重厚な建築物とヨーロッパの雰囲気が混じり合うサンクトペテルブルクの魅力

今回はロシアの第二の都市、サンクトペテルブルクの基本情報をお伝えします。サンクトペテルブルクは「ロシアらしさ」に加えヨーロッパの要素も加わる魅力的な大都市です。それでは、早速見ていきましょう。

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サンクトペテルブルクの概要

出典:en.wikipedia.org

サンクトペテルブルクはロシア第二の都市で、人口は約500万人です。ヨーロッパに開かれた都市として、首都のモスクワと比較すると開放的な雰囲気が漂います。

サンクトペテルブルクが創建されたのは1703年のこと。時の皇帝、ピョートル大帝がバルト海に向けた要塞を造ったことから始まりました。サンクトペテルブルクがあった場所はもともと沼地でした。そのため、建設には多くの犠牲者が出たのです。

その後、ロシア皇帝の崩壊まで首都であり続けました。ソ連時代は「レニングラード」と名乗っていましたが、ソ連崩壊後、再び「サンクトペテルブルク」に戻されました。現在、サンクトペテルブルクはロシアを代表する観光地として、多くの観光客で賑わっています。

サンクトペテルブルクへの道のり

出典:ja.wikipedia.org

2016年現在、サンクトペテルブルクへは日本からの直行便はありません。そのため、乗り換えが必要となります。最もシンプルな方法はモスクワで乗り換えることです。成田空港からモスクワまではアエロフロート・ロシア航空の直行便が就航。東京からモスクワまでの所要時間は約10時間です。モスクワからサンクトペテルブルクは約1時間かかりますので、日本からサンクトペテルブルクへは12時間ほど見ておけばいいでしょう。一方、フィンランドのヘルシンキ経由でアクセスすることもできます。所要時間はモスクワ経由とさほど変わりません。ヘルシンキに乗り入れるフィンランド航空は中部空港、関西空港、福岡空港からの便もありますので、地方からサンクトペテルブルクにアクセスする際はフィンランド航空の利用も検討してみましょう。

サンクトペテルブルクの空港(プルコヴォ空港)から市内へのアクセスは少々、複雑です。まずは、空港から「エクスプレスバス」に乗りましょう。終点の「マスコーフスカヤ」で地下鉄2号線と接続します。地下鉄2号線に乗ると、中心地「ネフスキープラスペクト」に出られます。

サンクトペテルブルクの見所

出典:ja.wikipedia.org

サンクトペテルブルクには数多くの見所があります。まずは目抜き通りの「ネフスキー大通り」を歩きましょう。広い道路に重厚な建物が立ち並ぶ、その姿は壮観です。一つ一つの建物にはそれぞれ特徴がありますので、なかなかおもしろいです。

サンクトペテルブルクを代表する観光スポットといえば「エルミタージュ美術館」でしょう。収蔵する美術品は約300万点、展示室を全て歩くと約20キロにもなります。当然、多くの観光客で賑わいますので、朝早い時間に訪れることをオススメします。あらかじめ日本語で書かれた「エルミタージュ美術館」に関するガイドブックを持って行くとより楽しめます。
 
ロシア独特の豪華な宮殿を見たければ「エカテリーナ宮殿」がオススメ。「エカテリーナ宮殿」が建てられたのは1724年のこと。それ以降、増改築が繰り返されてきました。「エカテリーナ宮殿」で見逃せない部屋といえば「大広間」と「琥珀の間」でしょう。想像を絶する煌びやかな部屋は息を呑むこと間違いありません。
 
ロシア正教に興味がある方は「血の上の救世主教会」に行きましょう。玉ねぎ型の独特のフォルムと色彩はネフスキー通りからも目立つ存在です。教会の中は外見と打って変わって荘厳な雰囲気に包まれます。
このように、サンクトペテルブルクには多くの見所が存在します。ガイドブックを熟読し、あらかじめ計画を立てるといいでしょう。

周辺諸国からのアクセスも良好

出典:en.wikipedia.org

このようにサンクトペテルブルクでも十分ですが、それだけではもったいない。隣国のフィンランドやエストニアへも簡単にアクセスできます。もちろん、首都モスクワとセットにして訪れるのもいいでしょう。様々な組み合わせを考えるのも、サンクトペテルブルクを楽しむコツと言えましょう。

様々な楽しみ方があるサンクトペテルブルク 

今回はサンクトペテルブルクのほんの一面を紹介しました。他にも様々な楽しみがサンクトペテルブルクにはあります。ぜひ、お見逃しのないように。

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神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。

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