2016春夏ファッションのトレンドは「ダサい」!?世界のファッションがすごいことになってる
そろそろ来年の春夏のトレンドが気になる時です。ジェンダーレス、エフォートレスと、様々なファッションワードが聞こえてきますが、なんとなく、パリコレもミラノコレもダサい…?実は来年の春夏のトレンドは「ダサい」。今世界のファッションがすごいことになっています。その驚愕の全貌をお伝えします。
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業界騒然のファッショントレンドは「ダサい」!?
年の瀬を迎え、そろそろ春夏のトレンドが気になり始めた方も多いのでは?
2015年の春夏のトレンドといえば、「ノームコア」。ファッションだけではなくライフスタイルもシンプルを心がける風潮もありました。
さて、そんなノームコアと打って変わって、驚愕のトレンドが飛び出してきました。
なんと、来年のトレンドは「ダサい」んです。まさに目を疑ってしまうようなワードです。
高級老舗ブランドのコレクションは、パンチの効いたアニメ柄やポップなイラストまで。
大金をはたいて「ダサい」服を買うことが現代のファッションなのでしょうか。
今回はその驚愕のトレンドの全貌をご紹介します。
女性ウケの悪いダサいメンズファッション
まずは女子ウケの悪い、日本でダサいと称されるメンズファッションを知っておきましょう。
女子が嫌がるファッションの特徴は、オタクっぽさ。シャツをズボンにインしたり、プリントがされているシャツなどです。
さらにはシルバーアクセサリーをジャラジャラ付けていたり。中学生?と思われてしまいます。
詳しくはこちらで紹介しているので要チェックです!さて、そんな世間一般からはダサいと思われているファッションは、高級ブランドのコレクションではどのように変化しているのでしょうか。
思わず二度見してしまうアニメ柄
約170年の伝統を持つスペインの老舗ラグジュアリーブランド「ロエベ」。
レザー製品はどれも高級感があり、若者向けというよりはどちらかというとお上品なミセスが持つイメージです。
そんなロエベの春夏コレクションがこちらです。ん?なんだか見たことのあるキャラクターが。
そう、日本では馴染み深いガンダムがプリントされたベストを掲げています。
よく見るとバッグにもガンダムが。シルエットもなんだか近代的ですよね。
パジャマ風のセットアップには、全面にコマ割りされたコミック風のイラストが入っており、「ヘキツ」などの効果音風の文字も。
日本の漫画文化はついにモードの世界にまで進出したのでしょうか。アクセサリーもプラモデルをモチーフにしています。
現在のロエベのクリエイティブディレクターは、29歳にしてその座についた若き精鋭、ジョナサン・アンダーソン。
これまでに何度も来日しており、自身も大の日本好きだそうですが、それも今回のコレクションを見れば納得です。
ロエベのコレクションはポージングも独特。はっちゃけぶりが逆に爽快です。
ロエベ(LOEWE) 2016年春夏コレクションを紹介。ファッションショー・ルック特集 - ファッションプレスでは、ロエベをはじめ人気ブランドの最新コレクションをメンズ&ウィメンズともに掲載。
お手本のようなチンピラファッション
出典:www.nylon.jp
人気のラグジュアリーブランド、ルイ・ヴィトンからは少しやんちゃなイメージのものが。
テカテカのサテンシャツに鶴がプリントされたスカジャン。あー、大阪でこういう人見たことある!と日本人は感じてしまいそう。
ルイヴィトンでは他にも全身ピンクのセットアップや、エスニック柄のアイテムなど個性派揃い。
スカジャンはその他のブランドでも多数コレクションに起用されています。
メンズファッションのトレンドを索引するサンローランは70年代のロックとダサさがテーマ。
ボーダーに、Gジャンに、ボロボロのチェックシャツの上にヒョウ柄のスカジャン。
仕上げに真っ赤な野球帽というこれまた刺激的なファッションです。
古臭いというか、ヴィンテージというか、なんだか野暮ったい印象を受けます。
もはやダサい、ダサくないではないのです。ルールや概念にとらわれない自由なファッションがサンローランには多く見られます。
ファッション誌『VOGUE JAPAN』の公式サイト。世界の最新ファッションやコレクションをはじめ、ファッションモデルやビューティ、ジュエリーなど、様々なニュースやトレンド、新作情報をご紹介。海外セレブやモデルのスナップ写真も掲載。気になるセレブの愛用品をチェック。
女性の嫌いなパンツインスタイル
女性が嫌いなメンズファッションで上位にランクインするパンツインスタイル。日本ではオタクのイメージが強いファッションです。
なんとこちらもトレンドに!下はスカート?と思うようなハーフパンツに刺繍シャツ。ジェンダーレスの時代を感じます。
これはグッチのコレクションですが、今季のグッチにはオタクっぽさがたっぷりです。
モードは移り変わるものなのですね。トム・ブラウン時代のグッチとは異なるスタイルが斬新です。
こんなにハイウエストのインスタイルまで!しかもフレアパンツ。
確かにスタイルは良く見えます。日本人の体型では挑戦しづらさもありますが。
でもこれって女性にはよく見られるスタイルなのかも。フッションに男女の性差が感じられなくなっています。
すっかりジェンダーレスがファッションにも定着していますね。
グッチ(GUCCI) 2016年春夏コレクションを紹介。ファッションショー・ルック特集 - ファッションプレスでは、グッチをはじめ人気ブランドの最新コレクションをメンズ&ウィメンズともに掲載。
過去!?未来!?日本押しは止まらない
日本人にとって衝撃的な、ジャポニズムをテーマにしたトム・ブラウン。
いや、どれを見ても個性的としか言えないばかりのコレクションです。
「男芸者」「案山子」に扮したモデルたちは全員顔を白く塗っています。
足元はスーツに足袋と下駄。近未来なのか、過去の日本なのか、まさに時代錯誤。
ユーモラスたっぷりのコレクションは本当にダサいのでしょうか?
コレクションは、障子で仕切られた茶室からモデルたちが登場し、スタートです。
その佇まいは、日本が忘れかけている侘び寂びの文化を思い出させてくれるようです。
ファッションは自由だ!
「ダサい」と言われても、見ていると段々と引き込まれていきそうな世界観があります。
現代のファッションは、トレンドもありますが自分自身の信念が大事です。
以前よりも挑戦的なものが台頭する中で、自分を失わない姿勢こそファッションと言えるのではないでしょうか。
ダサくても、あなたがかっこいいと思っていれば「かっこいい」で良いのです。
「嫌われたってやりたいようにやればいい!」その根性が「ダサい」というトレンドに繋がっているのです。
より自由になった春夏ファッションで、あなた自身のおしゃれを楽しみましょう!
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この記事のライター
生まれは岡山、現在は目白の女子大に通う大学生です。オシャレが大好き!トレンドに敏感なミーハーです。銀座と表参道を駆け巡るアルバイターな一面も。ファッション、東京のグルメ、おすすめデートスポットを中心に執筆しています。