー」が手がけたお弁当、ランチセットやアフタヌーンカフェセットは見逃せません。このような豪華な食事が伊豆の海を見ながら堪能できるのは本当に贅沢ですね。他にも伊豆ならではのスイーツやドリンクが用意されています。
また、車内では「IZU CRAILE」のオリジナルグッズも販売されています。どれも、洒落たデザインとなっており、お土産にも最適です。
何と専用ラウンジもオープン!
「IZU CRAILE」の凄さは車両だけに留まりません。なんと、「IZU CRAILE」の運行開始に合わせて、小田原駅構内にラウンジがオープンしました。小田原産の木材で作られた特別スペースになっており、伊豆の旅への期待が否応なしに高まることでしょう。
ぜひ、ツアーで参加を
いかがでしたか。「IZU CRAILE」は一般で利用するのも可能ですが、「IZU CRAILE」の旅を堪能したい方はツアーに参加してみましょう。ツアーも様々な種類があるので、その時のシチュエーションに合ったプランを選んでくださいね。
この記事のキーワード
この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。