手で食べるのは間違い!?ピザはナイフフォークで食べるって知ってた?

日本では大きな一枚を複数人でシェアし、手でカジュアルに食べるのが一般的な「ピザ」。実は本場イタリアでは、これら全ては間違った食べ方として捉えられてしまうのです。スマートなピザの食べ方をまとめました。

remi1129平林玲美@フードアナリスト
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アイキャッチ画像出典:napule-pizza.com

ピザは手で食べるものではない?!

出典:livedoor.blogimg.jp

本場はイタリア・ナポリの名産でもあるピザ。
今ではイタリアンレストランだけでなく、ファミレスや宅配ピザ店などでもピザを食べる機会は多くありますよね。

ピザといえば、大きな一枚をみんなでシェアし、手で掴んで食べるのが一般的。
テレビCMなどでも家族団欒の様子がよく映し出されています。

しかし、実はそれは大きな間違い。
ピザは手で食べるのではなく、ナイフとフォークを使っていただくのが正式なマナーなのです!

本場では恥をかいてしまうことも・・

出典:imgcp.aacdn.jp

もちろん、手で食べたからといってマナー違反になる訳ではありません。
かっちりとマナーが決められているフレンチに比べ、イタリアンはマナーも比較的カジュアル。

食材を手で持ったり手で押さえることも、マナー違反には捉えられません。

しかしながら、本場ナポリでピザをいただく時、周囲を見渡すと現地の方はみんなナイフとフォークで食べています。
ピザを手で食べるのは日本人特有の文化。
日本では一般的でも、本場で同じことをしていたら恥をかいてしまうかもしれないのです。

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さらに、本場でいただくピザや、日本でも本格的な釜焼きピザは焼きたてでとっても熱々。
出来立てを頂こうとしても、手では熱くてなかなか持てないといった経験はありませんか?

このお悩みも、ナイフとフォークを使っていただけば解決!
正式なマナーはスマートな上に手も汚れず、さらには熱々を無理なくいただける食べ方なのです。

ピザの正式な食べ方とは

出典:5koma.com

ナイフとフォークを使った食べ方は、慣れてしまえばとっても簡単です。

まず、一切れのピザを自分の取り皿に分けたら、ナイフとフォークを使ってピザの尖っている先端部分を内側に少し折り込みます。
そして、その折り込んだ部分を軸にして耳の方向までくるくると巻きつけていきましょう!


耳までしっかりと巻くと、一本の棒状になりますね。
それを横向きにただし、左から一口サイズにカット。

あとは他のお料理と同じように、フォークにさして頂きましょう!

この食べ方、とってもスマートですよね。

この食べ方は、手が汚れず見た目にも綺麗なことはもちろん、もう一つ大きな利点があります。
それは、具材がのった部分と耳の部分を一緒に食べることができるということです。

ピザは、どうしても尖った先端部分から食べると耳の部分が最後になってしまいますね。
この部分は味が薄く、あまり好きではないという方も多いハズ。

とはいえ残すのは勿体無いし失礼なので、無理やり押し込んでいるという方もいるのではないでしょうか?

この食べ方ならば、くるくる巻いて端から頂くので、味の濃い部分と耳の食感を同時に楽しむことができます。

本場イタリアの正式なマナーは、きちんと味わいまで計算されたものなんですね。

出典:5koma.com

シェアするのは日本だけ?!

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さらに、日本のテレビCMのように一枚の大きなピザを複数人でシェアすることも本場ではありえません。
イタリアでは、ピザは一人一枚がお約束!
複数の味のピザをシェアすると、味が混ざって本来の美味しさを味わえないからです。

もちろん、現地でホストの方やシェフの方に勧められたならシェアもOKですが、こちらからシェアを希望するのはルール違反。
一人一枚であるということをしっかり頭に入れてオーダーするように心がけましょう!

タバスコのリクエストは失礼!?

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意外なマナーの落とし穴としてありがちなのが「タバスコ」。
辛いもの好きの方は、ついついどんなピザにもタバスコをかけるのが癖になってはいませんか?

もちろん、自宅や親しい人とカジュアルにいただく時はタバスコをプラスするのもOK。
しかし、本格的なピザ店や本場のお店でタバスコをリクエストするのはシェフへの敬意がないと捉えられてしまします。

提供されたお料理は、シェフが最高の状態だと判断して仕上げたもの。
その料理にタパスコを加えて味を変えるのは失礼にあたるのです。

ピザそのものの味を十分に堪能するためにも、タバスコをリクエストするのは避けたほうがベターですね。

本場ではピザもスマートに食べよう!

いかがでしたか?

日本で普及しているピザの食べ方や常識と、本場でのマナーは大きく異なることをご紹介しました。
特に、フォークとナイフを使った食べ方は最初こそ不慣れなものの、慣れてくると手を汚さず味も美味しく頂けるのでとってもお勧め。

ぜひカジュアルなお店で練習し、本場イタリアでも堂々とスマートにいただいてくださいね。

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平林玲美@フードアナリスト

フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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