熱い友情に感動する邦画おすすめ10選

2022/12/19

熱い友情に感動する邦画おすすめ10選

持つべきものは友!
お金がなくても恋人がいなくてもそばに居てくれて、困った時には頼りになる存在。疲れている時に観て気分転換しましょう。数ある邦画の中からおすすめの10作品をご紹介します。

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      1. 目次
  1. 1.ピンポン(2002年 114分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 漫画家・松本大洋原作!「なついあつ」がやって来ます!
  2. 2.下妻物語(2004年 102分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. ロリータ少女とヤンキー娘のアツい友情
  3. 3.アヒルと鴨のコインロッカー(2007年 110分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 既存の友情に主人公が加わる新たな友情のカタチ
  4. 4.クローズZERO (2007年 130分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 人気俳優勢揃い!拳で語る男の友情
  5. 5.キッズ・リターン(1996年 108分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 10代の瑞々しさを描いた青春物語
  6. 6.アフタースクール(2008年 102分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 子供には分からない面白さを描いた大人の放課後(アフタースクール)
  7. 7.20世紀少年(2008年 142分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 大人になった彼らが世界を救うために集結!
  8. 8.ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年 110分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一が脚本!ぼくたちと駐在さんの奇妙な関係
  9. 9.スウィングガールズ(2004年 105分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 音楽を通じてひとつになる青春映画!
  10. 10.打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか(1995年 50分)
    1. あらすじ・見どころ
    2. 2人の少年と1人の少女の夏の思い出
  11. 最後に
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1.ピンポン(2002年 114分)

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あらすじ・見どころ

幼馴染みのペコ(窪田正孝)とスマイル(ARATA)は小さい頃からタムラ卓球場に通い一緒に卓球をしていました。片瀬高校に入学後も卓球部に入部しながら練習はさぼりマイペースに卓球をして過ごします。卓球でこの星の一等賞になることを夢見るペコと、卓球は暇つぶしと言い張るスマイル。しかし強豪校である海王学園の風間(中村獅童)も中国からやってきた孔(サム・リー)もスマイルばかり気にかけます。やる気のあるものに才能があるわけではない、卓球に人生をかけた男たちの物語です。

漫画家・松本大洋原作!「なついあつ」がやって来ます!

漫画家・松本大洋による同名漫画を原作に、神奈川県藤沢市を舞台として、試合のシーン以外にも海沿いのシーンなど印象的な台詞や演出が胸に刺さる作品です。窪田正孝、ARATA(井浦新)、中村獅童、大倉孝二らを中心に夏木マリや竹中直人、荒川良々など個性あふれる俳優たちが漫画そっくりにキャラクターたちを演じ、ついつい真似したくなる名台詞に熱い友情を感じます。不器用ながらも全力な男たちの生き様をご覧ください。

2.下妻物語(2004年 102分)

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あらすじ・見どころ

茨城県下妻市に祖母と父と暮らす竜ヶ崎桃子(深田恭子)はロリータファッション命の女子高生。そして同じく下妻市に住む白百合イチゴはレディースの一員であり、頭の先からつま先までヤンキーファッションに身を包んだ女の子。ひょんなことから仲良くなった2人は、趣味も家庭も正反対ながら一緒にパチンコをしたり、代官山に出かけたりします。桃子と仲良くなり集会を欠席してしまったイチゴはレディース仲間と対立してしまいました。族をやめるためには「ケジメ」をつけなければならず、イチゴはひとり呼び出されてしまいます。

ロリータ少女とヤンキー娘のアツい友情

監督は「嫌われ松子の一生」「告白」で知られる中島哲也。ロリータ姿の深田恭子も特攻服の土屋アンナもハマり役過ぎます。見た目は正反対なのになぜか意気投合していく2人の物語。深田恭子は主演女優賞を3つ、土屋アンナは新人賞を5つ受賞し、ヨコハマ映画祭やキネマ旬報ベスト・テン、毎日映画コンクールなど数々の賞を受賞しました。深田恭子演じる桃子の祖母役に樹木希林、父役にはお笑い芸人の宮迫博之、そして母役は篠原涼子といった豪華俳優陣が出演しており、他にも阿部サダヲや真木よう子がちょっとした役で出演していますので飽きることなく最後まで観ることができます。

3.アヒルと鴨のコインロッカー(2007年 110分)

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あらすじ・見どころ

大学進学を機に仙台で一人暮らしをはじめる椎名(濱田岳)は、挨拶回りの最中、隣人の河崎(瑛太)に出会います。ボブディランが好きという共通点からこれから仲良くなれると思った椎名でしたが、人の気持ち御構い無しに距離を詰めて来る河崎。河崎は同じアパートに住むブータン人留学生に広辞苑をプレゼントするため、本屋強盗を一緒にしないかと持ちかけてきました。はじめは困惑気味な椎名でしたが、ブータン人留学生の話を聞いているうちにあれよあれよと河崎と本屋へ向かっていくのでした。

既存の友情に主人公が加わる新たな友情のカタチ

原作は人気ミステリー作家・伊坂幸太郎の同名小説であり、「チーム・バチスタの栄光」で知られる中村義洋監督が映像化。伊坂と中村はこの後も「ゴールデンスランバー」で再びタッグを組んでいます。主人公が1から友情を育むというよりは、すでにある友達の輪にするりと入っていく新しいパターンが描かれていますが、誰も仲間外れになることなく、心地よい雰囲気が漂います。濱田岳の平凡な大学生と瑛太のミステリアスな雰囲気はさすがですね。ボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」を聴きたくなります。

4.クローズZERO (2007年 130分)

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あらすじ・見どころ

ヤクザ組の一人息子である滝谷源治(小栗旬)は高校3年の春、鈴蘭男子高等学校に転入します。鈴蘭高校は偏差値最低の男子校であり喧嘩を生きがいとする不良ばかり。喧嘩好きな輩を倒し鈴蘭の頂点に立つことが生徒たちの憧れであり、源治もまたその為に転入してきました。3年の芹沢多摩雄(山田孝之)は喧嘩も強く、そして仲間からの人望も厚いまさに頂点に最も近い男。卒業までに頂点に立つのは源治か、多摩雄か、男たちの熱い闘いがここに幕を開けます。

人気俳優勢揃い!拳で語る男の友情

月間少年チャンピオンにて連載された高橋ヒロシが描いた人気漫画を基に作られたオリジナルストーリーです。小栗旬を主演に山田孝之、高岡蒼甫、桐谷健太、上地雄輔、大東駿介と豪華俳優陣の共演になっています。学校中を巻き込んだ乱闘シーンは、俳優でなく実際の不良たちがエキストラ出演し、撮影時はいつ本当の乱闘が起きるかわからない一触即発な雰囲気だったそうです。海外人気も高く、この映画に影響を受けて実際に乱闘が起こったとか。拳一つで闘う喧嘩ってなんだか憧れますもんね。

5.キッズ・リターン(1996年 108分)

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あらすじ・見どころ

落ちこぼれの同級生シンジ(安藤政信)とマサル(金子賢)は、高校生活が終わるとシンジはボクシング、マサルはヤクザの道を選びます。別々の世界に飛び込み、頂点を目指すふたりでしたが、理想と現実のギャップにぶつかり挫折します。時は過ぎてシンジはジムも辞めて、何となくアルバイトをこなすうだつの上がらない生活。一方で刑務所から出所したばかりのマサルもまた、ヤクザに戻るしかありませんでした。

10代の瑞々しさを描いた青春物語

監督はお笑い芸人としてだけでなく様々な分野で活躍するビートたけしこと北野武。今作は1994年にバイク事故に見舞われた北野武の監督復帰作であり、力強く生きるふたりの少年の姿が描かれています。それまではヤクザものを得意とし、死を表現していた作品がほとんどでしたが、本人は否定しているものの死に直面し、たけしの中での生死にまつわる感覚が変わったのではと言われています。誰しもが感じたことのある若い頃の根拠もない自信。ふたりの少年を中心にそのまわりの人物も丁寧に描かれ、そこには皆が懸命に生きている姿がみえます。

6.アフタースクール(2008年 102分)

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あらすじ・見どころ

母校の中学校で働く教師の神野(大泉洋)のもとに、中学の同級生である探偵(佐々木蔵之介)が久々に訪れてきました。探偵は神野の幼馴染で一流企業に勤める木村(堺雅人)を探しているといいます。神野は今も交流のある木村を疑っている探偵を不審に思いますが、探偵の強引なペースに巻き込まれていきます。そうしていくうちに神野の知らない木村の姿が明らかになってきました。大人になった同級生3人が織りなす痛快辛口ドラマです。

子供には分からない面白さを描いた大人の放課後(アフタースクール)

大泉洋を主演に佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子ら実力派キャストの共演。キャッチコピー「甘くみてるとダマされちゃいますよ」のとおり、コメディだと思って鑑賞すると巧妙な演出にショックを受けるでしょう。ネタバレになるのであまり多くは語れませんが、大泉洋の持つ三枚目ない出で立ち、佐々木蔵之介の鋭い目つき、堺雅人の持つミステリアスな雰囲気を上手く使った映画だなと思います。

7.20世紀少年(2008年 142分)

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あらすじ・見どころ

翌年に大阪万博を控えた1969年の夏、小学生だったケンヂは同級生のオッチョ(豊川悦司)、ユキジ(常盤貴子)、ヨシツネ(香川照之)、マルオ(石塚英彦)、モンちゃん(宇梶剛士)、ケロヨン(宮迫博之)、コンチ(山寺宏一)らと共に秘密基地で遊んでいました。そして遊びの1つとして「よげんの書」といった世界征服や人類滅亡計画を阻止する正義の味方を描いては夢を膨らませていました。しかしただの遊びだったはずの「よげんの書」はトモダチを名乗る正体不明な人物によって実現されます。大人になった彼らは、トモダチの計画を阻止するべくケンヂのもとに立ち上がりました。

大人になった彼らが世界を救うために集結!

「YAWARA!」など人気漫画を数々手がけコミックス売り上げは累計1億部突破の人気漫画家の浦沢直樹の同名コミックスを原作とし、「 TRICK」「SPEC」シリーズで知られる堤幸彦監督が、総制作費60億円と総勢300名のキャストを動員して作り上げた本格冒険科学映画です。同級生たちと共に戦う姪っ子・カンナ役の平愛梨は本作で日本アカデミー新人賞を受賞しました。
主題歌のT・レックス「20th Century Boy」とともに一大ブームとなった本作は、全3部作で原作とは違う展開になっているので原作を読んだ方も未読の方も楽しめる作品です。

8.ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年 110分)

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あらすじ・見どころ

1970年代、ある田舎町に住むママチャリ(市原隼人)は悪戯に関しては素晴らしい能力を発揮する少年。ママチャリはいつも、女の子みたいなジェミー(冨浦智嗣)、喧嘩好きのスケベな西条くん(石田卓也)、顔も頭も性格も良いグレート井上(賀来賢人)らでつるんでいました。彼らは自分たちで決めた「悪戯の定義」をもとに下らない悪戯をしては楽しんでいましたが、それはある駐在さん(佐々木蔵之介)の赴任によって事態は一変するようなしないような。悪戯をしては駐在さんに追いかけ回されて、いつしか駐在さんを怒らせるためにはどうしたら良いかなんて考えながらも青春を謳歌します。

「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一が脚本!ぼくたちと駐在さんの奇妙な関係

実話とフィクションが入り混じった大人気ブログ小説を原作に、「勇者ヨシヒコ」シリーズやドラマ「33分探偵」、「今日から俺は!」でお馴染みの福田雄一が脚本を担当し映画化されました。悪ガキども相手に駐在さんも大変だろうと思ったら意外と駐在さんの方が大人げなかったり、かといって悪戯に持てる情熱の全てを捧げる少年たちの馬鹿馬鹿しさ。とにかくハイテンションな映画なので難しいことは考えず頭を空っぽにして観て下さい。なんだか平和だなと思います。老若男女楽しめて、鑑賞後はあたたかい気持ちになるコメディです。

9.スウィングガールズ(2004年 105分)

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あらすじ・見どころ

東北地方にある山河高校でうだる暑さの中、補習を受けていた友子(上野樹里)。同じく補習を受けていた良江(貫地谷しほり)らと補習をサボるために野球部の応援で出かけている吹奏楽部へお弁当を届けることにしました。しかし友子らの届けたお弁当によって吹奏楽部は食中毒で集団入院してしまいます。補習メンバーの13人は自分たちの責任である負い目のもと、そしてこれから続く補習をサボるため、ピンチヒッターとして演奏することになりました。唯一、食中毒を免れた部員の拓雄(平岡祐太)とともに楽器初心者の女子高生たちは悪戦苦闘ながらも、次第に音楽の楽しさにのめり込んでいきます。

音楽を通じてひとつになる青春映画!

日本アカデミー賞では同年最多となる8部門にノミネートされ、そのうち脚本、音楽、録音、編集の4部門で最優秀賞を受賞しました。他にもヨコハマ映画祭や毎日映画コンクールでも受賞し、この作品で多くの新人賞を受賞した主演・上野樹里の出世作ともなります。
テレビでもよく放映されている青春映画であり、この映画をきっかけに楽器をはじめた方も多いはず。仲間と共にひとつの目標に向かっていく姿に感動します。実際にオーディションで選ばれた17人のキャストは2度の合宿を含む猛練習の末、演奏シーンをすべてスタントなしで演奏しました。

10.打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか(1995年 50分)

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あらすじ・見どころ

小学生の典道(山崎裕太)と祐介(反田孝行)は仲の良い友達ですが、実は2人とも好きな女の子はクラスのなずな(奥菜恵)でした。真夏の登校日、この日は夕方から花火大会があります。いつものようにクラスメイトと馬鹿騒ぎしては、掃除をさぼりプールで泳ぐ2人。2人はなずなに告白することをかけて水泳で競争します。同じくプールの掃除当番のなずなは、そんなことは知らずに審判をかって出ます。そして勝った方に向けてなずなは「花火大会に行こう」と誘うのでした。

2人の少年と1人の少女の夏の思い出

2017年こちらの作品を原作として同タイトルのアニメ映画が制作されたことが記憶に新しいかと思います。本作は1993年にフジテレビにおいてオムニバステレビドラマの1つとして製作されました。その後、あまりの人気から再編集され1995年に映画として劇場公開されました。当時まだ若手であった岩井俊二監督を一気に有名にし、色調などを調整して荒くフィルムっぽく見せる「フィルム効果」を使用して作られたところに監督のこだわりを感じます。ヒロイン・なずなを演じた奥菜恵があまりにも可愛く、こんな美少女が学校にいるわけないだろと思いました。

最後に

友情を描いた映画の面白いところは、10代の青春映画はもちろんのこと、30代、40代の大人が主人公の作品もあること。そしてストーリーもヒューマンドラマからサスペンス、コメディやSFなど多岐に渡った幅広いジャンルがあるところも魅力です。難しい専門用語や複雑な人間関係もほぼありませんので、気楽な気持ちで観て心が軽くなる作品ばかりです。

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