指定席はリヤシート ラグジュアリーなショーファードリブン5モデル
一流を目指すビジネスマンなら、いつかはリヤシートが指定席になることに憧れるのではないでしょうか。世界の高級車ブランドがラインオフするセダンから、ショーファードリブンにおすすめの5モデルご紹介します。
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移動するオフィスでもあるショーファードリブン
一流のビジネスマンは忙しいもの、移動時間はゆったりとした空間で次のアイデアを考えたいものです。ショーファーがドライブする高級セダンなら移動時間もリラックスして寛げるでしょう。スマートな印象を考えてリムジンではなく、適度なサイズの高級セダンはいかがでしょうか。
Mercedes-Benz「S-Class Sedan」
出典:response.jp
常に世界の高級車をリードし続けるMercedes-Benz。多くの国家機関で公用車として採用される実績を持ち、ローマ教皇の謁見用車両も開発しています。日本でも高級セダンの人気が高く、多くの企業が社用車として採用。成功者の証でもある高級セダンです。
Mercedes-Benzのフラッグシップモデルである「S-Class」、この中でショーファードリブンとしておすすめするのが「S 550 long」です。「S-Class」のラインナップではアッパークラスになるロングホイールベースモデル。この上ない寛ぎの空間を提供するショーファーパッケージをオプション選択できます。このパッケージでは43.5°までリクライニングが可能なリヤシートを採用しており、足元にはフットレストも装備。体に合わせて様々な調整ができ、10incの大画面モニターとワイヤレスヘッドフォンも装備しています。
先進のテクノロジーで構成されるBlueDIRECTエンジンは、455PSのパワーと環境性能をハイレベルでクロオスオーバー。組み合わされる9速のトランスミッションが滑らかな加速を実現します。多彩なセーフティデバイスを装備し、エグゼクティブシートの座面には専用のエアバックもセット。交通事故から乗員を守ります。威厳に満ちたフロントフェイスは一目でMercedes-Benzであることを印象付け、貴方の品格を表してくれるでしょう。
モデル:S 550 long
ボディサイズ:全長5250×全幅1900×全高1495(mm)
エンジン:4.7L-V型8気筒 455PS
トランスミッション:9G-TRONIC
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:16,380,000円~(参考)
BMW「7series」
出典:response.jp
Mercedes-BenzやAudiと並び「ドイツ御三家」と評されるBMW。他の2社に比べるとスポーティなイメージがありますが、フラッグシップである「7series」にはロングホイールベースモデルをラインナップしています。英国の超高級車ブランドであるロールスロイスを傘下に持ち、超高級車のエッセンスを吸収したBMW。「7series」は映画「トランスポーター」に採用されたことでも有名です。
BMWでセダン専用の「7series」から、おすすめするのがモデル「740Li」。標準モデルよりもストレッチされたロングボディを持ち、ゆったりとした後席の空間を確保しています。このモデルにはエグゼクティブ・ラウンジパッケージが導入される予定であり、マッサージ機能や多彩な調節機能を備えたシートが設定されるようです。さらに後席から前席サイドシートの操作が可能であり、最大級のフットスペースを確保。電動のフットレストや大型モニターに加えて専用のテーブルも用意されます。
BMW伝統のシルキーシックスエンジンは余裕の出力を持ち、電子制御されるトランスミッションが滑るように車体を加速させます。多くのカメラを備え、車線の逸脱を防止するレーン・ディパーチャー・ウォーニングなどの安全装備も充実。もしもの時のBMW SOSコールも搭載した新時代のショーファードリブンです。
モデル:740Li
ボディサイズ:全長5250×全幅1900×全高1485(mm)
エンジン:3.0L-L型6気筒 326PS
トランスミッション:電子制御8速AT
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:13,340,000円~(参考)
Audi「A8」
出典:response.jp
自動車業界で「ドイツ御三家」の一角を担うAudi。フォルクスワーゲングループに所属し、同グループの中で上級モデルをメインにラインナップしています。1980年代から独自の四輪駆動システムであるquattroを市販車に投入、他社に先駆けて高級車に四輪駆動を使用しました。かつてはノーブルなデザインが主流だったAudiも大きく開いたグリルを持ち、堂々とした佇まいのエクステリアを手に入れています。
Audiのフラッグシップである「A8」、この中でおすすめするのが最上級グレードの「A8 L W12 quattro」です。ショーファードリブンに相応しくストレッチされたボディを持ち、四座仕様のセダンとなっています。最上級モデルに相応しいリヤシートは、各種の調整機能を備えた電動リクライニングシート。最上級のバルコナレザーで仕立てられ、シートヒーターやベンチレーションに加えてマッサージ機能も備えます。10.2incの大型ディスプレイを備え、エアコンは全席独立コントロールが可能。上質な音を再現するためにBang&Olufsenのオーディオシステムを搭載します。
このモデルのみに搭載されるW12エンジンは、500PSの圧倒的なパフォーマンスを発揮。ティプトロニックのトランスミッションを介して、定評のある四輪駆動システムquattroが路面を掴みます。安全装備も充実しセーフティーシステムはアウディプレゼンスシステムを搭載、各種カメラやナイトビジョンも装備した珠玉のショーファードリブンです。
モデル:A8 L W12 quattro
ボディサイズ:全長5275×全幅1950×全高1465(mm)
エンジン:6.3L-W型12気筒 500PS
トランスミッション:電子制御8速AT
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:22,400,000円~(参考)
JAGUAR「XJ」
出典:response.jp
エリザベス2世女王をはじめ、チャールズ皇太子やエディンバラ公からロイヤルワラントを下賜されているJAGUAR。イギリスの首相公用車としても採用されており、その品格の高さが伺えます。国外資本となった現在でも創業当時から続く高級車を製造するという理念を持ち、他の高級車とは趣の異なるスタイルの高級車を製造しているのです。
3モデルあるJAGUARのセダン、おすすめするのは「XJ LWB AUTOBIOGRAPHY」です。ショーファードリブンに相応しくストレッチされたボディによって、後席のレッグルームは1m以上を確保。ゆったりと足を伸ばして寛ぐことができます。専用の10.2incディスプレイとテーブルを備え、アームレストには各種操作が可能なコントローラーを用意。フットレストや電動のサンシェードも備えます。丁寧に縫製されたレザーシートには、ダイヤモンドキルトを施してあり上質な座り心地。パノラミックサンルーフからは柔らかな光が注ぎます。
比類なきパフォーマンスを誇るエンジンは510PSを発揮、8速ATが滑らかな加速を実現します。オール・サーフェイス・プログレス・コントロールが様々な路面でも的確なトラクションを確保。セーフティー装備も充実しており、エアバッグとウィップラッシュプロテクションによって最大限の乗員保護が成されます。英国紳士にも愛されるショーファードリブンの一台です。
モデル:XJ LWB AUTOBIOGRAPHY
ボディサイズ:全長5260×全幅1900×全高1455(mm)
エンジン:5.0L-V型8気筒 510PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:20,420,000円~(参考)
TOYOTA「Century」
出典:response.jp
社長自らが「世界屈指のセダンメーカーである」と公言するTOYOTA。1967年に明治元年から数えて100年を記念して、世界の高級車に引けを取らない車として初代「Century」がラインオフしました。以来1997年までの30年間フルモデルチェンジをせずに生産され、現行モデルへと受け継がれています。
レクサスを擁するグループの中、TOYOTAブランドのフラッグシップである「Century」。開発時点からショーファードリブンとして設計されたモデルです。リヤシートは電動リクライニング機構を備え、ランバーサポートやヘッドレスト位置も電動で調整。リクライニングさせたままドアを開くとオートリターンが作動し降車をアシストします。シート表皮はウールファブリックと本革からセレクト、足元にはフットレストを装備。センターコンソールにはシートやエアコンなど各種操作のコントローラーを備えています。
「Century」のためだけに開発されたV12エンジンは最上級の静粛性を持ち、低速から高速まで後席の乗員にストレスを感じさせることなく加速します。このエンジンは万が一の事態に備え片側バンクだけでも走行が可能、各種の安全装備も抜かりありません。無駄のない生産をするトヨタ方式とは思えない多くの工程を、熟練の職人が手作業で行っています。日本を代表するショーファードリブンとして格調高い一台です。
モデル:Century
ボディサイズ:全長5270×全幅1890×全高1475(mm)
エンジン:5.0L-V型12気筒 280PS
トランスミッション:6速スーパーECT
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:12,538,286円~(参考)
それはエグゼクティブのために ショーファードリブン
一流のビジネスマンが目指すエグゼクティブ。憧れの存在になるための様々な取組み、それが結実した先にだけ手に入れられるものがあるでしょう。いつかリヤシートを指定席にするために。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。