新時代を切り開く「鮨竜介」vs昔ながらの鮨を極める「鮨あらい」！気鋭の新店が銀座で織りなす勝負の行方は・・？

鮨　竜介

まずは、久兵衛時代の修行中は荒井氏の兄貴分として勤めていた山根氏が織りなす「鮨　竜介」。

久兵衛では8年間修業を積み、その後は銀座「鮨一」で店長も務めたという経歴。
昨年のオープン当初から、斬新な鮨を出すと話題を集め、早くも予約の取りづらい鮨屋へと成長を遂げたお店です。

カウンターは６席ですが、お客様にゆっくりと寛いでもらえるようにと複数席同時の予約はあまり受け付けていないそう。時間も決まっておらず、「食べたい時間に心いくまで食べてほしい」との大将の心遣いを随所に感じられます。

「他と同じことをしていてもつまらない」

大将が語るのは、「他と同じことをしていてもつまらない」と言うこと。

その言葉通り、竜介では鮨屋ではあまり見かけない食材が提供されます。
例えば、名物のヒラメ×トリュフ。

しっかりとした歯ごたえと甘みのあるヒラメを、たっぷりと削られた香り高いトリュフとともに頂きます。
常識にとらわれず、本当に素材に合うものを追求し続けるチャレンジ精神が伺えますね。

鮨屋で揚げ物？！

さらに驚くべきは、食材だけでなく調理法。
なんと竜介では、つまみの最後に揚げ物が登場します！
鮨屋で揚げ物とは、なんとも驚きですね。

素材は季節によって旬のものを使い、春は山菜、夏はコーンのクリームコロッケ、秋は松茸、冬は白子やカニなど、その季節ならではの食材を楽しむことができます。

新時代を切り開く「楽しい鮨」

お目当ての握りももちろんこだわっています。

シャリは赤酢と白酢を使い分け、ネタも酢じめや昆布締め、炙りや熟成まで幅広い仕事ぶり。
ここにも「他とは違う楽しい鮨」をコンセプトに、キャビアやフォアグラなどが登場することもあります！

何が出てくるか分からない、ワクワクさせてくれる新時代の鮨が堪能できますよ。

店舗情報

店名：鮨 竜介
住所： 中央区銀座7-3-13 銀座第四金井ビルB1F　
電話： 03-3572-1530
営業時間： 12:00～　17:30～22:30
定休日： 日・祝日

鮨　あらい

そんな鮨竜介に対し、同じく2015年にオープンした気鋭のもう一店が「鮨あらい」。

久兵衛時代は直属の先輩が「鮨　竜介」の山根氏。久兵衛後は、あの四谷「すし匠」で修業を積み、昨年待望の独立を遂げたのです。すし匠では、中澤親方の隣で２番手として腕をふるっていたあらい氏。
その腕前はお墨付きで、オープン当初からすし匠ファンがこぞって訪れています。

目指すは「昔ながらの寿司屋」

「鮨あらい」の特徴は、鮨竜介とは反対に「昔ながらの寿司屋」を目指していること。
そのコンセプト通り、店内の壁にはその日入荷した魚の木札がぶら下がっています。これにはなんだか懐かしさを覚えますね。

さらに、銀座のほとんどのお店がお任せコースやお任せ握りで提供するのに対し、こちらのお店はお好みも承っているとのこと。長年修行を積んだ「すし匠」の定番スタイルである”つまみと握りを交互に提供するスタイル”も取り入れず、あえて握り中心で勝負するという方向性に、期待の声が高まっています。

大きめのシャリで大満足

握り中心であるからには、特筆すべきはシャリ。

全体的に小さめのシャリが主流になりつつある近年で、あらいのシャリは昔ながらに大きめ。
シャリにも赤酢をきかせ、ガツンと力強い味わいを堪能することができます。

鮨といえば握り！という方にはぴったりのお店ですね。

こだわりの「マグロ」を味わって

ネタで一番にこだわっているのは「マグロ」だという大将。

部位によって熟成加減や漬け度合いを変えるというこだわりぶり。その言葉通り、濃厚な甘みとガツンとした味わいがどの部位からも感じられます。
お好みでオーダーするときにも、ぜひその日オススメのマグロは外さずに頂いてみてください！

店舗情報

店名：鮨あらい
TEL・予約：03-6264-5855
住所：東京都中央区銀座8-10-2 ルアンビル B1F
営業時間：11:30～13:30、17:00～22:00(L.O.)
定休日：水曜休み、年末年始

どちらも予約の取れない人気店

いかがでしたでしょうか？
まさに真逆のスタイルを取りながら、お互い予約の取れない寿司屋として人気を高めているこの二店。

あなたのお好みはどちらでしょうか？
ぜひ参考にしてみてくださいね。