ショーファードリブンだけじゃない!一度は乗りたいドイツ御三家のドライバーズカー
ベンツ、BMW 、Audi、ドイツ御三家と言われる高級自動車メーカーですが、いわゆる後部座席が豪華な「ショーファードリブン」では個人として楽しむことは難しいでしょう。やはりそれらのよさを楽しむにはドライバーズカー。御三家のよさを認識できるドライバーズカー、そのうち特にセダンを取り上げてみました。
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ドライバーズカーとしてのドイツ御三家
ドイツ御三家が世界的に人気があるのは、ショーファードリブンとして優れているというだけではありません。もちろんドライビング性能がよくなければ、運転をせずに後席に座っていても快適であるはずはありません。ドライバーが快適に運転できなければ、ドライバーにどんなにテクニックがあっても悪い挙動はパッセンジャーに伝わるものです。つまりショーファードリブンとして優れているクルマはドライバーズカーとしてもすぐれているのです。さらにショーファードリブンとしての豪華さを省略することによってドライバーズカーとしてより楽しい車になるはずです。ドイツ御三家のドライバーズカーとして優れた車を紹介します。
Mercedes-Benz E-class
出典:autoc-one.jp
まずは定番のベンツとなりますが、ドライバーズカーとして評価されるべきはEクラスでしょう。Eクラスとしての歴史は1985年からとなります。コード番号W124から始まり、現在は5代目のW213となっています。ちなみにこのW124やW213などのコード番号は、「W」がドイツ語で自動車の意味の「Wagen」で、数字は車両形式です。また「Eクラス」というのは燃料供給装置がキャブレターからインジェクションに変わったころから使われはじめ、ドイツ語でインジェクションはEinspritzungであり、そこから「E」を取ったと言われています。のちにガソリンエンジンのグレードに「E」をつけるようになり、さらにミドルクラスのグレードを「Eクラス」としたとのことです。さて現在のEクラスはW213となるわけですが、さすが業界の最先端を行っているベンツだけあって、最先端技術をあますことなく投入しています。たとえば「アテンションアシスト」は、ドライバーの疲労や注意力などの状態を検知し、異常があると音とメッセージなどの警告を発するというものです。
BMW 5 series
BMWでドライバーズカーとなると「5シリーズ」でしょう。歴史は古く1972年デビュー。現行は6代目になります。エンジンは「ツインパワー・ターボ・ガソリン」、「ツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジン」、「パフォーマンス・ハイブリッド」が用意されています。また専用チューニングされた「M5」、「アルピナ・B5」というモデルも存在します。「5シリーズ」は、さすがのBMWだけあって基本となるガソリンエンジンだけでなく、流行のクリーンディーゼル、そしてハイブリットと時代の先端を行っています。「M5」は、V型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、BMWで専用チューニングが施された最高出力412kW(560ps)のモンスターマシンです。さらに「アルピナ・B5」。アルピナとはBMWをベースに独自のエンジン、足回り、エクステリア、インテリアにチューンナップおよびドレスアップした車の販売やアフターパーツを生産販売しているメーカーで、「アルピナ」モデルは、BMWの特別仕様的存在です。
Audi A8
AudiでA8というとドライバーズカーとしては巨漢と感じるかもしれませんが、走りのよさから考えると妥当ともいえます。1994年にデビューして、3代目になり、4.0L V型8気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャーエンジンは435psを誇ります。5145mmの巨体も、オールアルミニウムのボディ、オールアルミ製のスペースフレームにアルミパネル(ASF(アウディスペースフレーム))のおかげで軽量であり、それらのパッケージングは走りと燃費にも貢献しています。「quattro」と言われる4WDシステムによって走行性能も群を抜いています。特筆すべきは「cylinder on demand」。シリンダーオンデマンド、つまり状況により高速クルージングなどのときには8気筒のうち4気筒を停止させることを自動的に行います。それによりドライビングフィールが変化したり、ドライバーがそれに気づくことはないとか。また「MMI」はマルチメディアインターフェイス。ナビゲーションシステム、地上デジタルTV、CD/DVDプレーヤー、ハンズフリー電話機能、ラジオ、Bluetooth対応アウディミュージックインターフェイスなどを手元で一括して操作できます。
ショーファードリブンなドイツ御三家はドライバーズカーも素晴らしかった!
いかがでしたでしょうか。こう言ってはなんですが、ショーファードリブンで車を選ぶ人は車が好きなのではなく、車をステイタスと考えている人が多いのではないでしょうか。やはり車は乗って、運転して楽しむのが一番。ドイツ御三家のドライバーズカー、そしてより実用的なセダンなら間違いなくあなたのカーライフを充実したものにしてくれるはずです。
出典:car-moby.jp
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。