京都を訪れたら一度は乗ってみたい嵯峨野トロッコ列車
今回は京都を代表する観光列車、嵯峨野トロッコ列車を紹介します。美しい保津峡を見ながらの鉄道旅行は大変魅力的です。この記事を読めば、嵯峨野トロッコ列車に乗りたくなりますよ。
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そもそも、嵯峨野トロッコ列車とは
嵯峨野トロッコ列車は京都市北部のトロッコ嵯峨駅から亀岡市のトロッコ亀岡駅までの全長7.3kmの路線です。この路線は山陰本線の旧線を利用しており、1991年に開業しました。トロッコ嵯峨駅でJR山陰本線の嵯峨嵐山駅と、そして亀岡駅ではJR馬掘駅と接続しています。車両は迫力ある風景が楽しめるような構造となっています。
1.嵯峨野トロッコ列車の見所
嵯峨野トロッコ列車の見所は何といっても保津峡の景色です。線路のすぐ側には保津川が流れており、美しい景色を楽しむことができます。オススメは春と秋。春には桜、秋には紅葉が鑑賞できます。また、運が良ければ保津川から保津川下りの船が見られるかもしれません。
また、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで2駅(トロッコ嵐山駅、トロッコ保津峡駅)があり、それらの駅と組み合わせて沿線観光をするのもいいでしょう。これほど多くの魅力が詰まった嵯峨野トロッコ列車へ京都駅から30分以内でアクセスできるのもポイントです。毎年、嵯峨野トロッコ列車に乗るために多くの観光客で賑わいます。
2. 嵯峨野トロッコ列車の車両
嵯峨野トロッコ列車は5両編成で構成されています。1号車から4号車までは窓付きの車両となっており、大型の窓を通じて景色を楽しむことができます。5号車は「ザ・リッチ号」と名付けられており、窓がない吹き抜けタイプとなっています。晴れている日で山のおいしい空気を存分に味わいたい方は「ザ・リッチ号」を選択するといいでしょう。
なお「ザ・リッチ号」は、当日乗車券のみ販売されています。乗車するには当日にチケットを買うか、前売乗車券を購入の上、乗車当日にトロッコ保津峡駅を除く駅窓口で、当日乗車券と引き換えてください。
3. 嵯峨野トロッコ列車のダイヤ
嵯峨野トロッコ列車は毎日、走っているわけではありません。あらかじめホームページで運行日をチェックすることをオススメします。年末から2月末は「冬季運休」として運行されていません。また、3月から12月にかけても、週1回の「定休日」があります。
ダイヤは1日8往復、所要時間は約25分です。ただし、運行日によって臨時便が運転される場合があります。時間を無駄にしないためにも、あらかじめ時刻表もチェックされるといいでしょう。
4. どうすれば嵯峨野トロッコ列車に乗れるのか
次に嵯峨野トロッコ列車の切符情報を見ていきます。嵯峨野トロッコ列車の乗車券は全て指定席となっています。最も手軽な方法は、当日、駅の窓口(トロッコ保津峡駅を除く)で購入することです。ただし、先着順となっていますので、切符の購入はお早めに。指定席券が完売した際は立席券を枚数限定で販売しています。
確実に切符を入手されたい方は前売乗車券の購入がオススメです。前売乗車券はJR西日本主要駅の「みどりの窓口」、もしくは旅行会社から入手できます。当日の混雑予想はホームページに掲載されています。嵯峨野トロッコ列車の乗車を決めたら、まずは混雑情報をチェックするといいでしょう。
5.嵯峨野 トロッコ列車と組み合わせて楽しみたい保津峡下り
出典:photozou.jp
嵯峨野トロッコ列車に乗ったら迫力満点の保津峡下りも体験してみましょう。川からの景色もまた違ったものでとても楽しいです。保津峡下りの乗り場はトロッコ嵯峨駅から公共交通機関、もしくは京馬車でアクセスすることができます。
関西圏から気軽に乗れる嵯峨野トロッコ列車
いかがでしたか。スタートのトロッコ嵯峨駅へは京都駅からJR山陰本線でわずか15分です。京都観光とセットにして訪れられると嬉しいですね。また、春と秋では風景が大きく異なりますので、季節を変えて訪れるのもいいでしょう。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。