日本三大芸妓のひとつ「古町芸妓」が呼べる新潟・古町の料亭5選

古町芸妓は新潟市の花街・古町で古くから酒席を盛り上げる存在として知られ、かつては祇園、新橋と並び称せられていました。この記事では、古町芸妓の芸に触れられるお店を5店ピックアップしました。

mino0526mino0526
  • 15,146views
  • B!

古町芸妓の技を堪能するならこの店

みなさんは、古町芸妓という存在を知っています? 古町芸妓とは、新潟市の古くからの花街・古町に現存する芸妓のことで、かつては京都・祇園、東京・新橋と並んで日本三大芸妓と呼ばれていました。往年と比べれば芸妓の数こそ少なくなっていますが、その芸は連綿と受け継がれています。特別な日に特別な演出として古町芸妓の舞や唄いなどを堪能できる料亭を5店ピックアップしました。ぜひ参考にして、伝統の芸を体感してみてください。

田中角栄も愛した新潟を代表する料亭「鍋茶屋」

出典:www.nabedyaya.co.jp

創業が江戸末期の弘化3年(1846年)と、新潟を代表する老舗料亭です。建物は文化庁の登録保存文化財にしていされていて、その外観を眺めるだけでも悠久の歴史を感じさせます。

目の前の通りは、通称「鍋茶屋通り」と呼ばれ、通り全体から江戸末期、明治の息吹が感じられる町並みを維持しています。もちろん観光客にも人気で、格好の撮影スポットになっています。

提供される料理は元々、すっぽん料理店として創業しているということで、未だ名物料理としてオーダーする人も数多いです。また、すっぽん料理以外にも、地元・新潟を中心とした旬の魚介やとれたての野菜を使って目にも鮮やかな会席料理に仕上げています。

新潟が生んだかつての首相・田中角栄も贔屓にしたこの料亭で、特別な日の特別な時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

住所:新潟県新潟市中央区東堀通8-1420
TEL:025-222-6131
営業時間:11:30~14:00(入店時間)、17:00~19:00(入店時間)
価格:ディナーコース24,000円

300年を超える歴史を誇る歴史的料亭「行形亭」

出典:www.ikinariya.co.jp

賑やかな古町の通りから一本離れた静かな小路に佇む、創業300年超の新潟はおろか全国的にも屈指の歴史を誇る料亭です。お店の前の小路は、一方がこちらの料亭、もう一方がかつての新潟刑務所に通じていたことから「地獄極楽小路」と呼ばれ、市民に親しまれています。

提供される料理は、ひな鳥の肉を味噌に漬け込んだ名物料理「かしわの味噌漬け」などのほか、新潟でとれた旬の魚介類をふんだんにあしらった会席料理で、正統の中に斬新さを盛り込んだ唯一無二のオリジナルの日本料理が堪能できます。

また、料理も去ることながら総面積2,000坪の広大な庭園も見もので、新潟ならではの四季折々の美しい表情は必見です。

「大切な日のもてなしのために雰囲気を下見しておきたい」という人は、14時~16時限定で、コーヒーや抹茶を提供しているカフェに出向いてみてください。

住所:新潟県新潟市中央区西大畑町573
TEL:025-223-1188
営業時間:11:30~14:00 17:00~21:30
価格:夜の会席コース22,000円~

新潟市民が人生の節目でこぞって訪れる料亭「小三」

出典:kosan-g.co.jp

新潟を代表する繁華街・古町のちょうど中ほどにあるこちらのお店は、明治28年(1895年)の創業以来、結婚式や結納、お宮参り、お食い初めなど、人生の記念日を多くの新潟市民が祝う店として知られている老舗料亭です。

地元・新潟産をはじめとして全国津々浦々から旬の厳選食材を仕入れ、伝統を守りつつも新たな試みをほどこした日本料理を提供しています。また、老舗料亭ながらお昼のミニ会席は5,000円からというリーズナブルさも魅力です。

名物料理「キングサーモン焼漬」を通信販売しているので、気になる人はまずはその味を確かめてみてください。

住所:新潟県新潟市中央区西堀前通七番町928
TEL:025-233-5606
営業時間:11:30~14:00、17:30~21:30
価格:会席コース8000円~、とらふぐ会席14,000円、ミニ会席5,000円~

日本最古のイタリア料理店の遺伝子を受け継ぐ「割烹 蛍」

出典:restaurant.italiaken.com

明治7年(1874年)に来日したイタリア人シェフ・ピエトロミリオーネが開いた日本最古のイタリア料理店を祖に持つホテル「ホテル・イタリア軒」が運営する日本料理店です。

イタリア料理店のDNAを持つだけに普通の割烹とはひと味違う料理を提供していて、新潟の旬の食材を中心とした伝統的な日本料理のほか、牛鍋や合鴨ロース煮などの往時を思わせるメニューもラインナップしています。

座席はプライベート感満載の個室のほか、座敷、テーブル席から大広間まで数多く用意しているので、様々なシーンで利用できます。

住所:新潟県新潟市中央区西堀7-1574ホテルイタリア軒 別館
TEL:025-224-5128
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
価格:牛鍋コース6,500円

カキ料理とふぐ料理が堪能できる「かき正」

出典:kakityuu-kakimasa.com

新潟・古町の中心にあるこちらのお店は、創業・昭和4年(1929年)の新潟には珍しいカキ料理をウリにした老舗割烹です。カキの名産地・広島から移住してきた創業者は、俳人・高浜虚子などと交流があり、店内にも虚子をはじめとした当時の文人がしたためた書などが飾られています。

料理は、名物であるカキ鍋やカキフライなどのカキ料理のほか、下関直送のふぐ料理や地元・新潟の旬の山海の幸の日本料理など和洋幅広く取りそろえています。

また、リーズナブルにこちらの料理が楽しめる居酒屋も併設されているので、まずはそちらでその味を確かめてみてください。

住所:新潟県新潟市中央区東掘通9坂内小路
TEL:025-229-1818
営業時間:16:00~22:30
価格:ふくコース10,800円~、かき鍋コース5,400円

新潟にこだわった日本料理と日本酒が自慢「大善」

出典:r.gnavi.co.jp

こちらは、大正7年(1918年)の創業以来、一貫して地元・新潟の海や山の食材にこだわった料理を提供している割烹です。

新潟の旬を最大限に取り入れたメニュー展開と、芸術品と見紛うばかりに美しく彩られた本格日本料理が自慢です。

また、日本酒の種類も豊富で、久保田や八海山、越の寒梅といった酒どころ新潟を代表する銘酒のほか、地元でもなかなか出まわらない希少銘柄も豊富にラインナップしています。日本酒好きの方をもてなす際には重宝するお店です。

住所:新潟県新潟市中央区東堀前通1386
TEL:025-228-1916
営業時間:予約に応じて営業
価格:夜の料理5,400円~

文化遺産級の歴史的料亭がたくさん残る新潟・古町

これまで見てきたように、新潟・古町は新潟一の繁華街であり、風情溢れる歴史的な街であることがわかると思います。この街並みと歴史的な建物と絶品料理、そして古町芸妓が合わされば、非日常の世界にあなたを誘うこと請け合いです。ぜひ、この記事を参考にして、古町芸妓に会いに行ってみてください。

この記事のキーワード

この記事のライター

関連する記事

あわせて読みたい

feature

ranking

new

partners

星野リゾート(公式)

星野リゾート(公式)

星野リゾートの公式アカウントです。星野リゾートでは、自然や文化、食など、その地域の魅力に触れる様々な体験をご用意しております。すべてのお客様に「ここに来てよかった」と感じていただきたいという気持...

TATRAS & STRADAEST(公式)

TATRAS & STRADAEST(公式)

TATRAS&STRADA ESTはビジネスもホリデーも同じく楽しむ大人にファッションを通じて新しい喜びを発見して頂ける様に目指しているセレクトショップです。“Hi Quality”“S...

writers

eri11151

eri1115

旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

ハングリィ2

ハングリィ

広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。

05micco3

05micco

都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

VOKKA編集部グルメ班4

VOKKA編集部グルメ班

VOKKA編集部グルメ班です。本当に美味しい名店だけをご紹介できるよう日々リサーチいたします。

斉藤情報事務5

斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

yukib6

yukib

東京出身。興味があるのは建築&インテリア。

>>ライター紹介