観光・ビジネスがよりスムーズになるスカイマークの魅力
今回はスカイマークエアラインのコツをご紹介します。スカイマークエアラインを選んだ理由は、乗り入れ先がユニークなこと。ぜひ、スカイマークの利用法を知って、観光やビジネスをより充実したものにしましょう。
- 3,925views
- B!
そもそもスカイマークとは?
そもそも、スカイマークとはどのような航空会社でしょうか。スカイマークが設立されたのは1996年のことです。1986年から開始された空の規制緩和策を日本で最初に利用した新規航空会社です。機内サービスを簡素なものにし、航空運賃を大幅に下げることに成功。多くの観光客、ビジネスパーソンの心を鷲掴みにしました。スカイマークの成功を受けて、ピーチやバニラ・エアといった格安航空会社が次々と誕生することになります。一時期、経営難もありましたが、現在は心機一転、復活に向けて頑張っています。
1.ユニークな航空路線がコストダウンを実現
スカイマークの特徴は、全日空や日本航空などの大手航空会社では見られないユニークな航空路線にあります。羽田空港や茨城空港、神戸空港、名古屋空港から札幌、福岡、長崎、鹿児島、沖縄を往復する便がスカイマークの航空路線になります。全日空が乗り入れていない茨城空港や神戸空港を使用するなど、大手が持たない航空路線を持っています。
神戸空港や茨城空港は利用しないという方も多いかもしれません。しかし、利用者の航空運賃を下げることを考えると神戸空港と茨城空港はスカイマークには外せません。
茨城空港と神戸空港を結ぶ航空便は、羽田空港と伊丹空港を結ぶ便と比較すると30%から40%ほど安くなります。また茨城空港は東京駅までリムジンバスで500円で行くことができるので、時間は掛かってしまうもののコストを抑えたい方は羽田空港の代替として利用できます。同様に神戸空港も、三宮へはポートライナーにて20分ほど、大阪へも1時間以内にアクセスが可能なので、伊丹空港の代替として活用できます。両空港とも併設されている駐車場が無料なので、荷物が多く車で空港に向かわれる方、家族連れで車を利用したい方などは駐車料金を気にすることなく空の旅を楽しむことができます。時間は掛かってしまうものの、コストという面において大きなメリットを提供するスカイマークらしい戦略です。
2. 手荷物の規制が他の格安会社よりも緩い
ピーチなどの格安航空会社は料金が安い分、手荷物の持ち込みに対する規制が厳しいことで知られています。その点、スカイマークは他の格安航空会社と比較すると規制は緩いです。どの切符であっても、手荷物1個(容積55×40×25cm 重量10kg以内)の持ち込みが可能です。また、大型の楽器の持ち込みも1席分を購入する形で持ち込み可能となります。
3. デルタ航空のマイルを使ってスカイマークに乗れる
残念ながら、スカイマークオリジナルのマイレージプログラムは存在しません。その代わり、アメリカのデルタ航空のマイレージを使ってスカイマークに乗ることは可能です。必要マイル数は羽田空港から神戸空港までが15,000マイル、羽田空港から那覇空港、新千歳空港までが20,000マイルとなっています。なお、デルタ航空のマイレージを使って搭乗できる国内の航空会社はスカイマークだけです。アメリカへ出張される機会の多い方はスカイマークの利用を検討してはいかがでしょうか。
4. 足元のゆとりがうれしいスカイマークの座席
スカイマークは普通座席と+1000円で利用できる「足のばシート」があります。「足のばシート」は普通座席と比較すると15cmから38cmほど、座席間の間隔が広いことが特徴です。「足のばシート」は各空港にあるスカイマークのカウンターで申し込むことができます。また、スカイマークの座席にはコンセントが付いています。着陸までの間、電子機器の充電ができるのも嬉しいですね。また、普通座席も大手航空会社と遜色のない仕様となっています。
何かと使い勝手のいいスカイマーク
いかがでしたか。「このような路線があったらいいのに」という声を見事に具体化したのがスカイマーク。スカイマークのユニークな路線設定により、北関東へのアクセス、並びに関西、中国方面への車の旅がグーンと便利になりました。スカイマークをうまく使いこなして、ビジネスや観光を快適なものにしてください。
この記事のキーワード
この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。