高級レストランでは必須!「パン」のスマートな食べ方とは

高級レストランで出てくる「パン」。コースの中でいつ口にして、バターはどう塗るべきか迷ったことはありませんか?意外と見られているパンのスマートな食べ方をご紹介します。

remi1129平林玲美@フードアナリスト
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意外と見られている「パン」の食べ方

出典:inet-otaru.com

洋食系のレストランに行くと、必ず出てくるのが「パン」ですよね。
そんな時、何も考えずただいつものようにパンをかじってはいませんか?

高級レストランであればあるほど、どの食べ方は同席者にもお店の方にも見られているもの。
どんなに綺麗にスーツを着こなしていても、パンの食べ方が汚ければがっかりされてしまいます。

意外と知らないパンのスマートな食べ方をご紹介します。

運ばれてきたパン、どこに置く?

出典:livedoor.blogimg.jp

お店の方がサーブしてくださる場合は身を任せればOKですが、もし自分で取るような場合はどこに置けば良いのでしょうか?

もちろん、パン皿があればその上に乗せればOK。もしも無い場合には、左手側のテーブルクロスの上に直接置いてください。

テーブルクロスは食事ごとに変えてくださるもの。汚して良いのはかつてからの貴族の特権でもあります。
もちろん、意図的に汚すのはNGですが、食べこぼしやパンくず、ソースがはねたりしてもきにする必要はありません。

バターの取りわけ方

出典:news.mynavi.jp

バター中央に一つだけ置いてある場合、まずはバターナイフを使ってパン皿に少量を切り分けます。
その都度中央から塗ることは避けてください。人数を確認し、ほかの方の分がなくならないように配慮しながら自分の分を取り分けます。

パンに塗るときには、まず一口分を手でちぎり、その都度バターナイフでバターを塗ってからいただきましょう。
全体に塗ってからちぎるのは手が汚れますし見た目にも下品なので注意してくださいね。

出典:image.space.rakuten.co.jp

意外と見られているのは、塗り終わったバターナイフの置き方。
くれぐれも、刃の先は自分の方向に向けるようにしてください。

1時の方向に柄の部分を置くようにすると間違いないと思います。

パンは手でちぎる

出典:news.mynavi.jp

パンを食べる時、直接ガブリとかぶりつくのはマナー違反です。
必ず一口サイズにちぎり、口に入る分だけを都度食べるようにしてください。

また、その際にナイフを使って切り分けるのも実は間違いです。

パンをちぎる時は手でちぎること。
その際にパンくずがこぼれるのは普通なので気にしなくて良いそうですよ。

パンはいつ食べる?

出典:a248.e.akamai.net

コースの初めに運ばれてくるパン。
どのようなタイミングで食べ進めれば良いか迷ったことはありませか?

日本では主食のように頂くパンですが、海外ではパンは箸休め。
コースの間、口の中を掃除したりリセットさせたりするためのものです。

なので、初めにバクバクと食べてしまうのはNG。
スマートに決めるなら、スープが食べ終わる頃からゆっくりと食べ始めてください。

メインが終わる頃、デザートが来る前までに食べ終えておくのがエレガントですね。

ソースをパンで拭うのはOK?


パンを食べていて迷うことは、スープやソースにパンを絡めていただいても良いのかということ。
せっかく美味しいソース、残すのはもったいないと思うことってよくありませんか?

まず、スープに浸していただくのはどんな場合でもマナー違反。
スープはあくまでスプーンで食べるものです。

出典:sta-navi.net

魚料理や肉料理などのソースが余った場合は、パンで拭っていただいてもOKと言われています。
ただし、くれぐれも手で拭うようなことはしないてください。
ちぎったパンをお皿の上に置き、ナイフとフォークでソースを塗っていただきます。

ソースが綺麗に拭われてお皿が厨房に戻るのは、料理人にとってはとても嬉しいこと。
とはいえ、あまりスマートではないので正式な場や目上の方がいる場ではなるべく避けるようにしてくださいね。

知っておくとスマート!

出典:howcollect.cdn-donuts.jp

いかがでしたか?

意外とよく見られているパンの食べ方やマナーについてご紹介しました。
意識しなければ気づかないポイントが多々あると思いますが、知っておけばとってもスマートな印象になります。

特に、パンに丸ごとバターを塗ったりかぶりついている姿はとても残念に思われます。
せっかくのお料理を気持ち良くいただくためにも、パンもエレガントに食べられるよう意識してみてくださいね。

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平林玲美@フードアナリスト

フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。

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