あの”都寿司”から独立!わずか2年弱で名店の仲間入りを果たした「鮨はしもと」とは
予約の取れない寿司屋として有名な「都寿司」。そこで12年の修行を積み、晴れて独立した「鮨はしもと」の勢いが止まりません。わずか2年足らずで名店の仲間入りを果たしたその魅力をご紹介します。
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予約の取れない人気店「都寿司」
都内に数ある寿司の名店の中でも人気店として名高い「都寿司」。
「鮨さいとう」や「三谷」と並んで、今東京で予約の取れない店として大人気の寿司屋です。
都寿司の魅力は、その味もさることながら温かな接客と昔ながらのシャリの大きさ。
小ぶりで上品な握りが主流になりつつある今も、お腹も心も満足する握りを貫いているお店です。
「鮨 はしもと」
そんな「都寿司」で12年の修行を積んだ職人が、2014年12月に独立したお店が新富町にあります。
それが「鮨 はしもと」。
店主の橋本さんはまだ30代前半という若さにもかかわらず、オープン以降その人気はうなぎのぼり。
2年と経たずして、早くも名店の仲間入りを果たしました。
店内はカウンター席のみ。
さすがは接客に定評があった「都寿司」のお弟子さん。
つけ場が他のお店より少し低く、お客さんが座った時の目線が大将と近くなるように作られています。
寿司屋独特の堅苦しさは一切なく、初めてでも心地よい空間を楽しむことができるのです。
受け継いだ伝統の味
おまかせコースはつまみ5品と握り10貫で13,000円〜。
つまみは都寿司の伝統の味を受け継ぎ、思わずお酒が進んでしまうよな逸品ばかりです。
とはいえ、もちろん「はしもと」ならではの独自性も垣間見れます。
握りはその日の仕入れによってネタが変わります。
基本的にはおまかせで、お好みのものがあれば最後にリクエストすることも可能です。
進化を続ける握り
とはいえ、味わえるのは伝統の味ばかりではありません。
握りは都寿司よりもシャリが硬めで酢も強め。
ガツッとした塩気を感じることができる力強い握りです。
お酢も赤酢と米酢をブレンドしたオリジナルのシャリ。
都寿司の握りを想像して食べると、最初はその方向性の違いに驚くかもしれません!
絶品「コハダ」
この力強いシャリがマッチするのが「コハダ」。
酸味と旨味が独特のコハダは、甘めのシャリだとネタと分離してその旨味を味わえないことがありますが、「はしもと」のコハダはそのバランスが絶妙なのです。
都寿司でも、最初の握りは「コハダ」が定番のスタイル。
「はしもと」がコハダにかけるこだわりも頷けますね。
〆まで大満足!
締めの巻物は、正統派な江戸前寿司らしく干瓢巻き。
甘辛く煮付けた柔らかな干瓢に、海苔の香りとわさびがキリッときいて口の中をさっぱりとリセットしてくれます。
デザート代わりの甘いたまご焼きは舌触りもなめらか。
コクがあり、これだけで十分に食後のおやつ感を満喫することができます。
最後はシジミ汁をいただいて終了。
白濁したシジミ汁は、シジミ旨みがたっぷり心と身体に染み入るようです。
店舗情報
店名:鮨 はしもと
TEL・予約:03-5541-5578
住所:東京都中央区新富1-15-11 マキプラザ 1F
営業時間:18:00~23:00
定休日:月曜日
予約困難になる前に
いかがでしたでしょうか?
人気店「都寿司」から独立し、早くも名店の仲間入りを果たした「鮨はしもと」。
日を追うごとに人気が高まり、予約が取りづらくなっているように感じます。
予約困難になる前に!才気あふれる若手職人の味を楽しみにぜひ一度伺ってみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。