ダークカスタムシリーズ ハーレーダビットソン アイアン883
ハーレーダビットソンオーナーのおよそ9割が、なんらかのカスタムを施すという背景から、登場したダークカスタムシリーズ。わかりやすく表現すればメーカー純正カスタムということです。メーカー純正カスタムと聞くと大人しいイメージがあるかもしれません。しかし、そこはハーレーダビットソン。大人しいわけがありません。
- 7,319views
- B!
定番カスタムをメーカーが施した
出典:01.gatag.net
ハーレーダビットソンの定番カスタムといえば各部のブラックアウトでしょう。このアイアン883は、サスペンション、ホイール、タンク、シート、フェンダーなど、余すことなくブラックアウトが施されています。もちろんメーカーが仕上げたものですから、その仕上がりは一級です。
このアイアン883のカスタムを手掛けたのはダイス・ナガオ氏。アメリカから日本まで、数々のカスタムショーへ足を運びその感性を養ったトップビルダーです。そんなダイス・ナガオ氏が、日本でも人気の高い883Rをベースに、重厚感と高級感を併せ持った一台に仕上げました。
ハーレーダビットソンはブレーキが弱い はもう古い
ハーレーダビットソンの唯一の弱点としてブレーキの効きの弱さが挙げられます。しかし近年のモデル、そしてこのアイアン883ではその弱点も克服されていることも耳に入れておきたいことです。たとえばフロントブレーキローターは300mm、ブレーキキャリパーは34mmピストンが採用されています。
また、キャリパーも見た目の美しさを考慮したデザイン。これらによって安定感のあるライディングが可能となり、ワインディングも楽しめる要素も盛り込まれました。また、フローティングローターもブラックアウトされるなど、細かい部分にも徹底したカスタムが見られます。
スポーツ走行を視野に入れたタイヤチョイス
アイアン883のタイヤはMichelin(ミシュラン)製のScorcher(スコーチャー)を採用しています。扱いやすさがありながらも、十分なグリップ力、耐摩耗性もあるなど、文句のない性能。また、アイアン883のイメージにぴったりなトレッドパターンとの相性も抜群です。
フロイントタイヤサイズは100/90B19 57H、リアタイヤサイズは150/80B16 77Hと、ハーレーダビットソンらしい太く迫力のあるものとなっています。
伝統のエボリューションエンジンを採用
日本での流通量がもっとも多いと言われているエボリューションエンジン。もちろんここもブラックアウトが施されています。排気量は883cc、最大トルクは68.0Nm/4,750rpmと、ハーレーダビットソンらしいパワフルな仕上がり。
このエボリューションエンジンは、1984年から続く伝統のあるものです。登場当初は四角いエンジンヘッドの形状から「ブロックヘッド」と皮肉を込めて表現されることがありましたが、その耐久性の高さや、性能の高さから、もっとも信頼されるモデルとなっています。
アイアン883は日本の交通事情に適している
ストップ&ゴーが多く、海外に比べて狭い交通事情の日本の道路では、パワフルすぎても乗りにくいと感じるなど、バイクに求められる性能は、とても高次元なものになっています。しかしアイアン883は、日本での流通が多く、初心者から上級者まで幅広く愛される乗りやすさ、扱いやすさが特徴です。
初めてハーレーダビットソンを手にしようと考えている方でも、国産車とのギャップが少なく、入門機としてもおすすめとなっています。
ハーレーダビットソン アイアン883の新車価格は?
アイアン883の気になる新車価格は1,262,000円から。もちろんこのアイアン883をベースにカスタムすることも可能です。このアイアン883を購入するメリットは、コストパフォーマンスもありますが、なによりもカスタムに費やす時間を節約できるという魅力があります。
乗りたいと感じたら、購入し、すぐに納車、というステップが踏めるので、わずらわしい納車待ちをする必要がありません。これは嬉しいですね。
この記事のキーワード
この記事のライター
自動車、バイク、アパレル関係のお仕事に携わっておりました。その経験を生かしライター活動をさせていただいております。