ファッションセンスも抜群の白洲次郎の男の色気に迫る!
流暢な英語で戦後の日本を支え、国交の最善線で活躍した男「白洲次郎」。NHKドラマスペシャルで伊勢谷友介が白洲次郎役を演じ話題となりました。ファッションだけでなく、生き様もかっこいい白洲次郎の魅力をご紹介いたします。
- 58,077views
- B!
白洲次郎に憧れる男性続出!
白洲次郎のファッションや生き様は男性の永遠の憧れです。名言集や自伝本が発売されたりドラマになったりとメディアでの露出が増え、歴史上の人物という認識だけでなくファッションアイコンとしても人気が高まっています。イギリス留学の経験を活かした本場仕込みのファッションセンスやこだわりを持ち、日本人離れしたライフスタイルを送っていました。決して妥協しない折衝姿勢がワードローブや日常生活にも反映されており、「かっこいい」の一言です。
名言集
数多くの名言を残し、今なお武勇伝が語り継がれています。華々しい偉業を成し遂げ日本を改革してきた白洲次郎の名言を100個厳選しまとめた一冊です。当時の写真と合わせて「プリンシプル」を貫いた生き方を読んで参考にしてみてください。
直言集
著作や本人の記録がほとんど残されておらず、白洲次郎の人物像がわかる唯一の直言集です。日本人の性格や性質を辛口で綴り、現代の日本人にも共通するところがあります。「白洲次郎とはどのような人物だったのか」と気になる方におすすめの一冊です。
白洲次郎とは何者なのか
兵庫県出身の実業家です。終戦連絡事務局参与・貿易庁長官・内閣総理大臣秘書官・東北電力会長など華々しい経歴の持ち主です。日本国憲法誕生の現場に立ち会い、GHQとの交渉を最前線で行いました。政治家と思われがちですが、在野として民間人の立場を貫きました。ケンブリッジ大学に留学し、英国流の紳士道を学びます。流暢なイギリス英語でGHQの高官達に「従順ならざる唯一の日本人」と言わせ、外国人に一切引けを取らず重要な国交に貢献しました。吉田茂の特使として渡ったアメリカで平和条約の締結に貢献し、サンフランシスコ講和会議には首席全権委員顧問として出席しました。
NHKスペシャルドラマ「白洲次郎」
2009年にイケメン俳優の伊勢谷友介がNHKスペシャルドラマで白洲次郎役を演じ話題となりました。豪華キャスト陣で白洲次郎の生涯を初めて映像化し、再び彼の生き様に注目が集まりました。
ファッション
リーバイス501を日本で初めて着た男
出典:buaiso.com
「日本で初めてジーンズを履いた男」・「日本で初めてリーバイスを履いた男」として有名です。写真のモデルはLEVI’S 501XXと言われており、当時48歳でした。ジェームス・ディーンのように白Tシャツにジーンズを合わせ、現在でも通用するおしゃれシンプルスタイルです。
本場仕込みの英国紳士スタイル
イギリス留学時代に磨いた美的センスが光ります。ファッションに対するこだわりがうかがえる名言も残しています。日本を代表するデザイナー三宅一生に「ツイードなんて、買って直ぐ着るものじゃないよ。3年くらい軒下に干したり雨ざらしにして、くたびれた頃着るんだよ」とアドバイスするほどファッションへの情熱がありました。
元祖ダンディズム
ファッションへのこだわりが強く日本のダンディズムを象徴する存在です。スーツは全てイギリススタイルのビスポークでした。TPOを常に意識したアイテム選び、また英国紳士らしいトラッドスタイルが特徴です。
おしゃれすぎる!スーツスタイル
オーバードレス・アンダードレスに注意しており、「必ず所属クラブなり、出身校のスクールタイか絹のネクタイをしろ。間違ってもニットタイを合わせるな、お里が知れるぞ!そういうカスタムなんだ」という名言も残しています。
有名デザイナー三宅一生のモデルも務めた男
身長185cmの長身を活かしイッセイミヤケのファッションモデルも務めました。モデルを務めた当時は晩年で80歳近かったのにも関わらず、抜群のスタイルと端正な顔立ちでスーパーモデル顔負けの写真を発表しました。
ライフスタイル
プリンシプル(信条・原則)を貫く
出典:buaiso.com
英国仕込みの紳士道を「プリンシプル」と呼び、原則に忠実な生活を送っていました。自らの信念を貫き通す姿は現代の日本人男性に見習ってほしいポイントです。「男らしさとは何か」を再確認させてくれます。自分を信じ、とことんやり抜く行動力は男女共に勇気付けられます。
軽井沢の別宅にて
イギリス留学時にベントレー・ブガッティという高級車を所有しており、ベントレーでヨーロッパをロードトリップした経験もあります。東北電力会長時代にはランドローバーを運転しダム工事現場をまわりながら仕事をしていました。80歳になるまでポルシェ911を乗り回し、ドライブを楽しんでいました。
渋い男はタバコをふかせて
タバコや葉巻、パイプなどハリウッドスターのように嗜好品を楽しんでいました。タバコをふかす姿は映画のワンシーンのようでかっこいいです。
趣味のゴルフ
日本を代表するおしゃれオヤジ
いかがでしたでしょうか。ファッション・生き様共に渋くかっこいい男「白洲次郎」。プリンシプルを貫いたからこそ、数々の偉業を成し得ることができたのではないでしょうか。注射をするために利き腕をたずねた看護婦に対し「右利きです。でも夜は左」と言った言葉を最後に83歳で息を引き取りました。左利きとは”酒飲み”という意味も持ち、最期までシャレのきいた発言をしていたおしゃれ番長でした。「日本一かっこいい男」白洲次郎をご紹介いたしました。