ウワサの国産スーパーカー。ホントに出るの?
最近よく見かける次期スープラの記事。NSXの発売も決まって、世の中はバブルのころのようにスーパーカーブームとなるのでしょうか。今ウワサされているクルマを調べてみました。
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今後の国産スーパーカー
最近次期スープラの話題がよく出てくるようになりました。NSXはすでに2017年2月27日に発売が発表され、2016年8月25日から受注を開始しましたが、次期スープラを含め今後国産スーパーカーはどうなっていくのでしょうか。いまあるウワサと、参考になるコンセプトカーをみていきます。
次期スープラ
あくまでウワサの部分も含めて今ある情報を元に次期スープラがどんなものかを探ってみます。まず次期スープラはBMWとの共同開発です。BMWとの兄弟車になるわけですが、BMWでは「Z4」の後継扱いで「Z5」となるようです。「Z5」はカーボンを多用した軽量シャーシに4or6気筒の2~3Lターボエンジンになるようです。そんなBMWに対して次期スープラはハイブリッドというウワサが流れています。2017年に発表とか。
次期RX-7
こちらもまだまだウワサレベルですが、RX-7が復活するとかRX-9が発売されるという話があります。2017年の東京モーターショーでRX-7、2020年にRX-9などという話で、RXシリーズというのはロータリーエンジンで有名ですが、2017年はロータリーエンジン搭載車発売50周年で、2020年はマツダ創業100年なのだとか。「RENESIS」とはRX-8に搭載されたロータリーエンジンですが、その「RENESIS」にSKYACTIVテクノロジーを注ぎ込むらしいです。さらにロードスターで実績のあるSKYACTIVシャシーと、最近のマツダデザインプラスSKYACTIV-VEHICLE DYNAMICSでRX-7を現代風に復活させるようです。RX-9はさらにその先で、2010年に発表した「MAZDA SHINARI Concept」や、2015年の東京モーターショーで注目された「Mazda RX-VISION」を具現化させるものになるようです。
NSX
これはもう2017年2月27日に発売されるNSXです。V型6気筒 3.5Lツインターボで550ps、4輪駆動システム”SH-AWD”です。価格は2370万円です。2016年8月25日から受注開始で、すでに数年の納車待ち状態とのことです。
歴史を振り返ってみる
出典:legacy-on.jp
さて発売されるNSX、ウワサされる次期スープラ、次期RX-7、RX-9を見てきましたが、これらのクルマのルーツや全盛期はどのようなものだったのでしょうか。さかのぼってみたいと思います。
スープラ
スープラはトヨタのスポーツカーですが、デビューは1978年です。国内でセリカXXとして販売していたクルマを北米で「スープラ」として販売したのがはじまりです。結局4代目まで発売されましたが、3代目からは国内でも「スープラ」として販売しました。印象的なのは3代目のA70型です。世はまさにバブル期であり、当時は国内自主規制280ps。1JZ-GTEの2.5LDOHCツインターボ280psは国内ではスカイラインGT-R(R32)、NSX、RX-7としのぎを削っていました。2002年、すでに4代目に入っていましたが、「平成12年度排出ガス規制」に適合せず、スカイラインGT-R、RX-7と共に生産を終了しました。ただそれだけではなくすでにそういうカテゴリーが生き残れる時代になかったことが一番の要因だと思います。
RX-7
RX-7はマツダのスポーツカーですが、1978年サバンナ(RX-3)の後継としてサバンナRX-7としてデビューしました。すでにRX-3からロータリーエンジンでしたが、マツダのロータリーエンジンスポーツカーとして人気を博しました。特に印象的なのは第2世代のFC-3Sです。インタークーラーロータリーターボは205psを誇りました。カブリオレも存在し、のちのユーノスロードスター(現ロードスター)の制作に生かされたそうです。
NSX
NSXはホンダのスポーツカーですが、1990年に「our dreams come true」、「緊張ではない、解放するスポーツだ」をキャッチコピーにデビューしました。当時の国産車最高額800万円で販売され、2005年まで製造、2006年まで販売されました。日本車で唯一のスーパーカーとも言われていました。まさにバブルが生んだようなクルマで、しかもF1でホンダエンジンが一世を風靡していた時代ですから、時代が生んだ一台と言っていいでしょう。
時代が生み出すスーパーカー
スーパーカーというのは時代が生み出していると思います。海外メーカーより国内メーカー、日本市場の方がより鮮明にそれが現れているように感じます。今復活が話題になっているスーパーカーを振り返ってみたかつての時代背景はまさにバブル絶頂期。大学生が普通にこのようなクルマに乗っていた時代です。ここ最近の円安傾向(すでに円高に戻りつつありますが)あたりから、S660あたりの趣味性の高いクルマが発売されたり、NSX、スープラ、RX-7あたりがウワサになったりと景気の動向に躍らせれているようにも感じます。またバブルの二の舞であっさり企画中止、販売中止にならないかと危惧しています。まあ格差社会でもあるので、逆にあるところにはある、買う人は買うということも考えられますが。
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。