大切な食事の前に!大人の男性なら知っておきたい「テーブルマナー」【着席編】
テーブルマナーをご存じですか?テーブルマナーを知らないと、大人の男性としては恥ずかしいものです。パーティや大切なお食事会でもきちんとした対応ができるように、事前に学んでくことをおすすめします。
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テーブルマナーとは
テーブルマナーとは、食事中に周囲の方々に不快な思いをさせないための心遣いです。そして誰もが心地よく、美味しく食事を楽しむことがテーブルマナーの最大の目的でもあります。テーブルマナーには、ひとつひとつに意味があり、その意味を考えてみると、そのマナーが身に付けやすくなります。パーティーやお食事会などで、より楽しい時間を過ごすために必要となるので、一度実際に学びの場に行ってみるのも良いですね!
着席スタイルでの食事の場合
事前に
まず、ホテルに着いたら、クロークへ立ち寄ります。クロークとは、食事会やパーティー時に荷物やコートを預かってくれるところです。そこで、食事中は不要となる荷物やコートは預けておきましょう。大きな荷物やコートをパーティー会場まで持っていくのは、マナー違反です。
着席
同じテーブルに先に着席されている方がいたら、軽く会釈をして自分の席に着きます。着席、離席をする場合は椅子の左から行います。椅子には深く座り、体とテーブルの間隔はこぶし2個くらいの余裕を持たせると良いでしょう。背筋を伸ばして、姿勢良く座り、小さな手荷物は椅子の下か足元の奥へ置きます。姿勢が良い人は、第一印象がいいですよね。パーティーでは、自分と面識のない人が同じテーブルにいる場合もあります。良い姿勢をとるように意識しましょう!
テーブルについたら
ナプキンをふたつに折り、ひざの上にかけます。折り目の向きは自由ですが、なるべく汚れた面が周りの方に見えないようにしましょう。席を離れる際はナプキンを椅子の上にたたんで置くか、お皿とテーブルの間に挟みます。テーブルの上には、位置皿やナイフやフォーク、スプーン、グラスなどが並べてあります。それぞれの用途に合わせて、形や大きさが違います。基本的にナイフやフォーク、スプーンは並べてある外側のものから順々に使います。これは、知らないと不安になるポイントですよね。「外側のものから順々に」重要です!
ナイフ、フォークはしっかりとにぎり、人差し指をそれぞれの背に当てて、力を入れやすいようにします。食事中にナイフ、フォークを置く場合は、皿の上にハの字に置きます。料理を食べ終わったらナイフ、フォークを揃えて皿の上に置きます。常にナイフの刃を人に向けないように注意しましょう。
食事が始まったら
最初の料理は基本的に全員がそろってから、その場のホスト、ホステスの合図で食べ始めます。最初に食前酒や飲物がサービスされます。その後、前菜、スープ、パン、魚料理、肉料理、サラダ、デザートの順番で料理がサービスされます。テーブルマナーは、自分と一緒に食事をしている人に気持ちよくその時間を過ごしてもらうために必要な常識です。以下のことに注意しましょう!それぞれの料理に応じて必要なことに気を使いましょう。
スープ
スープはスープボウルやタスカップ(取って付きのスープカップ)でサービスされます。スープを救う方向は手前から向こうへ、向こうから手前へのどちらでもいいです。しかし、スープを口へ入れる際に音を立ててすすったり、息を吹きかけて冷ますのは厳禁です。唇をスプーンに当てて、スープをそっと口の中に移しましょう。スープがなくなったら、スープボウルの手前、または向こう側を軽く持ち上げて傾け、スプーンですくいます。食べ終わったら、スプーンはスープボウルの中に上向きに置きます。タスカップの場合には、下側の手前側に置くと良いでしょう。
パン
パンは一口大にちぎって食べます。
魚料理
魚料理の食べ方は少し複雑で難しいです。骨付きの魚はさらに難しく、一度やってみないと上手にできないかもしれません。できたら、骨のない魚料理か肉料理が出てほしいですね。
肉料理
肉の左側をフォークで刺して押さえ、ナイフでひとくち大に切って左側から食べていきます。はじめに全部切り分けてしまうのは肉のうま味が流れ出てしまうので、あまりおすすめできません。魚料理、肉料理の付け合わせは味と栄養のバランスを考えて添えてありますので、なるべく交互に食べるようにしましょう!お皿に残ったソースを食べるときは、ひとくち大にちぎったパンを皿に置き、フォークで刺してから、パンにソースをからめます。手で持ったままパンをソースにからめるのは、カジュアルなお店の場合にしましょう。
サラダ
サラダは肉用のフォークとナイフで食べます。小さなサラダボウルでサービスされた場合は、フォークを右手に持ち替えて食べても構いません。ただし、サラダボウルを手に持つのはやめた方が良いでしょう。サラダの置かれた場所が遠い場合は、メインディッシュの皿の上にサラダを移して食べます。
フィンガーボウル
手を使って食べても良い料理やフルーツに、フィンガーボウルが添えられてくる場合があります。片手ずつ、親指、人差し指、中指の3本の指先を入れて軽く洗い、水気を切ってからナプキンで拭きます。中には、お茶のような色をしたものやレモンや花びらが入っているようなものもあるので、間違えて飲むことがないようにしてくださいね。
ワイン
出典:gqjapan.jp
淡泊な料理には軽いワイン、濃厚な味わいの料理にはコクのあるワインを合わせるのが基本です。判断が付かない場合には、スタッフやソムリエに訪ねてみましょう。ワインを注がれる際にはグラスを持ち上げず、テーブルの上に置いたままにします。ワインを飲む際には、脚(ステム)の部分を持ち、グラスのワンを手のひらの温度で温めないようにしましょう。断る際には人差し指と中指でグラスの上を軽くさえぎり、「結構です」と会釈します。
その他
ナイフやフォークを落としてしまった場合は、自分で拾わず、軽く手を挙げるなどの合図をしてスタッフを呼びましょう。食事に爪楊枝を使ったり、たばこを吸うなどは控えましょう。たばこは食事の味わいやワインの香りを損ねる恐れがありますので、吸う場合はデザートがサービスされた後、同席者や周囲の了解を取ってからにしましょう。話が弾んでいるときでも、サービスが行われる際は配慮しましょう!
大人の男性には必要です!
いかがでしたか?テーブルマナーを意識して、食事をとるのは慣れないと面倒かもしれません。しかし、いざという時のために身につけておくと良いでしょう。また、気になる女性とのデートの前にもテーブルマナーをチェックしておきましょう。女性は結構、男性の食事の様子を見ています!見られているという意識を持ちましょう。私が女子大学でテーブルマナーを学んだとき、先生から「きちんとマナーを弁えた男性と付き合いましょう。」と言われました。
テーブルマナーは、自分をよく見せるためにも必要ですが、最大の目的は一緒に食事している人と気持ちの良い時間を過ごすことです。ぜひ、マナーを弁えた男性になって下さい!
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この記事のライター
栄養学を勉強している、都内の女子大生。お料理、お菓子作りが大好きです☆☆最近は、家のキッチンで、レシピやメニューを考えることにはまっています!記事はグルメを中心に、ファッションやライフスタイルなど、幅広く書いています!