意外と知られていない 大都市モスクワの基本情報をお届け

今回はロシアの首都、モスクワの基本場をお伝えします。モスクワは世界を代表する大都市ですが、あまり知られていないのも事実。この記事では、モスクワの基本情報と観光情報をわかりやすく解説します。

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モスクワの概要

出典:ja.wikipedia.org

モスクワは言わずと知れたロシア連邦の首都です。ソビエト連邦時代は、東側陣営の中心地でもありました。人口は1200万人を超える世界を代表するメガロポリスでもあります。かつては、モノトーンな大都市でしたが、今ではファッショナブルな若者が行き交う色鮮やかな大都市へと変貌しています。

その一方で、ロシアの豊かな歴史や文化を伝える観光スポットも少なくありません。空港からのアクセス鉄道や新しい地下鉄線の開業など、インフラ整備も進むモスクワ。ぜひ、モスクワでロシアの「良さ」を感じてみませんか。

モスクワへの道のり

出典:ja.wikipedia.org

最も簡単な方法は成田空港からモスクワ行きのアエロフロート・ロシア航空に乗ることです。所要時間は約10時間。デイリー運航なので、日取りを心配する必要もありません。また、日本航空も成田空港からモスクワに乗り入れています。ただし、アエロフロート・ロシア航空と日本航空では着陸する空港が異なります。アエロフロート・ロシア航空はシェレメチェボ空港、日本航空はドモジェドヴォを利用します。

なお、地方空港からですと、韓国の仁川空港経由でモスクワへアクセスすることもできます。そのほかにも、中東経由など様々なコースがあるので、スケジュールにマッチした行き方を考えてみましょう。

さて、空港から市内へは空港鉄道「アエロエクスプレス」が便利。シェレメチェボ空港からベラルーシ駅までは約35分、ドモジェドヴォ空港からパブェレツスキー駅へは約50分でアクセスできます。なお「アエロエクスプレス」の切符は駅備え付けの自動券売機で購入できます。

トランジットでのモスクワ観光は不可

出典:ja.wikipedia.org

トランジットでモスクワ市内の空港を利用することもあるでしょう。残念ながら2016年10月現在、空港から屋外に出る際はビザが必要となります。つまり、トランジットの合間にモスクワ市内を観光することはできません。なお、ビザの取得には準備と時間がかかりますので、スケジュールに余裕を持つようにしましょう。

意外と高いモスクワの物価

出典:www.hotel-r.net

あまり知られていませんが、モスクワは物価が高いことで有名です。食費はちょっとした食堂で300ルーブル(約500円)、標準的なレストランで600ルーブル(約1000円)はします。モスクワにある標準的なホテルで1人あたり15000円くらいです。北欧ほど高くありませんが安くもありません。交通運賃以外は東京と同程度に考えればいいでしょう。

「ロシア」を感じさせる観光スポットがたくさん

出典:ja.wikipedia.org

モスクワには「ロシア」を感じさせる観光スポットがたくさんあります。まずはテレビでお馴染みの「赤の広場」に行ってみましょう。「赤」とついていますが、決して広場が赤色に染められているわけではありません。ロシア語で「赤」は「美しい」という意味も含まれています。「赤の広場」には独特の華やかな装飾で有名な「聖和シリー寺院」があります。そして「赤の広場」に面して立っているのが百貨店「グム」。「グム」を歩くと、現在のロシアの状況がよく分かりますよ。
 
モスクワでもうひとつ忘れてはならないのが「クレムリン」。「クレムリン」にはロシアの歴史・文化が学べる博物館や文化財があります。また、今でも「クレムリン」には大統領官邸があり、ロシアの中枢としての機能も果たしています。見学には膨大な時間がかかりますので、1日がかりでじっくりと楽しむといいでしょう。
 
意外な観光スポットといえば「地下鉄」。モスクワの「地下鉄」はとても深くて、駅がゴージャス。日本の地下鉄とは全く異なりますので、お楽しみに。

郊外にもオススメスポットが満載

いかがでしたか。モスクワは大都市ということもあり、博物館や美術館を中心に観光スポットが満載です。実はモスクワの郊外にもオススメスポットがたくさんあるのです。例えば、ロシアの古都群「黄金の輪」はその代表と言えるでしょう。また、ロシア人と友達になったら、ぜひ別荘「ダーチャ」に行ってみましょう。ロシア人本来の素朴で自然好きな国民性が感じられると思います。

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神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。

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