電気自動車の革命児！テスラモーターズの車を調べてみた

テスラモーターズとは

テスラモーターズは2003年にシリコンバレーに設立された電気自動車メーカーです。
社名の由来は天才発明家であるニコラ・テスラにあり、テスラが特許を持つ交流誘導電動機を中心としたパワートレインを設計しています。
当初はシリコンバレーの数名のエンジニアの会社でしたが、規模が大きくなるにつれ、バッテリーシステムのパナソニックとの共同開発や、トヨタとの電気自動車の業務提携契約を結んだりと、従来の大手自動車プレイヤーとの関係を強め存在感を出しています。

取締役会長兼最高経営責任者　イーロン・マスク

テスラモーターズを語る時に必ずセットになって話にあがるのがイーロン・マスクです。
1971年生まれのシリコンバレーの起業家であり、テスラモーターズ以外にもインターネット決済サービスを提供するPaypalや宇宙事業にかかわるスペースXと幅広な事業を行っています。
もともと大学時代から「インターネット」「クリーン・エネルギー」「宇宙」に従事したいと考えており、それを現実のものとしています。

彼は将来つくりたいビジョンがあり、かつそれを実行するために「週100時間働け」「リスクを負え」とコミットしており、素晴らしいの起業家と評価されています。

テスラ・ロードスター

2008年にテスラモーターズが最初に米国市場に投入した電気自動車が、テスラ・ロードスターです。
ロードスターは2人乗りのスポーツカータイプの電気自動車であり、一度の充電で378km走行可能と当時はかなりの長距離走行が可能でした。その秘密は独自のバッテリーシステムと、剛性と軽量を両立するための炭素繊維強化プラスチックを活用した車体軽量化です。
その結果、価格は当時で約1,000万円とかなり高額であったものの、アメリカでは予約待ちになるほど盛況で、レオナルド・ディカプリオやブラッド・ピットといった著名人も購入したことで話題となりました。

その後、ロードスターは着実に進化をしており、ロードスター2.0が2010年に日本に上陸し約1,800万円で発売されました。2015年にはロードスター3.0を公開し、航続距離が644kmまで伸びたと発表しています。テスラのバッテリー技術と空力制御の力が進歩していることがうかがえます。

テスラは車内のバッテリー充電器の開発にも注力しており、ロードスター専用のコネクタを用いることで数時間の充電で満タンにすることができるといわれています。

初代ロードスターのバッテリーには、市販車として初めてリチウムイオン電池が使われました。2008年の時点では最先端技術でしたが、その後電池技術は大幅に向上し、テスラでは初代ロードスターに使われた電池よりもエネルギー密度が31％高い、新しい電池を発見しました。この新しい電池を使い、オリジナルのバッテリーと同じパッケージで約70kWhの容量を持つバッテリーパックが完成しました

出典：www.teslamotors.com

テスラ・モデルS

テスラの電気自動車の7人乗りセダンタイプがこのモデルSです。2012年に米国で発売が開始され、2013年には日本でも発売されました。新規開発されたリチウムイオン電池を搭載しており、最高航続距離はモデルSの仕様により異なりますが、442Km～550kmとかなりの長距離走行ができます。（2014年モデルはP85D、85D、70Dの3ﾓﾃﾞﾙ）

また、モデルSの特徴として①ソフトウェアアップデートによりスマートフォンのように進化すること、②自動運転モードが搭載されていることと、③各地に設置されたスーパーチャージャーといわれるモデルS専用充電器を無料で使えること、があげられます。
特に、③のスーパーチャージャーは未だ数は少ないものの日本にも東京・横浜・大阪・神戸などに設置されています。この充電器を使うことで30分の充電で約270kmの航続距離を得ることができます。
エントリー価格が約800万円と依然高額ですが、話題の進化する自動車として今後の普及と、それに応じた価格下落のグッドサイクルが期待されます。

自動運転機能はフォワードビュー カメラ、レーダー、そして360度超音波センサーをリアルタイムの交通情報と組み合わせることで、道路状況を選ばずにModel Sの自動運転を可能にします。車線変更は方向指示器の操作1つで行えるようになり、目的地に到着すると、Model Sは駐車スペースを見つけて自動的に駐車するようになります。安全機能は標準で装備され、一時停止標識、信号、通行人を常時監視すると共に、意図しない車線変更を警告します。

出典：www.teslamotors.com

テスラ・モデルX

2015年9月に発表されたクロスオーバーSUVタイプの電気自動車がモデルXです。
デュアルモーターによる圧倒的な加速によって世界最速SUVとも呼ばれおり、かつ安全基準全てで5段階をとった最高に安全なSUVです。P90D,90D,70Dの3ﾓﾃﾞﾙにあり、400km以上の航続距離を誇ります。
モデルXの特徴は①ファルコンウイングのドア、②カメラ、レーダー、ソナー システムで周辺の道路の把握や、自動ブレーキシステムなどによるアクティブセーフティ機能にあります。
ントリー価格が約1,000万円ですが、今から予約しても納車は2016年後半以降になるといわれており、予約待ちの状況になっています。

モデルXは史上最高の安全性と性能を併せ持つ、最速のSUVを目指して開発されました。AWDシステムと航続距離470キロを実現する90 kwhバッテリーが標準装備のモデルXには、大人7人が余裕を持って座れ、荷物を積むスペースも十分です。そして凄まじい加速力で、最速3.4秒で時速100キロまで加速します。
モデルXは妥協のないSUVです。

出典：www.teslamotors.com