インポートカーだけじゃない。日本の人気ヒストリカルカー

ヒストリカルカー、クラシックカー イコール インポートカーというイメージがあります。国産車は「旧車」などとちょっとイメージの悪い言われ方をされているでしょうか。日本のヒストリカルカーを集めてみました。

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日本にもいまだに人気のあるヒストリカルカーがある

出典:www.youtube.com

ヒストリカルカーというとドイツ、アメリカ、イギリス、イタリアなどをイメージすると思いますが、日本にも魅力的なヒストリカルカーはたくさんあります。人気がでるにはやはりそれなりの理由が必要で、ただカッコイイから、燃費がいいから、売れたからでは何年、何十年たっても人気がある車にはなりません。いまだに人気のある日本のヒストリカルカーをご紹介します。

「羊の皮を被った狼」 希代の名車「ハコスカGTR」

出典:www.goo-net.com

だれもが知っているハコスカGTR。スカイラインという名は高級セダンとして今でも残っており、またGTRはハイスペックスポーツカーとしてスカイラインとは別の車種として生きています。ハコスカGTRは通称で、1969年から1972年に作られたスカイラインGTRです。当初4ドアセダンでデビューしたことから「羊の皮を被った狼」と言われ、のちに2ドアハードトップも登場しました。「ハコスカ」の愛称はケンメリとの区別をつけるためあとからつけられました。

庶民の味方 かわいい「てんとう虫」 スバル360

出典:minkara.carview.co.jp

「てんとう虫」の愛称で親しまれたスバル360。1958年から1970年にかけて作られました。量産型軽自動車初の乗車定員4人の車です。価格が安く、人気がありました。排気量が356ccであることから「360」。なんと駆動方式はRRです。今の軽自動車が660ccなので当時の自動車製造事情がうかがわれます。この車は2サイクルエンジンなので、給油のさいにオイルも補給する必要がありました。

トヨタのレーシングシーンの基礎を作った トヨタ2000GT

トヨタ2000GTはその流麗なスタイリングが特徴のスポーツカーです。トヨタとヤマハ発動機が共同開発した6気筒DOHCのFR。モータースポーツで後れをとっていたトヨタがそのイメージリーダーとして開発しました。価格が当時のクラウン2台分以上という238万円だったにもかかわらず、作れば作るほど赤字になっていくという完全に採算度外視の車だったそうです。当時の3つの世界記録と13の国際新記録をつくった車です。

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アメリカでも大人気 歴代最高のスタイリング 240Z

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フェアレディZは、現在でもスペシャリティスポーツカーとして売られていますが、その歴史の中で一番輝いているのは「240Z」です。1969年「ダットサン240Z」としてアメリカ、イギリスで発売、1971年に国内で販売を開始しました。魅力はなんと言っても「フェアレディ」にふさわしいロングノーズ・ショートデッキのスタイリングと「高性能かつ価格を抑えたスポーツカー」を目指したという動力性能です。スポーツカーの単一モデルとして、世界一の販売台数の記録を持っているそうです。右ハンドルは「フェアレディZ」、左ハンドルは「ダットサン240Z」。

86よりも渋い TE27レビン

出典:kakaku.com

TE27レビンは1972年に発売されたカローラのスポーツバージョンとして登場しました。レビンとともにスプリンタートレノもあり、レビンが稲妻、トレノが雷雲という意味だそうです。現在の「86」の大元の車であり、いわゆる「AE86」の前のモデルとなります。開発時から競技用として制作され、レースで無類の強さを誇りました。魅力はなんといってもその安さにあったそうですが、スタイリングも十分それとわかる個性があり、素敵なオールドカーであると思います。「レビンJ」というOHCエンジンのモデルも存在しました。

「オート三輪。ミゼットだよ。」(by稲村ジェーン)

出典:minkara.carview.co.jp

中小企業の味方ミゼット。もともとオート三輪というジャンルはあり、一時期とても売れていたそうですが、一時衰退。自動車の規格や免許制度の改定があって、それまで仕事で自転車やオートバイと使っていた人たちが、このミゼットをこぞって買ったそうです。今では展示用レベルといっていいくらい古い車です。強制空冷2ストローク単気筒250 ccエンジンで10馬力~12馬力といいますから時代を感じさせます。「ミゼット」とは英語で「極小さい」の意味です。

時代背景が名車を生む

出典:www.croft.jp

いかがでしたでしょうか。スタイリングだけみてもどこかホッとするクルマたち。当時の時代の最先端でとても速かったクルマ、その時代背景から愛されたクルマ。クルマが愛されるというのはいろいろな理由があるものです。これからEVやハイブリッドとなっていくなか、環境的にも乗り続けていくことは難しいかもしれませんが、出会いがあればパートナーにしてみたいものです。

時代はビンテージ&かわいい?流行のクルマ

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クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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