異国情緒とリラクシング

今シーズン、様々な国の文化をアルマーニのフィルターを通し、リラックスしたコレクションにまとめあげたというイメージでしょうか。大人の男の上質なスタイルを爽やかに力強く魅せてくれていますね。

粋にクールに

どこか民族的な柄のジャケット、ジャストなサイズ感と端正な仕立てでキュッと印象を引き締めた感じです。そしてコレクション全体にも言えますが、ボトムは太めでゆったりさせることで、絶妙なバランスでトップスの与えた緊張感を緩和させています。

大陸の風を

赤と青の華やかなカラーリング、一見派手な印象を受けますが、どちらも色味を落ち着かせていることでシックな雰囲気もあります。そしてどこか力強い大陸的なフォークロアも感じられるような気がします。色彩は２色だけですが深みを感じさせるスタイルですね。

少年で大人

どこか少年のような雰囲気も感じさせるコーディネイト、単色ですが若干のトーンの変化でスタイリッシュな印象を与え、ここもトップスとボトムのシルエットの緩急で絶妙にバランスを取っています。ハットでリゾートな開放感を作り、シューズの色彩でキュッと締めていますね。

トーンバランスの妙

なめらかな風合いのボトムと織り柄にアクセントのあるシャツ、ザックリして生地感のジャッケット、素材感の違うアイテムを色彩とトーンを巧妙に配置し、味わいのある高度なスタイリングになっています。どこかノスタルジックなイメージもあり、「洗練された野暮ったさ」といったような雰囲気もありますね。

男の色香・・・

シックなグレイッシュでまとめあげたスタイリング。インナーの胸元やジャケットの袖口に民族的な柄をさりげなく配し、さりげないアクセントに。ボトムの絶妙な緩さと、ジャケットの柔らかなドレープが男の色気を嫌味なく演出しているようです。

帝王健在！

ジョルジオ・アルマーニは1934年生まれ、もう82歳と高齢ですが、1975年にジョルジオ・アルマーニ社を設立して以来、いまだ精力的にクリエイションを続けています。レディースコレクションにおいても、華やかで活動的な大人の女性を演出しています。大人の男にとってアルマーニを身に纏うということは、憧れであり、大きなステータスでもあるでしょう。これからも魅力的なコレクションを見せてほしいですし、彼の提案するような、伊達でシックで色気のある大人になりたいもんですね。