2016春夏ファッションのキーワードは「ジェンダーレス」!?
今年のコレクションは男性でも女性らしい着こなしをしているところが多く見られます。そんな「ジェンダーレススタイル」を日常のワードローブで作り上げる方法を解説していきます。
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「男は働き、女は家を守る」?
数十年前には当たり前だったこの考え方も、今では性差別だと叩かれたり、異質な考え方として捉えられたりすることがあります。
また、テレビをつければオネエタレントが活躍していたりと、LGBTに対する社会の理解も深まってきているのではないでしょうか。
2016年の春夏ファッションにはそんな現代の人々の考え方を汲み取ったかのように、「性の違い」を越えようとする動きが見られます。
男は男らしく、女は女らしく、という考え方を捨てて、男でも少し女性的な着こなしをしているところが少なくないのです。
「ジェンダーレス」がトレンドキーワードになるのは間違いないと思われますが、いささか日頃のファッションの中に取り入れるとなると難しいですよね。今回はおしゃれレベルの高い「ジェンダーレス」をうまく着こなすコツをご紹介していきます。
シャツのボタンを一番上まで留める
ボタンを開けて着ると男らしさの感じられる着こなしになりますが、一方でボタンを全て留めると中性的な雰囲気の着こなしになります。ボタンの全部留めはプレッピーな雰囲気のコーディネートにしたいときにもよく使われる技ですね。
プレッピースタイルのときはシャツのかっちりとした雰囲気を全面的に押し出しますが、ジェンダーレススタイルのときにはそこに女性らしさをプラス。
全身をモノトーンで統一してみたり、ボタンに存在感を出してみましょう。
さらに挑戦できる人はボトムスを短めの丈にしてみましょう。ナイロン製のものを選ぶとシャツのクラシカルな雰囲気とスポーツ感をミックスさせることができます。
ジャストサイズのセットアップ
着るだけでカチッとした雰囲気にしてくれるセットアップスタイルは秋頃から人気が高まり、その支持は春先でも継続するでしょう!
毎年ファッションのトレンドキーワードは幾つか同時に上がってきますが、その一つに「リラックス感」があります。その影響でパンツやジャケットなど、やや大きめサイズのものを選ぶ傾向にありました。
しかし、中性的な着こなしにするためにはこのゆるっとした着こなしを引き締める必要があります。ジャケットをジャストサイズにするのはもちろんですが、パンツもややタイト目なものにしましょう。腰回りがフィットしていると女性らしさをさりげなく出すことがあります。
ウエスト部分のワンポイント
ジャケットにパンツを合わせるスタイルは毎年の定番コーディネートですが、このスタイルもジェンダーレスを取り入れながら作り上げることができます。
ジェンダーレスの着こなしをするためには普段の着こなしの中にどこか女性らしさを感じさせるポイントを作れば良いのです。その中でも取り入れやすいのは「リボン」。このワンポイントを首元に持ってきてしまうとイベント司会者の蝶ネクタイのようになってしまいますが、ウエスト部分に持ってくるとさりげなく存在感をアピールすることができます。
きれい目なセットアップスタイルにカットソーを合わせてカジュアルな雰囲気に。さらにワンポイントとしてウエスト部分にリボンをつけてみてください。新鮮な着こなしになることでしょう。
ウエストのワンポイントスタイルは全身のトーンを抑えるとより挑戦しやすくなります。黒で統一されたセットアップスタイルはリボンも黒にするとリボンの存在感をさりげなく演出することができます。
黒で統一すると普段の着こなしと変わらなくなってしまうので、インナーをオレンジにして色味をプラス。黒のシックな雰囲気とオレンジのインパクトが絶妙に組み合わさってモードな着こなしを完成させています。
ハイウエストパンツを着こなす
女性のスタイルの間ではハイウエストのパンツはスタイルをよく見せてくれることから少し前から人気アイテムとして多くの人が愛用しています。しかし、メンズでハイウエストパンツを履いている人はあまり見ないのではないでしょうか。たしかに、アイテム自体が女性的な要素を持ち合わせているので上手に着るのが難しいアイテムではあります。
しかし、この女性らしさを持つアイテムは、ジェンダーレスコーディネートを作る上では大活躍します。
まず、トップスはコンパクトに。必ずしもタイトである必要はありませんが、トップスをインするなどして短めの丈になるようにしましょう。
さすがにハイウエストでタイトなシルエットのパンツだとやりすぎ感が出るので、ワイドパンツでゆったりとしたものでうまくバランスをとりましょう。
足元にはゴツめのシューズを合わせてパンツのボリュームに負けないようにしましょう。
色味は鮮やかに
男性の着こなしはダークトーンやモノトーンなど、落ち着いた色味を着ることが多いですよね。
一方で、コーディネートに色味を加えるだけでジェンダーレスな雰囲気が一気に強まります。色をワンポイントだけで入れると差し色コーディネートになってしまうので、2色以上の色を組み合わせるようにしてください。
もし、色味が鮮やかすぎて落ち着かないという方は上にダークトーンの上着を羽織りましょう。ショート丈だとパンツのインパクトが強くなってしまうので、ロング丈のものだと全身に統一感と落ち着きを出すことができます。
インパクトのあるパターンのオールインワン
新しいテイストの着こなしにチャンレンジするときって色々と迷ったりしませんか?どんなアイテムを着たらいいんだろう。どんな風に組み合わせたらいいんだろう。始めはトライ&エラーで色々とチャレンジをしてみるものですが、そこから自分の着こなし方を確立させるまでには時間がかかります。
ジェンダーレススタイルに挑戦しようという方におすすめしたいのが「オールインワン」です。このアイテムは着るだけで全身のコーディネートが完成するので着こなし方を迷うことがありません。
オールインワンでジェンダーレスな雰囲気を出したいというときにはインパクトのあるカラフルなデザインのものを選ぶようにしましょう。また、あまりにも女性らしいのはちょっと…という方はゆるめシルエットでリラックス感の漂うものがおすすめです。
クラシカルなショルダーバッグで雰囲気付け
ジェンダーレスな着こなしをするためにはどうしたら良いのか。普段の着こなしをどのように変えると良いのか。そんな風に迷ってしまうという人は小物で女性らしさを演出していましょう。
ショルダーバッグは女性が持つイメージがあるアイテムなので、色味を調節しながら男性でも持てるようなものを選びましょう。
この着こなしのように全身のコーディネートはネイビーのような落ち着いたものに。バッグはミントグリーンなど、明るいパステルカラーのものを合わせています。
逆に、着こなしに色味を出して、バッグの方で落ち着けるという方法もあるので、その日のスタイルに合わせたバッグ選びをしていきましょう。
ダスティーカラーを身につければ大丈夫!
いかがでしたでしょうか?
今までも何度も述べてきましたが、ジェンダーレススタイルは色味を加えるだけで簡単に作ることができます。その色も少し女性らしさを感じさせるものだと尚良いです。
そんなとき、男性にとって大きな味方となってくれるのがダスティーカラーです。ダスティーカラーとは少しくすみのかかった色のことです。
ダスティーピンク、ダスティグリーン、ダスティーブルー…
あまりに女性っぽいと違和感が大きくなってしまうので、これらの色を巧みに取り入れていきましょう。
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この記事のライター
東京生まれ大阪育ちの慶応義塾在学の女子大生です。グルメ、ファッション、あとは旅行が大好き。でも実は、それと同じくらい手の綺麗な人が好き!