スポーティーかつエレガントな欧州のプレミアムコンパクトカーおすすめ10モデル
コンパクトなボディに高性能を凝縮したプレミアムコンパクト。ドライビング性能に特化したモデルや、エレガントなモデルなど多彩にラインナップしています。
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コンパクトボディに秘められた高性能とエレガンス
取り回しの良いコンパクトなサイズのボディと適度な居住性。日本では主に5ナンバー枠内のハッチバックモデルがコンパクトカーと呼ばれています。一方欧州ではA・Bセグメントのモデルがメインですが、Cセグメントモデルも含まれるようです。そしてコンパクトカーに高出力エンジンや、ラグジュアリーな装備をプラスしたモデル。そんなモデルがプレミアムコンパクトとして人気です。
かつて大ヒットしたモデルはコンパクトカーが多く、初代のフォルクスワーゲン・ビートル(タイプ1)をはじめ、MINIやシトロエンの2CV・フィアット500などが有名です。高出力なエンジンを備え、高い走行性能を持つホットハッチと呼ばれるモデル。上質なレザーを使用し、ラグジュアリーなインテリアのモデル。欧州のメーカーが多彩にラインナップするプレミアムコンパクトを厳選して10モデルご紹介します。
Audi「S3 Sportback」
一早く独自のAWDシステムであるquattroを開発したAudi。オールテレインな走行性能と高品質で人気のメーカーです。ラインナップは最もコンパクトなA1から、FセグメントのA8まで。さらにスーパースポーツのR8もラインオフしています。
モデル「S3 Sportback」は2017年にモデルチェンジしたブランニューモデル。コンパクトなA3をベースに、高出力なエンジンやスポーツライクな装備をプラスしたプレミアムな1台です。コンパクトな4気筒ターボエンジンを搭載し、小気味よいシフトチェンジが可能な7速 Sトロニックを装備。そのパワーをquattroが余すことなく路面に伝えます。
エクステリアは専用のエアロパーツを身に纏った精悍なスタイル。インテリアにはアウディデザインセレクションから、エクスプレスレッドをセレクトすることもOKです。これならオリジナリティあふれるレッド&ブラックのシートや装備を手に入れることが可能。高い走行性能と上質なインテリアを備えたプレミアムコンパクトが「S3 Sportback」です。
【スペック】
モデル:S3 Sportback
ボディサイズ:全長4335×全幅1785×全高1440(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 290PS
トランスミッション:7速 Sトロニック
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:6,060,000円~(参考)
BMW「M140i」
駆け抜ける喜びをスローガンに、高品質な車を造り出しているBMW。その高性能と珠玉のドライビングテイストを生み出すモデルは多くのファンに愛されています。
BMWのラインナップで最もコンパクトなモデルである「1-series」。ご紹介する「M140i」は、コンパクトなボディにBMW伝統のハイパワーなシルキーシックスを搭載したホットモデルです。高性能と低燃費を両立させたエンジンは340PSを発揮、アッパークラスを追い詰めるポテンシャルを持っています。
「M Sport」専用のエクステリアはコンパクトなボディに力強さを与え、見るものを惹きつけます。ブルーステッチが施されたアルカンタラのコンビシートや、各部のクロームパーツがパッセンジャーを魅了。走行性能とスポーティーなインテリアがハイレベルで融合した「M140i」です。
【スペック】
モデル:M140i
ボディサイズ:全長4340×全幅1765×全高1430(mm)
エンジン:3.0L-L型6気筒 340PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:5,900,000円~(参考)
Mercedes-AMG「A 45 4MATIC」
高級車の代名詞でもあるMercedes-Benz。品質の高さは折り紙付きで、各国の政府要人や富裕層に愛される自動車を製造しています。
Mercedes-Benzのチューニングを手掛け、高品質なモデルを生み出すAMG。ご紹介するのは「A 45 4MATIC」、AMGで唯一のコンパクトモデルです。Mercedes-Benzの4ドアクーペをギュッと凝縮したようなデザイン。一目でMercedes-Benzと分かるフロントマスクから、ソリッド感のあるリヤビューまで見事な調和を魅せています。
パワートレインはハイレスポンスなBlueDIRECTエンジンと、デュアルクラッチを採用したトランスミッション7G-DCTの組合せ。4MATICが俊敏なドライビングをサポートします。8incのタッチスクリーンを備えたインテリアは、エレガントでスポーティーなテイスト。プレミアムコンパクトを代表する1台が「A 45 4MATIC」です。
【スペック】
モデル:A 45 4MATIC
ボディサイズ:全長4370×全幅1780×全高1420(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 280PS
トランスミッション:7G-DCT
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:7,200,000円~(参考)
PEUGEOT「308 GTI」
世界ラリー選手権で一躍その名を轟かせたPEUGEOT。名機と呼ばれた「205」をはじめ、多くのコンパクトモデルをラインオフしてきました。
PEUGEOTのコンパクトモデル「308」を、モータースポーツ部門のPeugeot Sportがチューニングした「308 GTI 270 by Peugeot Sport」。用意される専用カラー「クープ・フランシュ」をセレクトすれば、レッド&ブラックのアグレッシブなエクステリアが手に入ります。もちろんインテリアもオリジナリティ溢れるデザイン。Peugeot Sportバケットシートや、レザーステアリングなど専用アイテムを装備します。
1.6Lのコンパクトな4気筒エンジンは、クラスオーバーの270PSを発生。ダイレクト感が堪らない6速MTを装備し、俊敏なドライビングが楽しめます。新世代PEUGEOTのアグレッシブなプレミアムコンパクトが「308 GTI 270 by Peugeot Sport」です。
【スペック】
モデル:308 GTI 270 by Peugeot Sport
ボディサイズ:全長4253×全幅1804×全高1455(mm)
エンジン:1.6L-L型4気筒 270PS
トランスミッション:6速MT
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:4,360,000円~(参考)
RENAULT「LUTECIA R.S. TROPHY」
かつてF1レースにおいて世界最強のエンジンサプライヤーの名を響かせたRENAULT。欧州のメーカーではトップクラスの販売台数を誇り、オリジナリティ溢れる車を製造しています。
2ドアのように見えるスタイリッシュなボディの「LUTECIA R.S. TROPHY」。リヤのドアオープナーはウィンドエリアにコンシールされています。前後のフェンダーが張り出した躍動感のあるスタイル。独特なスタイルのインテリアには「R.S.」専用となる、スポーツシートがセットされます。
コンパクトな1.7Lエンジンは余裕の220PSを発揮、俊敏なシフトチェンジが可能な6速 エフィシエント デュアル クラッチを備えます。スポーツモデルの証であるトロフィーを冠したコンパクトが「LUTECIA R.S. TROPHY」です。
【スペック】
モデル:LUTECIA R.S. TROPHY
ボディサイズ:全長4105×全幅1750×全高1435(mm)
エンジン:1.7L-L型4気筒 220PS
トランスミッション:6速 エフィシエント デュアル クラッチ
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:3,295,000円~(参考)
Volkswagen「Polo GTI」
世界をリードする巨大自動車産業グループを形成するVolkswagen。かつて大ヒットしたビートル(タイプ1)や、ゴルフなど多くのコンパクトモデルを手掛けてきました。
ご紹介するのは「Polo」の上級グレードである「Polo GTI」。4ドアでありながら4000mmを切るコンパクトなボディで、リニアな加速と俊敏なドライブのためにTSIエンジンを搭載しています。ここに組み合わされるのは7速DSG、さらに6速MT仕様も用意。Deutschlandのホットハッチを体現する1台です。
Volkswagenといえば伝統のチェック柄シート、「Polo GTI」のスポーツシートにも採用しています。シックでソリッド感のあるインテリア、フラットボトムのステアリングにはレッドステッチを施し走りの情熱をアピール。高品質なホットハッチ「Polo GTI」です。
【スペック】
モデル:Polo GTI
ボディサイズ:全長3995×全幅1685×全高1445(mm)
エンジン:1.8L-L型4気筒 192PS
トランスミッション:7速DSG
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:3,379,000円~(参考)
DS AUTOMOBILES「DS 3 PERFORMANCE」
シトロエンが独立したブランドとして立ち上げたDS AUTOMOBILES。こちらではエレガントでアヴァンギャルドなモデルをラインナップしています。
「DS 3 PERFORMANCE」は「DS 3」をベースに、専用装備を揃えた1台。マットブラックのボディに、ゴールドのルーフというアヴァンギャルドなカラーリングの「Black Special」も用意。ウェストラインにはブラックマット×ブラッククリアのキャラクターラインが入ります。
ダッシュボードにもゴールドがあしらわれ、カーボンとレザーのコンビが印象的なステアリングを装備。ダイレクトにドライブが楽しめる6速MTを備え、コンパクトな高出力エンジンと組合せてそのパフォーマンスを発揮します。エレガントでセンシティブなプレミアムコンパクト「DS 3 PERFORMANCE」が貴方を誘惑するでしょう。
【スペック】
モデル:DS 3 PERFORMANCE(限定モデル)
ボディサイズ:全長3970×全幅1730×全高1455(mm)
エンジン:1.6L-L型4気筒 208PS
トランスミッション:6速MT
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:3,690,000円~(参考)
MINI「JOHN COOPER WORKS 3 DOOR」
出典:www.mini.jp
40年以上にわたってBMC(ブリティッシュモーターカンパニー)が製造した初代MINI。現在では新たなモデルをBMWが造り出しており、多彩な派生モデルをラインナップしています。
「JOHN COOPER WORKS 3 DOOR」はハイパフォーマンスなトップグレード。偉大なエンジニアであるジョン・N・クーパーの名を冠したモデルです。フロントからリヤまで専用のエクステリアパーツを装備、特徴的なセンターマフラーが走り去る姿を目に焼き付けるでしょう。
18incのアロイホイールを装備し、レッドにペイントされたブレーキキャリパーなど男心をくすぐるアイテムをセットします。インテリアには専用スポーツシートが装備され、俊敏なドライブでもしっかり体をホールド。ゴーカートドライブを満喫できるプレミアムなコンパクト「JOHN COOPER WORKS 3 DOOR」です。
【スペック】
モデル:JOHN COOPER WORKS 3 DOOR
ボディサイズ:全長3875×全幅1725×全高1430(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 231PS
トランスミッション:AT
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:4,040,000円~(参考)
ALFA ROMEO「MITO」
1910に設立されたA.L.F.A.から発展したALFA ROMEO。高性能なスポーツカーを次々と造り出し、あのフェラーリを創設するきっかけにもなったメーカーです。
「MITO」はALFA ROMEOがランナップするプレミアムコンパクト。躍動感とソリッド感が見事に調和したボディスタイルで、フロントにはALFA ROMEOを象徴する盾型のグリルを備えます。インテリアには老舗の高級家具ブランド「ポルトローナ・フラウ」が手掛けたシートを装備。メーター類の照明はアンバー、エレガントで情熱的な雰囲気の空間を演出します。
ハイレスポンスな4気筒ターボエンジンと、デュアルクラッチを備えた6速ATの組合せは胸のすくようなドライビングを実現。備えられたD.N.A.システムから、最適なドライビングパターンをセレクトできます。美しき高性能「MITO」いかがでしょう。
【スペック】
モデル:MITO
ボディサイズ:全長4070×全幅1720×全高1465(mm)
エンジン:1.4L-L型4気筒 135PS
トランスミッション:6速乾式デュアルクラッチオートマチック
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:3,294,000円~(参考)
ABARTH「595 COMPETIZIONE」
フィアットなどの車体をベースに、多くのモータースポーツに参戦した経歴を持つABARTH。サソリのエンブレムが象徴するブランドで、かつてその高性能はアバルトマジックと讃えられました。
フィアット「500」がベースの「595 COMPETIZIONE」は、ABARTHがホットなチューニングを施した1台。サソリのエンブレムが煌くフロントからリヤまで、専用のエアロパーツで武装したアグレッシブなモデルです。コンパクトなボディに180psを発生するハイパフォーマンスなエンジンを装備。5速シーケンシャルのトランスミッションが素早いシフトチェンジを可能にします。
インテリアにはホールド性の高いセミバケットシートを装備、コンビレザーで仕立てられ「595」のロゴが刺繍されます。パドルシフトを備えたステアリングや、スタイリッシュなダッシュボードが特徴。サソリの毒が病みつきになる「595 COMPETIZIONE」です。
【スペック】
モデル:595 COMPETIZIONE
ボディサイズ:全長3655×全幅1625×全高1500(mm)
エンジン:1.4L-L型4気筒 180PS
トランスミッション:ATモード付き5速シーケンシャルトランスミッション
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:3,693,600円~(参考)
獰猛な牙と優雅さを持つプレミアムコンパクト
見た目はコンパクト、ベースモデルはエレガントでスタイリッシュな1台です。しかし、専用のチューニングを施され、走ることに特化したホットハッチ。オーバークラスを追い詰める牙を隠し持っています。
※ 掲載内容は2017年2月現在のものです
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。