東京での移動がラクラク!スムーズに利用するために知っておきたいJRグリーン車のコツ
東京を走っている一部の電車にはグリーン車が連結されています。このグリーン車をうまく活用すると、日常のビジネスやお買い物がグーンと便利になります。今回は東京のグリーン車に的を絞って徹底解説します。
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快適なグリーン車
大阪、中京圏を走っているJRの電車になくて、東京のJRにあるものがグリーン車です。東京で2階建ての列車を見かけたことはないでしょうか? それが、グリーン車です。グリーン車を利用するには、乗車券のほかにグリーン券が必要となります。特別料金が必要な分、車内は快適そのもの。様々な活用法が考えられます。
なお、東京のグリーン車は一般的なグリーン車とは少しシステムが異なります。どのような点に注意すればいいのでしょうか、早速、見ていくことにしましょう。
1.そもそも、グリーン車はどこで乗れるの?
残念ながら、東京を走っている全ての電車にグリーン車が連結されているわけではありません。グリーン車が連結されている路線は以下の通りです。東海道線・伊東線(東京~沼津、熱海~伊東)、横須賀・総武線快速(久里浜~成田空港他)、湘南新宿ライン(小田原・逗子~前橋)、上野・東京ライン・常磐線(東京~高萩)、高崎線(上野~前橋)、宇都宮線(上野~黒磯)。ただし、一部の列車にはグリーン車が連結されていません。ご注意ください。
「どうしてもグリーン車に乗りたい」という方は、あらかじめ時刻表でチェックしましょう。時刻表にはグリーン車が連結されている列車が記載されています。
2. グリーン車とはどんな座席?
快速や普通列車の一般的な座席はリクライニング機能がない普通の座席です。それと比較すると、グリーン車の座席は大きく異なります。イメージとしては特急車両の普通車を思い浮かべるといいでしょう。リクライニング機能付きのロマンスシートが並んでおり、回転式になっているため、グループ客でも利用することができます。さらに大型のテーブルが付いているので、お弁当も気兼ねなく食べられます。グリーン車では飲み物や軽食が購入できる車内販売のサービスもあります。まさに、普通(快速)列車でありながら、至れり尽くせりのサービスと言えるでしょう。
グリーン車の活用方法は実に様々。長距離通勤でゆっくりと朝食を食べながらリラックスするもよし、会議前に簡単な打ち合わせ場に使うのもいいでしょう。さらに、グループ客で楽しくゲームをしながら過ごされるのもオススメ。夜になると、自分へのご褒美として、グリーン車に乗るビジネスパーソンも見かけます。様々な活用法があるのもグリーン車の強みです。
3. 東京を走るグリーン車の注意点
東京を走るグリーン車には一般的なグリーン車にはない注意点があります。まず、グリーン券を購入しても、必ずしもグリーン車に座れるとは限りません。満席のため、グリーン車を利用できないことがあります。その際は潔く諦めて、普通車に移動しましょう。そして、降りる際に駅係員にグリーン車を利用できなかった旨を伝えます。すると、グリーン料金分が返金されます。なお、デッキに立っていても「グリーン車を利用した」とみなされるため、十分ご注意ください。
4.グリーン車を利用する方へのオススメな方法
グリーン券は駅の販売機で購入できますが、車内で検札を受ける必要があります。
グリーン車を利用する際にオススメの方法が「Suicaグリーン券」を購入することです。「Suicaグリーン券」の購入には二つの方法があります。
一つ目の方法は、お手持ちのSuicaを使って購入する方法です。券売機でSuicaに残っているチャージ分から「Suicaグリーン券」を購入します。そして、グリーン車を利用する際は、座席上に設置されている探知機にかざすだけ。すると、車内検札無しに快適に過ごすことができます。
二つ目の方法は、モバイルSuica対応の携帯端末で購入する方法です。こちらも、購入後は携帯端末を座席上にある探知機にかざしましょう。スムーズにグリーン車を利用するうえで「Suicaグリーン券」は本当に便利なのです。
たまには自分のご褒美でグリーン車を
仕事で疲れきった体を癒すためにも、たまにはグリーン車を利用されてはいかがでしょうか。コストパフォーマンスは抜群ですよ。ぜひ、ご検討を。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。