人気ドラマ『SHERLOCK』を10倍楽しめる!ホームズ作品5選
大ヒット英国ドラマ『SHERLOCK』。現代版のシャーロック・ホームズを描いた作品ですが、作品内には原作のネタが多数登場しています。ここではドラマをより楽しめる原作作品をご紹介しています。
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原作ネタを知っていれば『SHERLOCK』はもっと楽しい!
英国BBCによって制作され、日本では2010年より放送が開始されたドラマ『SHERLOCK』。
『シャーロック・ホームズ』を現代的に描いたこの作品は瞬く間に大ヒットとなりました。
作品内には原作の様々なネタが多用されており、世界中のシャーロキアン(ホームズ・ファン)達を喜ばせたのです。
ここでは『SHERLOCK』をもっと楽しく観るためのオススメ原作を紹介していきます。
緋色の研究
シリーズの記念すべき第一作。
ホームズとその相棒となるワトソンとの出会いから描かれています。
『SHERLOCK』第一話『ピンク色の研究』の中でも初対面シーンはかなり忠実に再現されていますから、読んでおくことでドラマの面白さが倍増すること間違いなし。
なお原作ではアフガニスタン戦争に従軍し傷を追ったワトソンですが、『SHERLOCK』ではイラク戦争でPTSDを負った設定となっているのがいかにも「現代的」です。
ギリシャ語通訳
ホームズの兄「マイクロフト」が初登場した短編。
『SHERLOCK』ではかなり早い段階から登場してくるホームズの兄ですが、原作では第二短篇集『シャーロック・ホームズの思い出』に収められています。
シャーロックを凌ぐ頭脳のキレを見せる兄弟の会話シーンが見もの。
また兄が好んで使う「ディオゲネス・クラブ」の様子はドラマの中でもユーモラスに登場します。
ボヘミアの醜聞
ホームズ短編シリーズ第一作となる作品。
ある国の王様とのスキャンダルを握る重要な人物「アイリーン・アドラー」が登場します。
彼女はこの一作のみの登場であるにも関わらず読者に強烈な印象を与え、シリーズのヒロインとも言われる存在となりました。
作品は短篇集『シャーロック・ホームズの冒険』に収められており、アイリーンはドラマではシーズン2第一話『ベルグレーヴィアの醜聞』に登場します。
バスカヴィル家の犬
シリーズ最大の長編であり、「最高傑作」との呼び声も高い一作。
大都会ロンドンで活躍するイメージが多いホームズですが、この作品のように郊外で活動を行うこともあります。
不気味な伝説を追う作品なのに、ホームズと離れ単身で捜査をするワトスンの様子がかなりユーモラスに感じられるのもポイント。
『SHERLOCK』ではシーズン2第二話『バスカヴィルの犬』として放送されました。
最後の事件
最大の敵「モリアーティ教授」が登場する短編。
このエピソードはドラマ・シーズン2最終話に活かされています。
5つの短篇集のうち第二短篇集『ホームズの思い出』に収録されていますが、「最後の事件」なのにその後もシリーズが続くのを不思議に思う人もいるはず。
実は作者が「シリーズを終わらせよう」と試みた作品なのですが…その後、ファン達の強い希望によって「復活」しました。
短篇が多く読みやすいホームズ・シリーズ
いかがでしたでしょうか。ホームズ・シリーズは長編4作と短編56作となっており、短編はあまり時間をかけずに気軽に読める作品が多いです。
「子供の頃に読んだかも」という人でも、チェックすれば意外と読んでいない作品もあるはず。
ミステリーの基礎「ホームズ」シリーズに是非挑戦してみてはいかがでしょう。
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