スポーティーな走りを楽しめるおすすめ高級ドライバーズセダン8モデル

ビジネスやフォーマルなシーンに相応しいセダン。自身がドライブする車にセダンを選ぶということは、成熟した大人の証なのかもしれません。スポーティーなドライバーズセダンはいかがでしょうか。

saitoinformationbusiness斉藤情報事務
  • 11,435views
  • B!

フォーマルとスポーツを併せ持つドライバーズセダン

出典:www.maserati.co.jp

出典:www.bentleymotors.jp

セダンの呼び名は古く17世紀まで遡ります。ラテン語で「腰掛ける」ことを表すsedeoが語源と伝わっており、当時の南イタリアで人気があった乗り物である椅子カゴが「セダンチェア」※と呼ばれていました。欧州各国で呼び名が異なり、イギリス:サルーン、ドイツ:リムジーネ、イタリア:クワトロポルテなどと呼ばれています。

日本では一般的にセダンやサルーンと呼称されることが多く、1970年代までは自動車といえばセダンが主流でした。フォーマルな場所にも相応しく、リゾートへのドライブなどシーンを選ばないボディスタイル。そして高級車といえばやはりセダンやクーペが多くラインナップされています。

多くのセダンがありますがショーファーがドライブするモデルとは異なり、自身が主役となるのがドライバーズセダン。贅を凝らしたインテリアと圧倒的なパフォーマンスを魅せるパワートレイン、全員が快適さを享受できる移動空間です。

スポーティーで快適なドライバーズセダンを8モデルご紹介します。

出典:ja.wikipedia.org

※セダンチェア:日本では江戸時代に使われていた駕籠に椅子が付いたような乗り物

BENTLEY「FLYING SPUR」

出典:www.bentleymotors.jp

ウォルター・オーウェン・ベントレーが1919年にロンドンで創業したBENTLEY。1920年代に行われたル・マン24時間レースで5回の優勝回数を誇り、超高性能のスーパースポーツブランドとしての地位を確立しました。この時期イギリスに留学していたのが、昭和の立役者・白洲次郎。BENTLEY 3.0Lを所有しており、1925年にはジブラルタル海峡までのヨーロッパ旅行をしていました。

モデル「Flying Spur」は、コンチネンタルシリーズの流れを汲むセダン。BENTLEYのラインナップの中で常に最速を求められるモデルであり、最高速は320kmに達します。比類なきパフォーマンスを魅せるW型12気筒エンジンは625psを発揮、その圧倒的なパワーは8速ATを介して4輪に駆動が伝えられるのです。

エクステリアはBENTLEYを象徴するフロントグリルから、リヤエンドまでつながる流麗なボディライン。インテリアに目を移せばラグジュアリー・ゴージャスといった形容詞がピッタリの空間で、熟練の職人によって全てが仕上げられています。最高品質のレザーを用いて縫製されたシート、磨き上げられたウッドパネルがよりドライビングへの期待を高めてくれるでしょう。並ぶものなきドライバーズセダンの1台です。

【スペック】
モデル:Flying Spur
ボディサイズ:全長5315×全幅1985×全高1490(mm)
エンジン:6.0L-W型12気筒 625PS
トランスミッション:8速AT 
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:24,350,000円~(参考)

公式サイト:BENTLEY「FLYING SPUR」

MASERATI「Quattroporte」

出典:www.maserati.co.jp

1919年にアルフィエーリ・マセラティによって設立されたMASERATI。フロントグリルに輝くトライデントのエンブレムは、創業の地イタリア・ボローニャにあるネプチューンの噴水に因んだものです。1950年代にはF1に参戦、2000年代にはGT選手権に出場するなどレース経験もあり、スーパースポーツモデルを造り続けています。

モデル「Quattroporte GTS」は、MASERATIのフラッグシップモデル。その心臓は530psを発揮し、驚異的な加速力を誇ります。ZF製の8速ATはマニュアルモードが装備され、パドルシフトでコントロールが可能。走るステージに合わせて5つのモードから最適なパターンをセレクトできます。

「Quattroporte」シリーズには、ラグジュアリーなテイストの「グランルッソ」と、アグレッシブなスタイルの「グランスポーツ」という2種類のラインを用意。おすすめは「グランスポーツ」で、専用のエキゾーストを備えており「GTS」には21incのホイールが与えられています。歴代妖艶と評されるインテリアには、上質なイタリアンレザーの専用シートをセット。随所のカーボンパネルが高品質な走りを予感させます。イタリアの伊達男に愛されるハイエンドのドライバーズセダンです。

【スペック】
モデル:Quattroporte GTS
ボディサイズ:全長5262×全幅1948×全高1481(mm)
エンジン:3.8L-V型8気筒 530PS
トランスミッション:8速AT 
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:19,460,000円~(参考)

公式サイト:MASERATI「Quattroporte」

BMW「M5」

出典:www.bmw.co.jp

1916年に創業したBMW。多くのブランドが走行性能のベンチマークとして捉えるモデルを製造しており、ドイツ工業技術の好例です。現在では高級車ロールスロイスとミニを傘下に持ち、コンパクトカーからハエインドセダンまでフルラインナップを揃えています。

モデル「M5」は5シリーズをベースに、より高いパフォーマンスを発揮するためのチューニングが施されたモデル。560psを発揮するエンジンは、7速 M DCT Drivelogicを通じて僅か4.3秒で時速100kmまで加速することが可能です。2基のターボによってどの領域でも右足に即応するレスポンスを持ち、カーボンセラミックブレーキのストッピングパワーと合わせて意のままにドライブすることができます。

ボディはBMWを象徴するキドニーグリルからスタートして、伸びやかなウェストラインまでソリッド感溢れるデザイン。Mモデル専用のエアロエクイップメントを備えます。ドライブに集中するために人間工学に基づいて設計されたインテリア。ステアリングにはマルチファンクションコントロールとパドルシフトが装備されます。超絶パフォーマンスを誇るドライバーズセダンの「M5」、いかがでしょう。

【スペック】
モデル:M5
ボディサイズ:全長4920×全幅1890×全高1470(mm)
エンジン:4.4L-V型8気筒 560PS
トランスミッション:7速 M DCT Drivelogic 
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:15,660,000円~(参考)

公式サイト:BMW「M5」

Mercedes Benz「C63 AMG」

出典:mercedes-amg.jp

1883年にカール・ベンツが創業したベンツは、世界最古の自動車メーカーの一つ。そしてほぼ同時期1890年にゴットリープ・ダイムラーによって設立されたダイムラー。1926年、この2社が合併してMercedes Benzが誕生しました。世界中の高級車のベンチマークであり、常に高品質な自動車を製造しています。

モデル「AMG C63 S」はMercedes BenzのミドルクラスセダンであるCクラスをベースに、AMGがチューニングを手掛けた1台。ミドルクラスのボディに強力なV8エンジンを搭載。AMGスピードシフトMCTと呼ばれるトランスミッションが、510psのハイパワーをレスポンシビリティにタイヤに伝えます。

ボディはAMGモデル専用のフロントフェンダーやエアロバンパーを装備。エアロパーツによってマッシブなセダンに仕上がっています。インテリアはラグジュアリーとスポーツをハイレベルで融合。ホールド性の高いスポーツシートや専用のステアリングは、上質なナッパレザーで仕上げられています。ミドルクラスのボディからハイパフォーマンスを発揮するのが「AMG C63 S」です。

【スペック】
モデル:AMG C63 S
ボディサイズ:全長4755×全幅1840×全高1430(mm)
エンジン:4.0L-V型8気筒 510PS
トランスミッション:電子制御7速A/T 
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:13,520,000円~(参考)

公式サイト:Mercedes Benz「AMG C63」

Audi「S8」

出典:www.audi.co.jp

創業者のアウグスト・ホルヒは1909年にAudiを創業。ラテン語で「聞く」という意味のAudiを社名に採用し、高品質な自動車を生み出していきます。1932年にはドイツ・ザクセン州の自動車メーカー4社が合同でアウトユニオンを結成、現在もフロントグリルにセットされているフォーシルバーリングスはこの4社の象徴です。

モデル「S8 plus」 はAudiのフラッグシップセダンである「A8」をベースに専用チューニングを施したモデル。圧倒的なパワーを誇るエンジンは605psを発生。ティプトロニックのトランスミッションと、独自のAWDシステムであるクワトロがあらゆる路面で最上級のパフォーマンスを発揮します。0-100km加速は驚異的な3.8秒を実現、フォーマルなセダンに超弩級の性能が積み込まれているのです。

美しくソリッドなスタイルを表現するエクステリア。モデル専用のエクイップメントは控えめで、あくまでもフォーマルなセダンです。インテリアは高級セダンの趣で、使われるのは上質なバルコナレザー。カーボンがあしらわれたパネルやコンソールが密かに走りを予感させます。安全性や性能、高級感を最上レベルでコラボレーションさせたモデルが「S8 plus」 です。

【スペック】
モデル:Audi「S8 plus」
ボディサイズ:全長5145×全幅1950×全高1455(mm)
エンジン:4.0L-V型8気筒 605PS
トランスミッション:電子制御8速AT ティプトロニック 
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:20,080,000円~(参考)

公式サイト:Audi「S8 plus」

NISSAN「SKYLINE」

出典:www2.nissan.co.jp

かつて日産コンツェルンの自動車部門であった日産自動車。1933年に創業した自動車メーカーで、現在はフランス・ルノーと資本提携をしており三菱自動車をはじめ多くの企業を傘下に持つグループです。海外では高級車ブランドのインフィニティも展開しており、国内でもインフィニティのエンブレムを付けたモデルが販売されています。

「SKYLINE」はかつて東洋最大といわれた中島飛行機に端を発するプリンス自動車(旧冨士精密工業)が、1957年にリリースしたスポーツセダン。ご紹介するモデルは13代目に当たるV37型「SKYLINE 350GT」で、「SKYLINE」としては初めてインフィニティのエンブレムが与えられたモデルです。「350GT FOUR HYBRID Type SP Cool Exclusive」は、フラッグシップモデルであります。

高出力エンジンにモーターが組み合わされたハイブリッドで、独自のAWDシステムであるアテーサE-TSがそのパワーを路面に伝えます。量産車としては初めてステアリング操作を電子制御するダイレクトアダプティブステアリングを搭載。意のままのコントロールが可能になりました。

躍動感あふれるボディデザインは静止状態でも上質な走りを予感させ、気分を高揚させてくれます。インテリアはドライバーを包み込むようなデザイン。「Cool Exclusive」にはヒーター付きのストーンホワイト本革シートが装備されており、本アルミのフィニッシャーが上質な空間を演出します。日本が誇るドライバーズセダンの1台、「SKYLINE 350GT」いかがでしょう。

【スペック】
モデル:SKYLINE 350GT FOUR HYBRID Type SP Cool Exclusive
ボディサイズ:全長4800×全幅1820×全高1450(mm)
エンジン:3.5L-V型6気筒 306PS
モーター:68PS
トランスミッション:マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッド 
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:6,097,680円~(参考)

公式サイト:NISSAN「SKYLINE」

LEXUS「GS F」

出典:lexus.jp

アメリカを手始めに1989年から展開されたトヨタ自動車の高級車ブランドであるLEXUS。日産のインフィニティ、ホンダのアキュラに先駆けて、2005年から日本国内でも販売網が整備されています。世界の60ヵ国以上に展開しており、「AMAZING IN MOTION」をスローガンに高品質な自動車を販売しているのです。

モデル「GS F」は、LEXUSのミドルセダン「GS」をベースに専用チューニングが施された1台。サーキットランも前提として開発されており、富士スピードウェイと東富士研究所の頭文字に由来する「F」を冠しています。「GS F」に与えられた心臓は477psを発揮するV8エンジン。スポーツダイレクトシフトと呼ばれる8-Speed SPDSが最短0.1秒での変速を可能にしており、ドライバーの意思に即応します。

エクステリアは「GS F」専用でマッシブなオーバーフェンダーを装備、専用のエキゾーストやエアロエクイップメントが「F」であることを印象付けます。インテリアは高級感のあるLEXUSらしいデザインでありながら、ヘルメットが似合うほどのスポーティーさ。上質な素材を使い、クラフトマンシップ溢れるデザインと加工が成されています。「GS F」いかがでしょう。

【スペック】
モデル:GS F
ボディサイズ:全長4915×全幅1855×全高1440(mm)
エンジン:5.0L-V型8気筒 477PS
トランスミッション:8-Speed SPDS 
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:11,110,000円~(参考)

公式サイト:LEXUS「GS F」

HONDA「LEGEND」

出典:www.honda.co.jp

1948年、本田宗一郎は日本の自動車メーカーとして9番目になる本田技研工業を創業。以来一貫して新しい技術の開発を目指しており、優れた自動車を造り出しています。現在では創業時からの事業である2輪車をはじめ、航空機のホンダジェットやロボット・ASIMOの開発も手掛けており、多彩な事業を展開しています。

HONDAがラインナップするセダンのフラッグシップである「LEGEND」。1985年にデビューした初代モデルは本田宗一郎が最後に関わったモデルともいわれており、自身も所有していたとか。元F1レーサーの中嶋悟やアイルトン・セナもドライブしていました。

5代目となる現行モデルはハイブリッド専用車種で、世界初といわれる3モーターを搭載したSPORT HYBRID SH-AWD。フロントに搭載されたエンジンと1モーターに加えて、リヤに2モーターを装備。加速を始めた瞬間に最大トルクを発生するモーターは、圧倒的なレスポンスを生み出します。このシステムは4輪を自在に操ることができ、今までにないオンザレールのステアリングフィールが味わえるでしょう。

精緻な彫刻のようなフロントマスクを持ち、躍動感あふれるウェストラインがドライバーズセダンであることを象徴。美しい木目のパネルや上質な素材を厳選して使用するレザーインテリアなど、熟練の職人による手業が光ります。新次元の走行性能をもったドライバーズセダンが「LEGEND」です。

【スペック】
モデル:LEGEND
ボディサイズ:全長4995×全幅1890×全高1480(mm)
エンジン:3.5L-V型6気筒 314PS
モーター:フロント48PS、リヤ37PS×2
トランスミッション:7速AT 
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:6,800,000円~(参考)

公式サイト:HONDA「LEGEND」

日本と欧州の高品質なドライバーズセダン

ご紹介した8台のモデルは、どれも各ブランドを代表する品質を持った最上級のセダン。時代に合わせて多彩な進化を遂げている自動車ですが、どの時代も”本流はセダン”である、といえるでしょう。

おすすめスポーツセダン人気車種ランキング20車種

おすすめスポーツセダン人気車種ランキング20車種

斉藤情報事務斉藤情報事務
自動車アナリスト推薦!運転を楽しみたいドライバーにおすすめの国産車10選

自動車アナリスト推薦!運転を楽しみたいドライバーにおすすめの国産車10選

新井慶明@はぐれ公認会計士新井慶明@はぐれ公認会計士

Bentley for Men 2.0 oz

Amazonで詳細を見る

※ 掲載内容は2017年2月現在のものです

この記事のキーワード

この記事のライター

斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

関連する記事

あわせて読みたい

saitoinformationbusiness
斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

feature

ranking

new

partners

星野リゾート(公式)

星野リゾート(公式)

星野リゾートの公式アカウントです。星野リゾートでは、自然や文化、食など、その地域の魅力に触れる様々な体験をご用意しております。すべてのお客様に「ここに来てよかった」と感じていただきたいという気持...

TATRAS & STRADAEST(公式)

TATRAS & STRADAEST(公式)

TATRAS&STRADA ESTはビジネスもホリデーも同じく楽しむ大人にファッションを通じて新しい喜びを発見して頂ける様に目指しているセレクトショップです。“Hi Quality”“S...

writers

eri11151

eri1115

旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

ハングリィ2

ハングリィ

広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。

VOKKA編集部グルメ班3

VOKKA編集部グルメ班

VOKKA編集部グルメ班です。本当に美味しい名店だけをご紹介できるよう日々リサーチいたします。

kumakumaillust4

kumakumaillust

イラストも文章も手掛けるフリーのイラストレーター。

05micco5

05micco

都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

斉藤情報事務6

斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

>>ライター紹介