九州を走る最上級のクルーズトレイン「ななつ星in 九州」とは?

これから流行するであろうクルーズトレイン。クルーズトレインの先駆けとなったのが、JR九州の「ななつ星in九州」です。「ななつ星in九州」はどのような列車なのでしょうか。どうすれば乗れるのでしょうか。この記事では「ななつ星in九州」対する素朴な疑問に丁寧に答えていきたいと思います。

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そもそも「ななつ星in九州」とは?

出典:ja.wikipedia.org

「ななつ星in九州」はJR九州が手がけた日本初のクルーズトレインです。運行開始は2013年10月24日。それ以降、多くの乗客を乗せて九州を走り回っています。「ななつ星in九州」は豪華な内装もさることながら、自然、食、歴史を楽しむツアーに組み込まれる形で運行されているのが特徴です。そのため、従来のように乗車券を購入すれば乗車できる列車とは異なります。

また「大人の列車」というコンセプトに基づいて中学生以下の乗車を認めていないことも特徴。ゆったりと落ち着いた雰囲気で「ななつ星in九州」の旅を満喫することができます。

1.「ななつ星in九州」はどこを走るの?

出典:ja.wikipedia.org

それでは「ななつ星in九州」を具体的に見ていくことにしましょう。「ななつ星in九州」は列車名に書かれている通り、九州中を走ります。コースは3泊4日コースと1泊2日コースがあります。先に3泊4日コースを見ていきましょう。

初日は博多駅から温泉で有名な由布院駅へ。初日は湯布院でゆっくり過ごし、2日目は一路南へ鹿児島県の隼人駅へ向かいます。3日目は隼人駅からスタート、熊本県の水俣駅で一日が終了です。最終日はそのまま博多駅へと戻ります。1泊2日コースも3泊4日コースと同様に博多駅を出発。こちらは佐世保方面へ向かい、長崎で折り返す形となります。終着駅は博多駅です。

なお、コースは今後、変更される可能性があります。事前に公式ホームページでチェックしておきましょう。

2. 「ななつ星in九州」の車内はどんな感じ?

出典:ja.wikipedia.org

「ななつ星in九州」は7両編成で構成されています。その中で、寝泊りするゲストルームはわずか14室しかありません。14室中、12室が「スイート」です。「スイート」は1車両につき3室のみ。ゆとりのある室内に広々したベッドに重厚なソファ。もちろん、室内にはトイレやシャワーも完備していて、とても車内にいるとは思えない贅沢なひと時が過ごせます。「スイート」のさらに上をいく部屋が「DXスイート」です。こちらは家具が全て和のテイストに統一されています。また、最後尾の部屋からは迫力満点の眺望が楽しめ、感動のひと言です。

ゲストルーム以外の車両では昼は休憩所、夜は高級バーに変身するラウンジカー「ブルームーン」と豪華な食事が楽しめるダイニングカー「木星」が連結されています。全ての車両が一流のデザイナーによって設計されているため、リラックスして九州の鉄道旅行が楽しめますよ。

3. 様々な楽しみができるのが「ななつ星in九州」のウリ

出典:ja.wikipedia.org

「ななつ星in九州」では、ひたすら乗るだけでなく、現地での観光も楽しめるように設計されています。例えば、大分県の由布院駅では数時間、列車が止まり、4つのコース(ゆふいん散策プラン、列車滞在プラン(車内でティータイム)、フリープラン、タクシープラン)を選択することができます。このような、観光が楽しめる箇所を何箇所も設置しているため、旅にメリハリがあるのがポイント。また、ツアーへの強制参加ではなく、選択式であることも嬉しいですね。その時のシチュエーションに合わせて最適なプランを選んでください。

4. 気になる「ななつ星in九州」の乗り方

出典:ja.wikipedia.org

JRの「みどりの窓口」に行っても、「ななつ星in九州」のチケットを購入することはできません。旅行商品での販売となりますので、問い合わせはクルーズトレインツアーデスクまでお願いします。現在は旅行説明会は行っておらず、DVDまたはホームページに載せてある動画で対応しています。「ななつ星in九州」のチケットを購入する前に、一度ホームページでチェックしておきましょう。

なお、料金は3泊4日のコースで60万円以上(2名1室利用)、1泊2日のコースで30万円以上(2名1室利用)はします。まさしく、金額からも「ななつ星in九州」の魅力が分かるのではないでしょうか。

あこがれの列車だからこそ、計画は緻密にそしてお早めに

いかがでしたか。「ななつ星in九州」はラグジュアリーな列車であるため、何度も乗車できる列車ではありません。そのため、計画は緻密に。しかし、大変人気がある車両のため、予約が埋まるのも事実。チケットの購入は早めにしましょう。

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神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。

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