鞄に一冊入れておこう。大人の男性が読みたい本5選
あなたが最後に読書したのはいつですか?読書は自己成長を促す行為でもあります。とかく仕事が忙しいと、ビジネス書は仕方なく読むものの、小説からは長らく離れてしまっている人も多いのでは。本記事では、大人の男性としてぜひ読んでいただきたい小説をご紹介します。
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忙しいビジネスマンとはいえ、読んでおきたい本がある
出典:pixabay.com
「仕事で忙しく、なかなか読書時間が取れない・・。」そんな方は多いはず。しかしたまには活字に目を通してみてはいかがでしょう。本記事では、大人の男性だからこそ読みたい書籍を5冊ご紹介します。仕事とはまた違う価値観を学んでほしいため、あえてビジネス書を外しました。次の週末はこれらの本とともに過ごしてみては。
戦時下の日本外交を支えた男「白洲次郎/プリンシプルのない日本」
戦時中の外交に多大なる影響を与えた男、白洲次郎。NHKのドラマ化で一気に知名度が上がり、注目されるようになりました。日本一早くジーンズスタイルを取り入れ履きこなしたという白洲次郎から学ぶことは多くあるでしょう。国際化社会とは言いますが、真の国際人とは何なのか、理解しているひとは少ないのかもしれません。
サラリーマン小説の金字塔「山崎豊子/沈まぬ太陽」
白い巨塔などでも広く知られる作家、山崎豊子。元新聞社勤務という経歴が活かされた、切れ味鋭いストーリーが多くのファンを魅了しています。山崎豊子の代表作ともいえる「沈まぬ太陽」は御巣鷹山の日航機墜落事件を基にしたサラリーマン小説です。大長編で、たっぷりと物語に没頭することが可能。
最近WOWOWでドラマ化もされました。今あらためて注目の作品です。
大企業vs中小企業「池井戸潤/空飛ぶタイヤ」
下町ロケットの大ブームによって、存在が広く知られるようになった池井戸潤。ストーリー重視の読みやすい文体が心地よい作家です。本作は三菱自動車の実際の事件を基にした小説。大企業に翻弄される中小企業の社長が描かれています。働く男の気概が味わえますよ。
空飛ぶタイヤはドラマ化もされています。ドラマも見ごたえたっぷりなのでぜひどうぞ。
保険金殺人を描くスリル小説「貴志祐介/黒い家」
作者は京都大学卒業後、一流保険企業に務めたものの、作家で食べたいという夢を追い退職したという異色の経歴を持ちます。本作は保険金殺人を描いたもので、作者の保険企業勤務の経歴を活かした生々しい描写が読みどころ。
そして、単なる保険金殺人モノ以上に人間描写が恐ろしい。ぞっとするほど醜く怖い人間が出てきますよ。
大人の極上恋愛小説「平野啓一郎/マチネの終わりに」
本作は、芥川賞受賞作家の平野啓一郎による恋愛小説です。平野啓一郎は知る人ぞ知る作家という印象ですが、理知的な文体から男性のファンが多いことでも知られています。本作は30代の男女が出会い、お互いが強く惹かれあうものの、小さな出来事から心が離れてしまい・・という物語。「恋愛小説なんて興味がない」なんて思っている、ビジネスマンにこそ読んでいただきたい、珠玉の一冊です。
休日は一冊の本と共に贅沢な時間を過ごそう
一冊の本は様々なことを教えてくれます。本記事でご紹介した作品は、どれも評価の高いものばかり。大人の休日を過ごすのにぴったりの作品ばかりですよ。ぜひ今週末は、読書に費やしてみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
都内OL。寿司が好き。