東京釣り堀ガイド・カップル利用から攻略まで楽しめる釣り方遊び方

東京の攻略するも良しデートに使うも良しの屋内＆屋外釣り堀ガイド

釣り堀なんてなさそうな東京の都心にも、知る人ぞ知る釣り堀がいくつかあります。その中から厳選した東京のオアシスな釣り堀をご紹介します。仕事や学校帰りに、デートや休憩に、マッチしそうな釣り堀があればぜひ寄り道してみてください。

各釣り堀の特徴ごとの利用ガイドから釣り方までお届けします。ラストにはハマりそうな方向け、「釣果に差が出る」マイ装備のお話も。

練馬のホンモロコを釣って食べてお酒もＯＫな釣り堀 - 釣り掘りカフェ キャッチ＆イート

練馬駅から徒歩3分、釣り堀カフェという釣ってすぐに食べられるスタイルの屋内釣り堀。その名の通りキャッチ＆イートできます。カフェ＆バー機能もある釣り堀でアルコールもあり。2016冬にできたばかりの新スポットです。

夜は22時まで営業。バースペースがあり飲酒ＯＫという釣り堀としてはレアなレギュレーションが嬉しいキャッチ＆イート。ウィークエンドの変わりダネデートから仕事帰りのオアシスに、釣り仲間同士のアーバンミーティングに、使い方のイメージが大いに広がる釣り堀カフェ。

この釣り堀で釣れる魚種は二種、ホンモロコとオニテナガエビ。水深は浅く、ウキは使わないミャク釣りという釣り堀としては珍しいスタイル。釣り自体はとてもシンプルなため、初心者や女性も楽しめるフィールドです。モロコとテナガエビと言えば中流域周辺河川でのターゲット。

釣り堀の対象魚としてはレアなため、アーバンツリボリストは新たなターゲットに熱くなってみるのも一興ではないでしょうか。獲物は20尾まで、その場で天ぷらに調理してもらえるシステムです。ライト層の初心者や女性から、新フィールドをお探しのツリボリストまで幅広くおすすめの屋内釣り堀です。

品川のグランピングも楽しめるデートにおすすめな屋外釣り堀 - 品川フィッシングガーデン

JR品川駅高輪口目の前、複合商業施設シナガワグース内にある好立地な釣り堀。屋外プールを利用した形式の釣り堀でBBQゾーンもあり、2016年からはグランピング体験もできるようになったまさに都会のオアシス的スポットです。

夜は21時まで営業があり、飲酒も１杯ほどならＯＫというレギュレーション(詳細は事前にお問合せを)。仕事帰りに一息つく、変化をつけたデートのネタに、そんな使い方にジャストな釣り堀です。

この釣り堀で釣れるメインの魚種はコイとタナゴで、最大で50センチほどのコイもいるそう。水深は1.6メートルほど。魚はスレておらずやる気がある個体が多く、初心者や女性にぜひ楽しんでほしい釣り堀。

貸竿の仕掛けではオモリがなくエサでウキを自立させるため、板オモリやカミツブシを持参すると大きなアドバンテージになります。友人や女子の釣り堀ガイドをする際にはオモリをお忘れなく。

品川フィッシングガーデンは、品川駅から徒歩3分の品川GOOS（京急EXイン）内にある、都心型カジュアル釣堀です。

麻布のまさに都会の隠れオアシスな屋外釣り堀 - 衆楽園

地下鉄広尾駅、麻布十番駅の間あたりに位置し、徒歩15分ほどの釣り堀。六本木ヒルズがすぐという場所とは思えない細道の住宅街の奥深くにあり、初めてではまず発見できない本当に「隠れた」立地なのでグーグルマップを活用して辿り着きましょう。

周辺は東京のど真ん中とは思えないほどに高い建物がなく、閑静な住宅街という環境なで、まさに東京の隠れオアシス的な釣り堀です。

この釣り堀で釣れる魚種はヘラブナで、赤フナの得点あり。水深は1.4～1.6メートルほど。ここはローカルも熱くなるなかなかの難易度な釣り堀。通って攻略するもよし。周囲の名人にレクチャーを受けるもよし。都心の釣り堀としては珍しく、外観の通り(？)ワンカップやビール、インスタント麵の販売があります。

釣りの勝負目的ではなく、「釣り竿片手に池で一杯やる」そんな楽しみ方も大いにありなオアシス釣り堀。スノコが敷いてある「ザ・日本の釣り堀」の風情で、誰しもが幼少期に行った釣り堀を思い出させるノスタルジックな作りです。

本郷のレトロな喫茶店にある屋外釣り堀 - 金魚坂

地下鉄本郷三丁目駅から徒歩3分ほどの釣り堀。店舗としては喫茶店を併設した金魚屋さんです。こちらの釣り堀も都心とは思えない昔懐かしい空気感。それもそのはず、こちらは創業350年の歴史ある金魚問屋。

現在も金魚をはじめ様々な魚を取り扱っています。隣接する喫茶店はなんと鯉の水槽だった場所を改装して作ったのだそう。

この釣り堀で釣れる魚種はずばり金魚。水深は……、目視で判断できる浅さです。金魚掬いに近い環境の釣り堀ですが、本気釣り師や都心のツリボリストなら金魚だって熱くなれるはずです。もちろんライト層の初心者や女性には、本気釣り堀よりも入りやすい施設ではないでしょうか。

結果、誰でも楽しめる釣り堀といっていい場所。金魚坂の魅力は釣り堀だけにとどまりません、老舗の金魚屋というレアさと併設したカフェ、というより「喫茶」と呼びたい喫茶店込みで楽しみたいスポット。レトロ好きな方にはたまらない釣り堀です。

いらっしゃませ。金魚、錦鯉の卸問屋の金魚坂は都会の隠れ家として、金魚販売の他に釣堀、喫茶店、レストランの商いにも力をいれております。ご利用をお待ち申し上げております。

赤坂で本格ルアーフィッシングも楽しめる屋外釣り堀 - 弁慶フィッシングクラブ

地下鉄赤坂見附駅から徒歩5分ほどの釣り堀。外濠の通称“弁慶濠”で釣りが楽しめるスポットで、丘釣りは前面禁止。ボートを借りての釣りか、浮き桟橋からの釣りになります。都心とは思えない緑に囲まれたポンドでは、本格的なルアーフィッシングが楽しめます。

橋脚や桟橋、ウィードエリアから立ち木にいたるまで、バス釣りの代表的なポイントが揃っているので、一日中釣りをしても満足できます。またボートには乗らず、浮き桟橋でエサ釣りを楽しむこともできるので、気軽に釣りを楽しみたい方でも大丈夫。

この釣り堀で釣れる魚種はとにかく豊富。ブラックバスや雷魚、コイやフナのほか、ヘラブナやモツゴ、各種トラウトまでとバラエティに富んでいます。もちろん大物も潜んでいます。水深は深くて1.5メートルほどで、エサ釣りポイントでは1メートルほどと初心者でも釣りがしやすい環境です。

ルアーアングラーにとっては通常2時間以上移動しなくては立てないルアーフィッシングエリアが都心に再現されたようなオアシス。釣りの未経験者やライト層にとっても、緑豊かな弁慶濠は浮き桟橋にいるだけでリフレッシュできる都会の癒しスポットです。ボートに乗って楽しむだけでもＯＫ。

孤独のグルメも楽しめる杉並の屋外釣り堀 - 武蔵野園

井の頭線西永福駅から徒歩15分ほど、JR高円寺駅からはバスで15分ほどの釣り堀。検索すると、釣り堀なのに食べログがヒットします。こちらの釣り堀は食堂が美味しいと知られていて、あの「孤独のグルメ」にも登場したほど。

ドラマ中、主人公の井ノ頭五郎は焼きうどんと親子丼に、おしるこを食べています。孤独のグルメの聖地巡礼として、食べる目的で訪れるのもおすすめです。

この釣り堀で釣れるメインの魚種はコイとヘラブナのほか雑魚も。5つの池から構成されていて水深は深めでまちまち。コイは比較的やる気のある魚が多く初心者でも楽しめます。一方ヘラブナに的を絞るなら腰を据えて勝負する必要が。言うなれば初心者から本格釣り師まで楽しめる釣り堀です。

武蔵野園はレトロというよりは懐かしい風情で、食堂テラスでアルコールを楽しむことも可能。息抜きにはもちろん、趣向を変えたデートにもぴったりなスポットです。

つり堀 武蔵野園 (西永福/定食・食堂)の店舗情報は食べログでチェック！口コミや評価、写真など、ユーザーによるリアルな情報が満載です！地図や料理メニューなどの詳細情報も充実。

市ヶ谷の中央線から見えるあの屋外釣り堀 - 市ヶ谷フィッシュセンター

JR市ヶ谷駅前、中央線から見えるあの釣り堀。創業50年以上の観賞魚センターが運営する東京を代表する釣り堀です。屋外の池は5つに分かれていて、初心者からベテランまで楽しめます。さらに金魚が持ち帰れるミニフィッシングもあり、「ちょっと寄りたい」とか「釣りが初めて」という方でも大丈夫。

都内の釣り堀としては最大級の面積で開放的な水辺なので「とにかくぼーっと憩いたい」という方にもおすすめです。

この釣り堀で釣れるメインの魚種はコイで、50センチ以上の大物も。水深は1.5～1.8メートルほど。訪れる人が多いだけに魚はなかなかにスレていてタフ。とはいえ、攻略するに値する釣り堀なので、初心者からここへ通いつめてアーバンツリボリストを目指すというのもあり。

逆に釣果を気にせず水辺で癒されるのもあり。学生も社会人も引退された方も、初心者もエキスパートもローカルもビジターも、様々な人が訪れるさながら人生の交差点のような懐の深いスポット。一度でもこの釣り堀に訪れれば「前に来たのはいつだっけ？」と、中央線から見る度にノスタルジーにも浸れます。

JR市ヶ谷駅ホームから見えるつりぼりで、迫力の手応えに日頃のストレスも忘れてしまいます。女性やお子様でも楽しめるミニ・フィッシング（金魚や小さな鯉）もご用意。お気軽なレジャーとして、お子様と一緒にご家族でもどうぞ

週末に行きたい東京近郊の釣り堀

渓流釣りが楽しめて釣った魚も食べられる屋外釣り堀（都内）- 峰谷川渓流釣場

車で奥多摩湖の信号の峰谷川に沿って右折した後、5分の釣り堀。手軽に渓流釣りを楽しめて、さらに釣りたての魚をその場で食べることができます。魚種は定番のニジマスの他、イワナとヤマメも狙えます。初心者やカップルが渓流釣りを体験する入門釣り場として最適の釣り堀です。

東京の西の端、大自然の中で楽しむ渓流釣り。

高尾山の自然を満喫できる屋外釣り堀（都内）- 浅川国際鱒釣場

JR高尾駅から京王バス（小仏行き）で「日影」下車。徒歩１分の釣り堀。高尾山の麓にある自然が豊かな釣り場。池状の釣り堀で、ルアー・フライのほか、エサ釣りも楽しめます。バーベキュー施設もあり、釣ったマスをその場で食べることができるスポットでアルコールもあり。

都心の釣り堀とは違いアウトドアムード満点。高尾山観光とミックスさせることも可能な釣り堀なので、週末ツリボリストにおすすめです。

この釣り堀で釣れるメインの魚種はニジマス、イワナ、ヤマメのほかブルックトラウトも。サイズは小さめが多く、ルアーはクランクとマイクロスプーン中心のゲーム。状況やルアーにより釣果報告はさまざま、池の面積のわりに地形が変化に富んでいて攻略のしがいもありそう。

いざとなったらエサ釣りが可能なので、初心者や女性でも安心して楽しめる釣り堀です。都心からほど近く、週末のライトアウトドア体験にいかがでしょう。

海で釣れる三浦のブリやタイが狙える海上釣り堀 - みうら海王

京急三崎口駅または、三浦海岸駅よりバスで「三崎港」下車、漁港の釣り堀。受付は三浦市民ホール1階。海上に作られたイカダの上で釣るというダイナミックな釣り堀。道具は用意してくれるので手ぶらで現地へ行くだけでＯＫ。予約制なので事前に要連絡です。

関東エリアではなかなか体験できない海上釣り堀。約半日に釣り時間も決まっているため、週末ドライブの午前のアクティビティーとしてもおすすめです。

この釣り堀で釣れるメインの魚種はマダイにブリ、ヒラメにカンパチ、ハタにクエ、イシダイ、ヒラマサ……と、とにかく魚種が豊富な上に高級魚が狙えるスポット。ウキ釣りがメインで反応も解りやすく魚影も濃いため、むしろ釣り初心者にこそおすすめな釣り堀。もちろん本格釣り師がマイタックルで腕試しをするのにも楽しいスポット。

釣り場のイカダは広く安定しているので初心者や女性でも安心、釣りが初めての方やカップルにぴったりなフィールドです。三崎漁港にはマグロをはじめ海の幸の名店が多数あるので、週末のグルメドライブコースとしていかがでしょう。

伊勢海老が釣れる？湘南の屋内釣り堀 - 湘南釣堀

JR倉見駅から徒歩5分の釣り堀。観賞魚の卸問屋が運営する室内の釣り堀で、とにかくバラエティに富んだ釣りが楽しめるスポット。時期によってはなんと伊勢海老やオマールエビ釣りまで。釣り自体はシンプルなウキ釣りなので釣りの経験値に関係なく遊べます。

なかなかお目にかかれない魚種に挑戦できるレアな釣り堀体験ができます。

この釣り堀では海水魚と淡水魚に池が分けられていて、どちらも魚種豊富。海水魚ではマダイにイシダイ、イサキにカワハギ、メジナ、ハゼ、アジ、シマアジにメバルにカサゴ、ベラetc。淡水魚ではコイにヒゴイ、ヘラブナにアオウオ、ソウギョにニゴイ、ライギョからチョウザメまで。

さらにザリガニ釣りやヤドカリ釣りも楽しめて、初心者が長居しても飽きないスポット。週末の湘南ドライブコースに伊勢海老釣りを入れてみてはいかがでしょう。

攻略するなら必須・東京釣り堀道を歩むならマイ装備を

釣り堀は釣りを手軽に体験する場だったり都会のオアシスだったりと、さまざまに楽しめる場。釣りの面では本番前の練習という印象ですが、そこをメインフィールドとして捉える“ツリボリスト”たちも存在します。遠出する必要がある釣りに行く時間はないが本気で釣りをしたい、そんな人たち。

また攻略をして楽しむべき奥深い釣り堀も多数あります。本気で釣り堀に挑むのならば、貸竿の仕掛けは当然変えなくてはいけません。できればマイ竿も持ち込みたいところ。釣り堀マイ装備の中で、ここは変えておきたいというアイテムをご紹介。日常で楽しめる東京釣り堀攻略の世界を存分にお楽しみください。

板オモリ

「板オモリだけ」でも持っていると大きく釣果に差が出ます。できれば0.25mm以下を常に持参しましょう。

道糸

釣り堀の貸竿の道糸はヨレていて状態が悪いものが多いです。ここは釣果に大きく影響する部分。マイ道糸で仕掛けを作っておくだけで差が出ます。ヨレれて丸まっている道糸は論外、ラインが痛んでいたらすぐに交換しましょう。

ハリス・針

道糸同様、貸竿の仕掛けは状態が悪い場合がほとんど。ハリスもピンとはったダメージのないものを用意しておきます。ハリスの太さ、針の大きさは釣り堀の魚のサイズを基準に選びます。

棒ウキ

貸し竿に使われているウキはさまざまですが、たいてい鈍いものがほとんど。感度の悪い棒ウキが一般的で、中には玉ウキがついている釣り堀も。ヘラ釣り用の棒ウキに交換することで感度が確実にアップします。貸し竿のウキの質が悪ければ悪いほど差がでます。

タナとりボール

針に着けて釣り堀の水深を測るのに使います。フィールドは状況が多様ですが、水底上から釣り始めると戦略を立てやすいです。

モバイル竿

相当ひどい貸竿だったり、シビアな釣りをしない限り竿はそれほど重要ではありません。ですが貸竿にマイ仕掛けを付け替える手間をはぶき、さらにやる気を盛り上げてくれるという点でモバイル竿もプラスです。長さは8、9尺あたりが万能ですが釣り堀によっては長さ制限があるので要注意。

GORE-TEX　レインウェア

フィールドは室内に限りません。少々の雨では勝負しつづけたいというモチベーションにまで達したら、パッカブルなハイスペックレインウェアは必需品です。レインウェアはアウターと違い携帯性に優れています。ビジネスバッグに潜ませておくことだって充分可能。

釣りには限らずよりハイスペックな折り畳み傘としても機能を発揮してくれるので、おすすめの携帯アイテムです。

東京の釣り堀に寄っていきませんか？

釣り堀には人それぞれの楽しみ方があります。ノスタルジックな気分にひたる人、本気で魚と勝負をする人、喧噪から逃れた水辺でアウトドア気分を味わう人etc。会社や学校帰り、デートのついでに、いつもと違うアクティビティとして釣り堀に寄ってみてはいかがでしょう。

釣り堀にはカフェとも公園とも違う、他のスポットとは違うまったくホスピタリティが。まさに都会の隠れオアシスです。